【多動力】人生に唯一影響を与えた自己啓発本をもう一度読んでみる

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一時期自己啓発本にハマりましたが、面白いくらいに何が書いてあったかを思い出せません。

その中でも唯一影響を受けたのが、ホリエモンこと堀江貴文さんの執筆した「多動力」でした。

「猿のようにハマり、鳩のように飽きろ」というタイトルが印象的だった著書を読み返してみます。

多動力 はじめに

彼は飽きっぽい人の例にイーロン・マスク氏を上げていますが、まさに彼は多才な人の代表格です。

テスラ、スペースX以外にもニューロリンクや を手掛けていることはあまり知られていません。

最近ではTwitterを買収したことでも話題になり、この本が昔に書かれたものであることを忘れそう。

堀江氏の著書は同じような内容を焼き増ししている中で、この本は彼が全力で執筆しているのが特徴。

それだけに刺さるものがあったのではないかと読み返しながら思いました。

多動力 第一章

表題は「一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった」。

寿司屋の修行に関するツイートで彼が炎上したのもだいぶ昔の話。言いたいことは理解できます。

彼の好きになれないところは、他人の感情を逆なでするような発言で炎上商法を狙うところです。

確かに「伝統」という砦で守られてきた事も、遅かれ早かれノウハウ化されていくでしょう。

今後はノウハウ化の技術、他人にわかりやすく伝える技術、応用する技術などが求められていきます。

100人に1人の肩書を3つ持てば百万分の1の人材になれるというのは印象的なので覚えていました。

多動力 第二章

表題は「バカ真面目の洗脳を解け」。

自分が全てを完璧に行わなければならないという思い込みは、まじめな人ほど強い気がします。

ただ実際はその人がいなくても回ることが多く、堀江氏はそのような作業は行うべきではないと言います。

見切り発車で始めるという考えは覚えていませんでしたが、知らず知らずのうちに習慣になっていました。

多動力 第三章

表題は「サルのようにハマり、鳩のように飽きよ」。

この本を初めて読んだときは自分が飽きっぽいことに悩んでいて、この言葉に強い衝撃を受けました。

飽きっぽいことは悪いことではなく、物事にある程度慣れてきたことを意味すると堀江氏は述べます。

そのためには徹底的にハマるることが必要で、自分にはその能力をもっと伸ばすべきだと思いました。

多動力 第四章

表題は「自分の時間を取り戻そう」。

この章に関しては賛否が分かれる内容がありそうだと思います(炎上するのも多分このあたり)

電話には出ない、会議中もスマホを手放さないなど、自分の時間を守るための手法が紹介されます。

ただこれは自分の芯がしっかりしており、取捨選択ができる人でないと逆効果になりそうです。

何も知らない若者が安易に真似すると、大切なことを取りこぼしたり余計な反感を買いそう。

自分の嫌な作業を外注する、時間を奪う人間とは距離を置くという考えは非常に納得できました。

多動力 第五章

表題は「自分の分身に働かせる方法」。

今回この本を読んでもっとも響いたのはこの項目でした、やはり本は読むたびに印象が変わります。

広く浅い知識もいいですが、やはり興味を持ったことはそれなりに深掘りしないとただの知識どまり。

教養を身につけたうえでわからないことは専門家にどんどん聞きますが、質問力が非常に重要です。

ダメな質問:①FAQレベル、②論点ごちゃまぜ、③前提あやふや、④不要な情報、⑤特定の答えを期待

良い会議:①問題を明確に簡潔に、②必要な情報を集める、③感情論を排除しロジカルに

多動力 第六章

表題は「世界最速仕事術」。

前章でロジカルにと言ったあとに「世界最速」と書かれると脱力しますが、これが自己啓発本です。

作業は忙しくてもリズムを崩されなければ進む、ただ個人的にはSNSへの返信もリズムが崩れるな…

仕事に優先順位をつけるというのも、直接覚えていなかったけれど気づかずに意識して行っていました。

しっかり寝るがあるのが少し意外でした。現代においては絶対に眠る方が良いという潮流ですね。

多動力 第七章

表題は「最強メンタルの育て方」。

この章に割かれているのはほんの数ページ。無駄に内容を増やそうとしていないところに好感が持てました。

誰も他人を気にしていないので周りの目を気にしないこと、真っ先に手を上げられるバカでいることの二つ。

堀江氏はどうせ自分が刑務所に入ったことも誰も覚えていないと書きますが、有名人は意外に忘れられない…

多動力 第八章

表題は「人生に目的なんていらない」

資産を持つことでそれに縛られた考え方や行動しかできなくなるとは、あまり考えたことがありませんでした。

一方で100人に1人の特技×3つという話と少し矛盾するような気も(必要だと思ったら取得しろってことか?)

年を取ると多動力が衰えてくるため常に動き続けること、そこに何かを学べるかもなど変な目的を持たないこと。

常に何かを学ぼうと考えている自分にはこの考えが良くないのかもしれません。

すべてをただ楽しいから、面白いからという理由だけで没頭できるようになることが必要なのかもしれません。

多動力を読み返した感想

予想通り覚えている内容は半分もなく、自己啓発本がいかに読んでやった気になるのかを思い知らされました。

一方で内容を覚えていなくても意識して実践していることもあり、人生に影響を与えただけの本だと思いました。

1つの物事にハマりきるためには何か意味を見出さず、純粋な楽しみとして取り組むことが必要だと感じました。

色々書いていますがまた頭から抜け落ちると思うので、定期的にこの記事は読み返していきたいです!

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