論文を書いていて思ったこと
教授のタイプを見極める
テーマを与えて管理するタイプorテーマを決めさせて自由にさせるタイプなのかを見極めておくべし。
厄介なのは「自由にやらせると言いながらいざやろうとすると文句をつけてくるタイプ」です、注意。
研究室にはこまめに行く
教授や先輩だけでなく同期とのコミュニケーションは大切、実験手法以外にも研究室のルールなど。
就職活動に関する情報や、卒業に関する授業や書類についても取りこぼすことがなくなります。
こまめに相談する
報連相は大切、もし自分が間違った方向に進んでいるときに早く気づけるので無駄も減ります。
大切なのはわからないことをわからないと言うこと、わかったつもりでいると考察を書くときに苦しみます。
先輩からデータを受け取る
先輩が卒業するときはデータを全て受取って、それぞれのデータが何を意味するかを全て聞いておく。
もらったデータは研究室のパソコン、自分のパソコン、外付けUSBなど、バックアップを多めに取りましょう。
読んだ論文は整理しておく
英語論文や勉強のために読んだ本は、すべてリストアップしておくと論文の参考文献を書くときに楽です。
Mendeleyに登録しておけば提出論文の定差によりますが、一気に参考文献リストを作れる可能性もあります。
バックアップは三重に取る
卒業が近づくと不思議なことにデータが飛んだり、パソコンが壊れたりする現象が多く報告されるらしい…。
研究室のパソコン、自分のパソコン、外付けUSB、オンラインストレージなど、時期ごとにも保存しましょう。
就職活動と両立する
研究期間と就職活動期間がかぶりますが、「就職後の方が大切」と就活のために研究を投げるのは良くないです。
結果としてうまく両立できなかったとしても、両立しようという努力をしている人間の方が成功しているイメージ。
書ける場所はこまめに書く
論文の背景なら卒業年にならなくても書けるので、暇な時間にちょこちょこ書くことを強くおすすめします。
論文添削で注意されたこと
ブログを書いているので文章力はあると思ってましたが、修論指導では予想以上にボロボロです。
やはりきちんと学ばない状態ではブログで文章力が付くというのは嘘、ちゃんと勉強しましょう。
文章の書き方ブログだけでなく今後の仕事でも使うため、指導の際に注意されたことをまとめます。
並列の記述
並列で物事を記述する際に、「や」で繋ぐとそれ以外にも対象があると想像させます。
同じ理由で「など」の使い方にも注意が必要です。
目的語の結び方
「AやBに関するCとDを観察した」という文章を例に挙げます。
主語と述語が離れすぎると、余計な部分にも意味が被ることがあります。
「AのCとBのDを観察した」の場合が良いこともあります。
目的を明確に
何のために文章を書いているかをしっかり決めてから、何が必要か考えます。
重複を減らす
主語が共通の場合、一文にまとめられないかを検討しましょう。
数日後に読み直す
その場では上手くかけたと思っても、数日後に見直すと違って見えます。
一度書き終わったら1日置いてからリセットされた気持ちで読み直し。
頭から書く
文章をまとめて書くのが大変なので、短文を後からまとめるのは△。
無理に繋ごうとするため、文章が破綻しがちです。
要素を書き出したら、改めて頭から文章を書くことをお勧めします。
論文執筆に使ったツール
現在修士論文を執筆中ですが、今後同じような状況になる方たちのために情報を整理しておきます。
研究室によってスタイルが違うので、論文を書き始める前に先輩の論文に目を通しておくと良いです。
それと終盤に論文を追い込むのは大変なので、毎日コツコツ進めていくことをおすすめします!
Mendeley Reference Manager
論文の出版社として有名なElsevier社が無料で提供する、論文の情報を整理できるDL用ソフトです。
今までに読んだ論文を拡張機能を利用して登録しておくことで、過去に読んだ論文を探すことが可能。
また後述するWordのプラグインを利用することで、論文執筆時に参考文献の入力が楽になります。
https://www.mendeley.com/reference-management/reference-manager/
目次
Wordで見出しにしたい段落を選択して「参考資料」から「見出しの追加」を選択してレベルを決定。
目次を入力したい場所で同じく「参考資料」から「目次」を選択すると形式を選んで表示できます。
途中の段落に見出しを追加しても、「参考資料」から「目次の更新」を選択することで自動で修正。
画像挿入
挿入した画像を選択して「参考資料」から「図表番号の挿入」を選択して形式や位置を決定します。
文中に図表番号を挿入したいときは「参考資料」から「相互参照」で挿入する図表番号を選択します。
文中に図表のタイトルを入れるかどうかは「参考資料」から「相互参照の文字列」で選択できます。
Mendeley Cite
Wordの拡張機能で、Mendeley Reference Managerに登録した文献を引用して文中に入力できます。
参考文献の表示の仕方は、各国の有名な論文誌の方法に従って変更することが可能となっています。
参考文献を入力したい段落で右上の「…」から「Insert bibliography」を選択することで一覧を表示。
https://www.mendeley.com/reference-management/mendeley-cite
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