高校英語から逃れられホッとしている大学生の皆さん、英語から逃れることは一生できません。
理系大学生が苦しむ「実験レポート」「論文購読」それから「学会発表」で英語を用いることも。
大学生になってしまった今からでも間に合う、実際に使える英語の勉強法を紹介します!
大学生が英語を使う機会
街中で話しかけられる
基本的に大学生は「ある程度の学識があり一般人よりは英語に堪能」というのが世界的な常識。
そのため海外の旅行者が道端で大学生に道を尋ねたりすることが東京では珍しくありません。
実際、自分も海外で何か尋ねたいことがあったら大学生っぽい人を選んで話しかけることが多いです。
海外旅行先で
海外旅行に行くのなら当たり前ですが、あらゆる場面で英語を使うことが要求されます。
列車のチケットを購入する、宿泊先のルール説明を受ける、入国審査を受けるなど重要な場合も。
英語が主要言語でなくても、英語が話せる人が一定数いるため英語さえ話せればどこへでも行けます。
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海外論文の読み込み
研究室に配属されて研究を始めると、実験に役立つデータや実験方法を論文から探すことになります。
日本語だけで探していてはデータが少なすぎるため、論文の検索は基本的に英語でとなります。
英文を理解したうえで論文の意味も理解する必要があるため、英語に苦戦しているとかなりストレス。
【研究室】おすすめ研究室の選び方、英語論文の読み方(大学院でも)
海外学会での発表
研究室によっては学会発表を英語で行ったり、学会の会場が日本以外の国であることも多いです。
発表の内容は丸暗記で乗り切れたが、質疑応答になりまったくわからず固まる日本人大学生も…
こちらも論文と同様に英語が聞き取れるのは当然、内容を理解し英語で返答しないといけません。
卒業/就職活動
なんだかんだ言って、日本ではこれが一番大きな目的になっている大学生も多いと思います。
TOEIC〇〇点以上でないと卒業できない、■■社への応募資格がないという話は珍しくありません。
最近では聞く/読むだけでなく、話す/書くなども重視したTOEFLやIELTSなどを導入する企業も。
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大学生式英語勉強法
大学生に限らず、日本の英語勉強法には疑問を感じることがあります。
文法を覚えてから実際に使うのは、意味も分からず文法を覚える苦労がありおすすめしません。
個人的には「文章の丸暗記→文法の理解→実際に使ってみる」が理想ではないかと思います。
まずは単語を一問一答で叩き込む
自論ですが、英語は最悪単語がわかってしまえば文法がわからなくても文章が読めると思っています。
まずは単語帳を一冊購入し、1英単語に対し1つだけ意味を覚えましょう(一字一句違わず)
できた単語を塗りつぶしながら単語帳を5周くらいすると、英文の意味が分かるようになってきます。
おすすめはTOEIC用良書「金フレ」で、自分のレベルに合わせてどこまでやるか選べます。
日頃から英語音声に慣れておく
TOEICリスニングがある日は朝から音声を聞いて耳を鳴らしておく人も多いのではないでしょうか。
これをもっと日常的に行います、さらに言うと本番よりもハードな内容がおすすめ。
TOEICのリスニング教材を毎日20分、2倍速で流していると本番はゆっくり過ぎて驚きます。
出版社アルクが提供するアプリ「ALCO」なら無料でリスニング教材がダウンロードし放題です。
【ALCO(アルコ)】英語アプリはアルクの音声教材がダウンロードし放題!
興味のある分野から
普段から語彙力を増やすために、身の回りにある外来語・カタカナ語に注目するようにしましょう。
自分はアニメが好きだったので作品名や技名のカタカナをすべて辞書で検索するようにしていました。
またアニメの英語吹き替え版セリフを暗記したり、英語の音楽を歌えるようにしたりもしました。
セリフ暗記は文法を理解せずにフレーズを身につけられ、単語を入れ替えるだけで応用が利きます。
人気の「アニメ英語版リンク」動画 1,389本 – ニコニコ動画
Another Day of Sun – La La Land (Original Motion Picture Soundtrack)
外人と話す
覚えるときに最も有効なのは実際に使うことなので、外国人観光客や英語講師と会話してみましょう。
英会話教室や海外旅行、留学などお金をかけなくても、観光地に行けば外国人はたくさんいます。
外国人留学生がいる研究室を選んだことで、強制的に英語を話せるようになったのは良かったですね。
TOEIC850点がやったこと
TOEICは英語の試験というよりは、集中力とテクニックが重要なので本当の英語力ではない気がします。
普段から英語力を磨きながら、直前の2週間くらいで本番に即した練習をすれば600点は取れます。
個人的に意識して行っていることは以下のようなことです。
- Part2は初めの疑問詞に全意識を集中
- Part3,4は放送までに問題を読み聞きながら回答
- Part3,4は選択肢読み上げ時に次の選択肢を読む
- Part5は1問30秒を目標に迷わない
- Part7を集中力が切れないPart5の後に後ろから解く
金/暗黒のフレーズ
アプリなどでも勉強はできますが、実際に身銭を切った方が勉強に身が入るタイプ。
書店で「金のフレーズ」と「暗黒のフレーズ」を購入し、それぞれ2周しました。
1つ目の訳を完全に暗記、1文字でも違ったら覚えていないものとして次に行きます。
それぞれで訳し方が違うものは、ひとまず違うものとして暗記をするのがコツ。
いろいろな単語帳をやっていくたびに訳に幅が出てきます(多義語は多義語で勉強)
Remindo単語帳
金フレと暗黒フレをExcelに手打ちし、.csvでRemindoに単語帳をダウンロードします。
ここでフィルターを使って訳し方が違うものを抽出、覚えやすいほうに統一しました。
1日100個ずつ通学中に行い、Twitterに手が伸びそうなときもこのアプリを開く努力。
Androidなら「Anki」というアプリがいいらしい(App storeだと有料なので)
2か月で攻略シリーズ
英単語と並行して「2か月で攻略 TOEIC L&Rテスト900点」を週5ペースで進めていました。
答えが複数あるなど意地悪問題が多い問題集で、普通の試験内容がだいぶ易しく見えます。
リスニングは本番を意識してイヤホンではなくスピーカーで聞くようにしていました。
ミニ模試トリプル10
TOEICの内容を1パート2問ほどにまとめた、1回10分で終了するミニ模試を10回分。
急にTOEICの問題を解こうとすると、学力よりも集中力が付いていかないことも多いため。
久しぶりの形式にも10回ほどミニ模試を解いていると慣れてきます。
至高の模試600問
今まで説いてきた模試の中でもまさに「至高」、説明がわかりやすくコツなども豊富。
3回分をそれぞれ違う解き方で行うことで、1冊で9回分の価値があります。
アルクの教材はCDをダウンロードする必要がないのも、個人的には気に入っています。
お借りしたマークシート↓
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