
最近の各種ミュージアムは来場者のために様々な工夫をし、特徴的な企画展がテレビで取り上げられることも。
ただそのような企画展に行っても子供連れや年輩の方が多く、大学生の姿が少ないのが残念です…
今回は美術館好き大学生がおすすめする、関連知識がなくても楽しめるミュージアム5つを紹介します!
美術館/博物館のメリット

美術館や博物館というと、その分野の知識がある物好きが行く所というイメージがあるかもしれません。
しかしそのような年齢層の高齢化が進み、美術館や博物館も子供や若い世代に来てもらえるよう工夫するようになりました。
現在では多くのミュージアムが、知識のある人向けというより一般人が知識をつけにいく場所に変わりつつあります。
学んだ知識と結びつく
大学に入るまでの授業は基本的に教科書を見てする勉強が多いです。
実験や観察をした小学校はともかく、高校時代は参考書の数式や単語を丸暗記したものです。
意味も分からず覚えた知識に使い道はなく、すぐに忘れてしまいますね。
美術館や博物館の展示物は基本的に僕たちが今まで学んできたものに基づいています。
美術館なら美術や世界史、博物館なら生物や物理など、美術館や博物館に行くことで関連付けて覚えることができます。
海外でも楽しめる
美術館や博物館に行くことを趣味しておくと、日本国内だけでなく海外に行っても楽しむことができます。
たとえ言葉が読めなくても、陳列の仕方や作風など楽しむことができる要素が多いのがこの趣味の良い所ですね!
僕がタイやヨーロッパに行ったときは主に博物館や美術館を巡ってました。
新しいことを学べる
美術館や博物館では、普段なかなか聞けないような専門的な話やうんちくを手に入れることができます。
例を挙げると、国立科学博物館で蝶と蛾の区別についての話を聞きました。
様々な見分け方があるそうですが、実際にはかなり混在しているようで確実な見分け方は存在しないそう。
遺伝子レベルでの解析ができるようになったことでこのような話は他の生物でも起こっているそうです。
人によってはどうでもいい知識でしょうが、このような知識を得ることもできます。
思いがけないモノとの再会がある
有名な美術品はCMや広告、さらにはパロディー作品などで多く使われています。
「名前は知らないけれど見たことがある」という作品に出合った時の感動が好きです。
気分でいえば街中で偶然芸能人に出会ったような気分ですかね!
例を挙げると
- 教科書で見た「ワトソン、クリックのDNA模型」
- お菓子の缶に使われていた「笛を吹く少年」
- かいけつゾロリに出てきた「落穂ひろい」
などに出会うことができました!
幅広い年代の人と会話できるようになる
芸術や知識は年代にかかわらず楽しめるため、特に年配の人との会話の話題としてはよく挙がります。
個人的には芸術に理解のある人は感性が豊かな人だと思っています。
また年齢が上の人だけでなく、大学生の中にも美術館や博物館をめぐることを趣味にしている人は多いようです。
感性の近い人に出会えるチャンスかも…!
平和な気分になれる
美術館や博物館を楽しんだ後は屋外も探検してみましょう。
基本的に周りが公園になっていることが多いです。
休日は老夫婦や赤ちゃんなどがたくさんいてとても心が落ち着きます。
屋外に芸術品や展示品を置いているところもあるので見落とさないように注意!
美術館/博物館をお得に利用!

特別展は前売り券を狙え
特別展では海外の美術館から借りた作品など、普段は日本で見られない作品を展示することが多いです。
企画展によっては長蛇の列になることもあるため、企画展が始まる前に前売り券を購入することをおすすめします。
企画展のホームページやコンビニで購入できることが多く、当日に購入するよりも200円〜500円ほど安いです。
チケット売り場に並ぶ時間もあるので、事前に見たい企画展があったら絶対に前売り券を購入しておきましょう!
金券ショップをのぞいてみる
上野など美術館や博物館が集まっているところでは、金券ショップで鑑賞券が販売されています。
チケット売り場の長い列に並ばなくて済むため、チケットショップを見つけたらのぞいてみるといいかもしれません。
ただ基本的に販売されているのは大人用チケットなので、大学生料金がある企画展ではあまり期待できません。
学生証を持っていく
いくつかの大学は博物館や美術館と提携しており、学生証の提示で入場料が無料になったり割引になったりします。
大学側もあまり公表していないことが多いため、確認しておかないとお金を無駄にする可能性が…
また学生証は学生料金があったときの身分証明に必要なので、美術館や博物館にいく際は必ず持っていきましょう。
クレカでチケット購入
企画展の料金は1000円〜1800円と高く、大学生が美術館や博物館に行く際のハードルとなっています。
そこで「楽天カード」などの還元があるクレジットカードを使って、チケットを少しでも安く購入するのがおすすめ。
美術館や博物館は外国人旅行者も多いからか、クレジットカードが使える場所がたくさんあります。
チケット売り場が混雑しているときでもクレジットカードで払えば支払いがスムーズです!
大学生おすすめの美術館/博物館
モエレ沼公園

札幌の「モエレ沼公園」はイサム・ノグチ氏が設計した埋立地跡にある芸術公園です。
この公園の設計を手掛けたのは、世界中の美術館でその作品を見ることができる日系アメリカ人の彫刻家イサム・ノグチ氏。
札幌市の依頼により“触れられる芸術作品“として彼がデザインを行い、2005年にグランドオープンしました。
公園内にはガラスピラミッド「HIDAMARI」や人工山「モエレ山」、ダイナミックな「海の噴水」など、芸術を知識ではなく肌で感じられます。
彫刻の森美術館

箱根の「彫刻の森美術館」はピカソ展示館を持つ、空気の綺麗な山の上の野外美術館です。
箱根の登山列車で急な斜面を登ると、山中に静かに佇む「彫刻の森美術館」が見えてきます。
国内の美術館としては珍しくピカソの作品の展示館があり、ピカソの絵画や彫刻作品を楽しむことができます。
“シャボン玉のお城”や“ネットの森”、足湯など子供も楽しめる場所がたくさんあります。
万博記念公園

吹田の「万博記念公園」は大阪万博のシンボルである太陽の塔と周辺施設からなる公園です。
1970年に開催された大阪万博では「人類の進歩と調和」をテーマに、日本を代表する彫刻家の岡本太郎氏が「太陽の塔」を制作しました。
現在は破損していた塔の改装工事も終わり、内部展示を見ることができます。
近くの「EXPO‘70 パビリオン」では万博当時の展示物や各パビリオンの様子を知ることができます。
日本未来科学館

宇宙飛行士の毛利衛さんが艦長を務めている科学館で、日本の中では最先端の科学技術について取り上げているのではないでしょう。
人型ロボットASIMOによるショーが行われていたり、人工知能の展示など珍しい展示も多くあります。
展示「アナグラのうた〜消えた博士と残された装置〜」にはぜひ行って欲しい!
国立科学博物館

上野にある国内最大級の博物館で「地球館」と「日本間」から成っています。
子供が視覚的に楽しめるゾーンから、理系大学生が喜びそうなマニアックな展示まで幅広く取り揃えているのが良い。
メンバーシップ校だと常設展示は無料なのでこれは行かないと勿体ない!
美術館/博物館に行こう

いかがでしたか?
何かと敬遠されがちな美術館・博物館ですが、行ってみると意外に楽しめることが分かります。
新しい季節を迎えた大学生活の中で新しい趣味を見つけてみてはいかがでしょうか?
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