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大学生初期は料理が嫌すぎてレトルト食品生活を送り、身心ともに疲弊していた時期もありました。
途中でさすがにまずいと思い、購入した料理本を8か月くらいかけて全レシピ作り切りました。
料理を初めて楽しいと思わせてくれたレシピ本について、感謝を込めて語っていきたいと思います!
いつきの料理スキル
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高校生までにレシピ本を見ないでできたことは、炊飯器でご飯を炊くこととみそ汁を作ることくらい。
大学生初期は料理が時間の無駄だと思っていたので、白米とレトルト食品だけでほぼ過ごしました。
カレー → パスタ → 天津丼 → みそ汁 → 袋ラーメン → パスタ → 牛丼 →…
野菜を洗剤で洗うことはしませんでしたが、強火弱火の概念がなくいつも食材を焦がしていました。
飲食店のアルバイトでは包丁の持ち方から教わり、野菜の切り分けや味付けなど基本を教わります。
ただその時点でも料理が楽しいものだとは思えず、健康面からしょうがなくやっている感じでした。
まずい料理は精神面にも悪影響だと気付き、将来の健康面からもさすがに危機感が湧いてきた3年生。
世界一美味しい手抜きごはん
第4,6回料理・レシピ本大賞受賞式で「料理部門大賞」を受賞、発行数は30万部突破。著者は料理ブログやYoutubeを運営する、はらぺこグリズリー(@cheap_yummy)さん。うたい文句は「最速!やる気のいらない100レシピ」。
ネットでレシピを探すのは面倒なので、初心者用を隅から隅までまで完走することを決意します。
料理が面倒だと思っている人でもでき、それなりにおいしそうなものが作れるレシピ本を探しました。
書店に行き一冊一冊見比べながらこれなら作れそうだと判断した結果が、この本。
この本の良かったところ
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超簡単なレシピがある
記念すべき初レシピは「ゆで卵」で、続いて「煮卵」→「温泉卵」と初歩の初歩からスタート。
また、本の中にはタコを切る→キムチと混ぜる「たこキムチ」という超簡単メニューも存在します。
わざわざレシピ本にするか?という内容ですが、料理初心者はその組み合わせすら考えつけません。
料理を悪だと思っているような人でもやってみようかな、と思えるレシピがあるのがすごいです。
1レシピの写真が多い
文章でさらっと書いてあるだけでなく、わかりやすい(ここ大事)写真が添えられてるのが良いです。
レシピにさらっと書かれる「一口大」に対しても、料理初心者はどれくらいだ?と思考停止します。
一緒に並べられている食材から、肉の切り分けるサイズなどを一目で理解できるのが便利でした。
また加える調味料が文字だけでなくイラストで添えられており、入れ間違いや入れ忘れしにくいのも◎
作ってよかったと思えるおいしさ
後ほどこの本でおいしかったレシピを紹介しますが、簡単なうえにおいしいレシピが多かったです。
初心者にとってはおかずを1品つくるだけで、食べる気力がなくなるほど消耗することもあります。
そんなときに、自分の時間を割いて作った料理が大したことないと金輪際料理をしたくなくなります。
「自分の作る料理はおいしい」という成功体験なくしては料理をしようという気力もわいてきません。
この本の改善してほしいところ
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情報を散らさないで…
他のレシピ本に比べ非常に少なめですが、やはりまだわからない情報がありスマホが手放せません。
例を挙げると、「耐熱容器」「叩く」「中火」「粗熱」「適量」「火が通るまで」
その点クックパッドなどはレシピ中の用語からリンクに飛べるので、対応するものが欲しいかも。
それからそのレシピに使う道具を材料の下に一覧であったら便利だなと思いました。
材料だけ見て買ってきて、後からおろし器や泡だて器を買いに逆戻りということもしばしば。
レシピ本片手に買い物は恥ずかしいので、QRコードなどで材料一覧の保存とかできたら便利だな…
1ページ目から作れるのも
その日に何を作るかだけで消耗するので、旬の野菜も考えず1ページ目から順に作っていきました。
その際にカレー・カレー・カレー・カレー・カレーの省があり、さすがに組み替えながら作りました。
自分の作り方が問題だったと思いますが、1ページ目から脳死で作れるレシピ本もよさそうです。
また初期に揚げ物が来ていたのが個人的に難しさを感じたので、レベル別索引など欲しいですね。
スイーツはまだ敷居が高い
料理初心者は料理を1品つくるだけで精一杯なので、おかずにならないスイーツは重労働です。
スイーツを作った日は夕飯が白米と漬物、みそ汁みたいになったことも少なくありませんでした(笑)
料理のための本とスイーツのための本は別冊でもいいかな…と思いました。
おいしかったレシピ3選
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紹介されている100レシピ中、手間とおいしさのバランスがベストだったレシピを3つ紹介します。
該当するレシピに相当する記事を紹介していますが、レシピ本ではさらに簡略・美味化されています。
このレシピをみて「もう少し楽なら作れるかも…」と思った人がこのレシピ本に向いている人かも。
おつまみ角煮
この本の表紙を飾る王道メニュー、まずは電子レンジで角煮が作れることに感動しました。
ご飯のおかずだけでなく酒のつまみにぴったりで、作ったその日に全部食べたのはいい思い出。
ミートソーススパゲッティ
「200回作った!」と書いてあったのですが、よくある誇張表現かなと思って半信半疑でした。
口にした時、素直に「わざわざ外にパスタを食べに行く必要がないな」と感じることができました。
レシピ本の中では中級くらいに位置しますが、時間をかけて作るだけの価値はあると思います。
あじのなめろう丼
料理を作っていて思うのは、このレシピは自宅で作ることができるんだという素直な驚き。
なめろうというものを初めて食べた気がしますが、作っている間から「絶対これ美味しいやつだ。」
炊き立てのご飯の上に載せて食べることを考えただけで、よだれが出てきますね…ほんと美味しい。
料理の楽しさを教えてくれてありがとう!
このレシピ本で料理するようになってから、帰宅して夕飯を作るのが楽しみになりました。
また食にはお金をかけるべきだと気付き、今では自炊に関する食費は気にしないことにしました。
この本を終えた今、次は大学に人に見せられる弁当を持っていくことが目標になっています。
料理が楽しいものだと教えてくれた、はらぺこグリズリーさんには本当に感謝しかありません!
コメント
いつきさん。あなたの前向きで様々なことに挑戦していく姿に元気をもらいました。
大学生活の様子、日々の暮らしや、長万部のことをみずみずしい感性で綴ってくれたこのブログ…本当に楽しく読ませていただきました。
実は、私にもいつきさんと同じ学年の子がいます。自分の子もいつきさんのような経験をしてくれたらいいのに…と何度思ったことか❗️
いつきさんの経験,体験を読ませてもらって、とても勉強になりました。特に料理や生活面のことなどがすごいな、と思いました。私の子も、来月から北海道で一人暮らしになるので、いつきさんのブログを参考にするように伝えました。
いつきさんは、春からは進学ですか?
大学での素晴らしい経験を大切にこれからも楽しく充実した日々を過ごして下さいね。
コメントありがとうございます。
好きなことをだらだらと書いているブログですが、このようなコメントをいただくと書いていて良かったなと思えます。
春からは大学院に進学するので、そこからの視点も記事にしていけたらなと考えています。
応援ありがとうございます!