最近のミュージアムは様々な工夫をし、特徴的な企画展がテレビで取り上げられることも。
そのような企画展においても子供連れや年輩の方が多く、大学生の姿が少ないのが残念です…
今回は大学生がお得に楽しむコツと、おすすめのミュージアムを紹介していきます!
美術館のメリット
学んだ知識と結びつく
日本の授業といえば、実験や観察をした小学校を除き、数式や単語を丸暗記がほとんど。
意味も分からず覚えた知識に使い道はなく、大学に入ってもすぐに忘れてしまいます。
展示物には学んできた内容に関係するものも多く、知識と体験を関連付けて覚えられます。
海外でも楽しめる
海外にある世界的な美術館では、教科書やテレビで見たような名作とたくさん出会えます。
日本では高価なチケットで遠くから一瞬しか見られない作品が、目の前で鑑賞できることも。
言葉が読めなくても、その国の建築様式や陳列のこだわりを楽しめるので言語は関係なし。
新しいことを学べる
ミュージアムでは、普段聞けないような専門的な話やうんちくを手に入れることができます。
予想しない新しい知識を得られ、わからないことを質問できるような機会は多くありません。
時には、自分の興味と全く違った美術館や博物館を訪れてみるのもいいかもしれませんね!
他にも「思いがけない作品との再会・幅広い年代の人と話せる・平和な気分になれる」なども!
学んだ知識と結びつく
日本の授業といえば、実験や観察をした小学校を除き、数式や単語を丸暗記がほとんど。
意味も分からず覚えた知識に使い道はなく、大学に入ってもすぐに忘れてしまいます。
展示物には学んできた内容に関係するものも多く、知識と体験を関連付けて覚えられます。
海外でも楽しめる
海外にある世界的な美術館では、教科書やテレビで見たような名作とたくさん出会えます。
日本では高価なチケットで遠くから一瞬しか見られない作品が、目の前で鑑賞できることも。
言葉が読めなくても、その国の建築様式や陳列のこだわりを楽しめるので言語は関係なし。
新しいことを学べる
ミュージアムでは、普段聞けないような専門的な話やうんちくを手に入れることができます。
予想しない新しい知識を得られ、わからないことを質問できるような機会は多くありません。
時には、自分の興味と全く違った美術館や博物館を訪れてみるのもいいかもしれませんね!
思いがけない再会
有名な美術品はCMや広告、さらにはパロディー作品などで使われていることが非常に多いです。
これらの「名前は知らないけれど見たことがある」作品に出合った時の驚きが癖になります!
気分でいえば街で偶然芸能人に出会ったような気分ですかね!例を挙げると
- 教科書で見た「ワトソン、クリックのDNA模型」
- お菓子の缶に使われていた「笛を吹く少年」
- かいけつゾロリに出てきた「落穂ひろい」
などに出会うことができました!
幅広い年代の人と話せる
芸術や知識は年代にかかわらず楽しめるため、特に年配の人との話題としては便利です。
ときには、美術館や博物館をめぐることを趣味にしている大学生と出会えることも!
個人的に芸術に理解ある=感性が豊かだと思っており、そのような人を探すのにも役立ちます。
芸術という珍しい趣味をもっていると、ふとした時に感性の近い人に出会えるチャンスかも…!
有名な作品であれば、話のネタとしても話せ言い争いにはなりにくい話題だと思います。
平和な気分になれる
美術館や博物館で作品や展示を楽しむだけでなく、楽しんだ後は屋外も探検してみましょう。
美術館や博物館の多くは、周りが緑豊かな公園になっていることが多いように感じます。
喧騒から離れて、公園にいる老夫婦や赤ちゃんなどを見ていると心が落ち着いて楽になります。
また美術館によっては屋外に芸術品や展示品を置いているところもあるので、見落とし注意!
美術館・博物館をお得に
特別展は前売り券
特別展では海外作品など普段は見られない作品を展示することが多く、長蛇の列になることも。
企画展HPやコンビニで購入できる前売り券なら、当日購入券よりも200円〜500円ほど安いです。
チケット売り場に並ぶ手間も省けるので、事前に見たい企画展があったら購入しておきましょう!
クレカでチケット購入
特別展は1000円〜1800円と高額で、大学生が訪れる際のハードルとなっているのが現状。
還元率が高いクレカで購入すれば、支払いスムーズでさらにチケットを安く購入できます。
美術館や博物館は外国人旅行者も多いからか、クレジットカードが使える場所がほとんど。
学生証を持っていく
いくつかの大学は博物館・美術館と提携し、学生証提示で入場料無料・割引などの特典も。
大学側もあまり公表していないことが多いため、確認しておかないとお金を無駄にします。
また学生料金があったときの身分証明に必要なので、学生証は美術館・博物館への携帯が必須。
おすすめの美術館
モエレ沼公園(北海道)
この公園の設計者は、世界中でその作品を見られる日系アメリカ人の彫刻家イサム・ノグチ氏。
札幌市の依頼で“触れられる芸術作品“としてデザインされ、2005年にグランドオープンしました。
公園内にはガラスピラミッドや人工山、巨大噴水など、芸術を知識ではなく肌で感じられます。
【モエレ沼公園】イサム・ノグチ設計、北海道の現代アート野外公園
彫刻の森美術館(神奈川県)
箱根の登山列車で急な斜面を登ると、山中に静かに佇む「彫刻の森美術館」が見えてきます。
“シャボン玉のお城”や“ネットの森”、足湯など子供連れやカップルでも楽しめる場所もたくさん。
野外美術館は屋内ほど順路や音を気にしなくていいため、美術館が苦手な人にもおすすめ。
【彫刻の森美術館】箱根の野外美術館に原点を思い出しに行ってきた
万博記念公園(大阪)
1970年の大阪万博では「人類の進歩と調和」をテーマに、岡本太郎氏が「太陽の塔」を制作。
現在は破損していた塔の改装工事も終わり、内部展示である「生命の樹」も見ることが可能に。
また近くの「EXPO‘70 パビリオン」では万博当時の展示物や各パビリオンの様子を知れます。
【生命の樹】太陽の塔内部とEXPO’70パビリオンに行ってきた
その他のおすすめ美術館
- 岡本太郎記念館(東京)
- オルセー美術館(フランス)
- ダリ美術館(スペイン)
- ソフィア王妃芸術センター(スペイン)
- MoMA美術館(アメリカ)
- グッゲンハイム美術館(アメリカ)
おすすめの博物館
国立科学博物館
上野にある国内最大級の博物館で「地球館」と「日本館」から成っているちょっと特殊な博物館。
子供でも楽しめる球面シアターや、動物のはく製がずらっと並んだ展示室はさすが国内最大級。
理系大学生におすすめなのは、地下のSI単位系や量子力学に関する展示で授業が楽しくなります。
塩とたばこの博物館(東京)
たばこのJTが運営する博物館で、「塩」「たばこ」について様々な視点から取り上げます。
移転してきたため新しいにも関わらず、入場料も非常にリーズナブルなのがおすすめポイント。
例えば塩なら、食塩の作り方や採掘方法から化学や生物的観点での解説もあって面白いです。
江戸東京博物館(東京)
江戸時代を中心に、東京の歴史についてジオラマなどを用いて紹介している博物館です。
なぜ江戸時代がここまで長く続いたのか、明治維新や高度経済成長での変化も知れます。
日本橋や歌舞伎座が建物内に再現されているため、テーマパーク感もあってワクワク!
その他のおすすめ博物館
- 遊就館(東京)
- 日本民家館(神奈川)
- 大英博物館(イギリス)
- アメリカ自然史博物館(アメリカ)
- ロイヤルオンタリオ博物館(カナダ)
おすすめの科学館
日本未来科学館(東京)
お台場にある比較的新しい科学館で展示入れ替えも多く、最先端技術について学べます。
ASIMOによるショーが行われていたり、人工知能の展示など珍しい展示も多くあります。
個人的に好きな展示「アナグラのうた〜消えた博士と残された装置〜」にはぜひ行って欲しい!
【アナグラのうた】日本科学未来館の展示が怖い理由を考察してみた
科学技術館
武道館近くにある昔ながらの科学館ですが、企業が展示ブースを持っているのが特徴。
”自転車”や”原子力発電”など、一つのテーマについてトコトン学べるのが面白いです。
また巨大な「ピタゴラスイッチ」があり、歯車やからくり好きとしてはたまらない!
トヨタ産業技術記念館
トヨタ自動織機、およびトヨタ自動車に関する技術を紹介している科学館です。
自動織機のブースでは、歴史の教科書に載っているような機械を実際に動かしてくれます。
自動車ブースでは巨大なプレス機や、溶接用ロボットなどが動くさまを目の前で見学可能。
他のおすすめ科学館
- つくばエキスポセンター(茨城)
- リスーピア(東京)
- サイエンス・ミュージアム(イギリス)
リスーピア
お台場:約1時間 閉館(アーカイブのみ)
お台場にある科学館で、名前の通り理数系の体験ができる少し変わった施設です。
入場前に専用の端末を受け取って、それを使いながら法則などのブースを回る形式。
実際の確率論を可視化して見たり、数列や計算をゲームで理解したりと楽しめます。
https://holdings.panasonic/jp/corporate/center-tokyo/risupia/risupia.html
日本科学未来館
お台場:約3時間
お台場にあり宇宙飛行士の毛利衛氏が館長を務める、比較的新しめの科学館。
他の科学館に比べてコンピュータやロボット、映像を使った最新の展示が多いイメージ。
展示の内容がかなり難解で1回では理解できないこともあり、じっくり楽しめる人におすすめ。
https://www.miraikan.jst.go.jp/
つくばエキスポセンター
つくば市:約2時間
JAXAや筑波大学など研究施設が多い場所にある、日本の最先端を紹介している科学館。
子どもが楽しめるような展示から専門的な説明のある展示まで、幅広いのが特徴です。
レストランではかつて万博が行われたのにちなんで、世界中の食べ物を楽しめます。
ロンドン科学博物館
ロンドン:約4時間
自然史博物館の隣にあり、自然科学よりは産業革命以降の科学技術に注目した科学館。
子供向けの優しい英語なので勉強にもなり、DNA模型の実物など貴重な資料も多い。
科学館というよりは、科学の発展を展示した博物館といった方が近いかもしれません。
https://www.sciencemuseum.org.uk/
科学技術館
千代田区:約4時間
武道館近くにあり白い建物と星形が目立つ、企業のかかわりが深い少し変わった科学館。
協力企業ごとにブースが割り当てられているため、それぞれの印象が大きく異なります。
巨大な鉄球を歯車や滑車を使って運ぶ展示は、子供から大人まで楽しめること間違いなし。
トヨタ産業技術館
名古屋市:約4時間
トヨタ自動車の前身、豊田自動織機の時代から自動車までを実機とともに楽しめる施設。
繊維の歴史から始まり、自動織機やプレス機、溶接ロボットの実演なども楽しめます。
本物の展示が多いこと、入場料が非常に安いことなどがおすすめのポイント。
国立科学博物館
上野:無限
日本が誇る最大の博物館「かはく」は、多くの大学生が無料で入場できる上野のおすすめスポット。
360度シアターやあらゆる動物のはく製が並ぶ系統広場など、1日楽しめる展示がたくさん。
SI単位系や量子力学の展示ブース、ノーベル賞受賞者のコーナーなど理系向けのニッチな展示も。
美術館/博物館に行こう
何かと敬遠されがちな美術館・博物館ですが、行ってみると意外に楽しめることが分かります。
新しい季節を迎えた大学生活の中で新しい趣味を見つけてみてはいかがでしょうか?
ちょっとニッチな美術館を紹介している本があり、これを基に訪れたことも多いのでおすすめ!
(Amazonの商品サイトでは、中ページも少し読めます)
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