
大学生の英語試験というとTOEICかTOEFLを思い浮かべる人が多いと思いますが、IELTSという英語試験がなかなか役に立ちます。
今回はもっとも実践的だと思われる英語試験、IELTS(アイエルツ)について書いていきます!
IELTS(アイエルツ)受験のきっかけ
友人にIELTSという英語の試験があるので受けてみないかと誘われていました。
当初はそこまで乗り気ではありませんでしたが、ヨーロッパ旅行に行った際にドイツで出会った日本人に、海外で勉強することを考えているならIELTSは受けておいた方がいいと言われました。
僕からはIELTSの名前を出していないのに同時に2人の人間から同じ単語を聞くのは何かの運命だと思ったので受験することにしました。
IELTS(アイエルツ)とは?
IELTSは日本人には最もなじみの深いであろう英語の試験「英検」を主催している「公益財団法人日本英語検定協会」が主催している英語検定です。
IELTS(アイエルツ)は政界銃で年間300万人が受験し10,000以上の教育・国際機関、企業等が認定する英語能力テストのグローバルリーダー。
日本でも大学入試、入学、就職、移住を目指して受験者が増加中。海外で活躍するための国際免許証であなたの目標や夢が一歩近づく。
(IELTS公式HPより)
IELTS(アイエルツ)のメリット
今回IELTSを受けてみて良いと思たことを挙げます。
受験会場に持って行くモノが少ない
実際に試験会場に持ち込めるモノは
- パスポート
- 鉛筆(キャップなし)
- 消しゴム(カバーなし)
- 水(ボトルのラベルなし)
のみです。
試験会場でもパスポートを用いて手続きを行うので受験用紙も存在しません。
IELTS(アイエルツ)受験の流れ
申し込み
ここから申し込みを行います。
英語での説明ですが、そこまで難しくはありません。
クレジットカードとパスポートを手元に準備しておきましょう。
金額は25,380円(税込み)。
記事を書きながら金額の大きさに驚いています。
当日の流れ
受験会場の受付が始まるのが8:00からで、締め切りが8:40という、試験としてはかなり早い開始時間になっています。
受験用紙等は存在しないため、申し込み完了の際のPDFをダウンロードしておくか印刷して持って行くと良いでしょう。
試験会場ではパスポートですべて手続きを行っていました。
まずは荷物を別の階に預けます。
鉛筆、消しゴム、放送をはがし、水を入れたペットボトル、パスポート以外の荷物はすべてここに置いていきます。
荷物をまとめ、渡されたビニール袋にいれてシールを貼ります。
シールはパスポートにも貼っておくように言われました。
次に他の部屋で本人確認と写真撮影をします。
おでこを出すように言われるので女子はヘアピンがあると良いかも。
最後に試験会場に入ります。
基本的にトイレは実際の試験教室に入ってしまうと行くのが難しくなります。
今回僕も実質3時間以上トイレに行くことなく受験しました。
試験の順番は
- リスニング(30分)
- リーディング(60分)
- ライティング(60分)
(休憩)
- スピーキング(20分ほど)
となっています。
IELTS(アイエルツ)各セクション感想
リスニング:TOEICより優しいかも
TOEICほど問題数がなく、会話スピードもゆっくり、さらに各章の放送の後に記入する時間があるのでTOEICほどの素早さを身に付ける必要はありません。
しかしマークシートではないため、聞こえてきた単語を文字で書かなければいけないため、単語のスペルをきちんと覚えているかが課題になってくるかと思います。
リーディング:文章量が多いので集中力を切らさずに読めるかが課題
試験時間60分のうち、20分おきに時間を伝えてくれるのでそれに従って読むのがいいでしょう。
長文は学術的内容が3つあり、文章の難易度は変わりません。
しかし問題の量が多い問題があるのでそこを優先して解いてもいいのかも。
ライティング:TOEICには存在しない難関
- グラフを見て内容を整理するもの(150字以上)
- ある問題に関して自分の考えを説明するもの(250字以上)
の2種類。
20分経過でアナウンスがあるので150字を20分、250字を40分で解けるのが理想です。
しかし250字から手を付けている人も多い気がしました。
また250字のほうは紙が足りないと申告して追加をもらっている人も多かったです。
スピーキング:とても緊張する
ネイティブを1対1で20分ほど会話をします。
内容は様々ですが、ある問いに対して自分の意見を述べるというもの。
語学力以前にネイティブと会話することにかなり緊張しました。
IELTS(アイエルツ)を受験した感想
試験勉強をしている際にも感じたことですが、レベルが特段高いというわけでもありません。
日常で用いるレベルに収まっているというイメージです。
しかしながら、試験時間がそこそこ長く集中力を必要とすること、すべての技能(英単語も含め)を試験することから、確かに留学の基準に使うという話も納得がいきます。
個人的にはリスニングで金額を聞き取れなかったこと英単語のスペルが怪しいものなどがあったのでそこがもったいなかったかなと考えています。
それでも普段苦戦していたライティングが一応両方とも最低文字数に達したので良かったです。
- マークシート形式が嫌い
- 自分の英語四技能を知りたい
- 日常での通用力を測りたい
- 筆記受験がしたい
- ミニマリストなので余計なものは持って行きたくない
興味のある方は一度受験してみることをおすすめします!
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