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ネット初心者や大学生は、金づるとして四方八方から詐欺師に狙われています。
誰を信じるかの判断ができるくらいの「ネットリテラシー」はつけたいもの。
大学生ブロガーが目撃した、ネットで注意したい内容について50音順で紹介!
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アフィリエイト
ブロガーやインフルエンサーが利用する、商品を買ってもらい紹介料をもらう方法。
ブログでやたらと推されている商品は、もしかしたら紹介料が高い商品かもしれません。
アフィリエイト商品を知るために、商品の紹介業者であるASPに登録しておくのもあり。
アービトラージ
金利差や価格差を利用して売買し利鞘(りざや)を稼ぐ取引のこと。サヤ取り(鞘取り)ともいう。
裁定取引 – Wikipedia
大学生に高額のUSBを売りつける事件は記憶に新しいですが、FXや仮想通貨と並んで出てくる言葉。
仮想通貨などでは取引所によって手数料が異なるため、売買を別の販売所でやれば利益が出ます。
自動で行うプログラムを組めば自動で利益を増やすことができますが、そのUSBの中身はいかに。
アドセンスBAN

“Google Adsense”というサービスは、広告を見た/クリックした回数を元にお金が支払われます。
自分でクリックするのはもちろんだめですが、他人への依頼や相互クリックも違反になります。
ブロガー同士でクリック、家族や友人による善意、単純な妨害行為などでBANされることも。
オプトインアフィリエイト
他者のメールマガジンを紹介し、登録件数に応じてサイト運営者に報酬が支払われるシステム。
紹介されているメルアドは報酬が高いだけあって、詐欺に近い内容も多く危険な印象。
楽して稼げる方法はないこと、自分だけに特別な方法を教えてもらえると思わないこと。
違法マイニング
仮想通貨を手に入れるコンピュータでの膨大な計算を、勝手に他人の機器で行います。
違法サイト「まんが村」にマイニングソフトが搭載されていたことも話題になりました。
スマホやパソコンが異常に熱くなることがあったら、一度ウイルススキャンをお勧めします。
インフルエンサー
世間に与える影響(Influence)が大きい人物のこと、SNSなどにおり具体的な定義は存在しません。
ブログやSNSで多くのファンを持ちますが、専門家ではないため誤った情報を発信することも。
1人の言葉を過度に信じすぎないこと、その人の発言の真意を考えることが大切です。
陰謀論
コロナ関連で広く知られるようになった陰謀論ですが、ここではその真偽には触れません。
問題はこれに便乗して販売される高額な医療機器や、知らずに犯罪に加担してしまう危険さ。
さらには陰謀論者が一般人に騙され、メルカリでただの金属リングを高額で買わされる事件など…
エコーチャンバー現象
SNSでは利用者が好む情報を優先されるため、都合の良い情報しか入らなくなるという現象。
同じ意見に賛成する人と交流しさらに視点が狭まることで、騙されていても気づけないことも。
自分のアカウントのいる世界が、どれくらい偏っているかを確認できるツールなども存在します。
MLM
特定商取引法第33条で定義される販売形態のこと。日本では俗称としてマルチ商法などと呼ばれ、別途法律で禁止されている無限連鎖講(いわゆるねずみ講)と近接する事例も多い。
連鎖販売取引 – Wikipedia
Multi-level marketingの略称で、別名マルチ商法・ネットワークビジネスなど、アムウェイが有名。
商法自体は禁止されないようですが、誇大広告やクーリングオフに関しては厳しく取り締まります。
商品に問題がないこともあり、単に販売者が執拗な勧誘を行う点が問題視されることが多いかな?
M資金
GHQが秘密裏に運用しているとされる、接収財産を元にした秘密資金。(Mはマッカーサーの意)
有名な企業や実業家、裕福な高齢者がM資金を名乗る詐欺に昔から何度も遭ってきています。
何かで成功したとしても自分が選ばれた人間である、と過度に信じずうまい話は疑うこと。
お金配り
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SNSで札束の写真を投稿し、フォローとリツイートで配布すると謳うアカウントおよび手法。
アカウントの転売や詐欺のカモリスト作成、振込手数料と称してお金をとるなど。
お金を配る人は基本いないことを知っておく、札束の写真を画像検索してみるなど。
オレオレ詐欺
子どもや企業関係者、警察や金融機関を名乗り、指定口座にお金を振り込ませる詐欺手法。
近年では店舗に本人を名乗った人物が訪ねてきているため、詐欺を証明するために個人情報を教えて欲しいといったものも。
どんな場合でも電話や対面で個人情報を伝えることないことを知っておく。
オンライン勧誘
ゲームやマッチングアプリで仲良くなった人と、リアルで会ったら勧誘や詐欺に巻き込まれることも。
人員獲得が苦しい宗教関係や、MLMなどのネットビジネス系、さらにはぼったくりバーや美人局など。
自分の興味のある分野から近づいてくるので無防備になりがちですが、知っているだけでも違います。
オンラインサロン
オンライン上で行われる有料の集まりで、インフルエンサーなどが運営していることが多い。
同じ考えを持つ人だけが集まるため、エコーチャンバー現象や催眠商法に陥りやすい。
一つの集団に傾倒しないこと、広く情報を集めることをやめない。
絵画商法
大学生などに絵画を強引に売りつけ、学生ローンなどを組ませるキャッチセールス手法。
秋葉原の通り沿いにあるものが有名で、チラシを受け取るとすかさず中に案内されるので注意。
Wikipediaには主な店舗の情報が載っているので、安易な気持ちで近づかない。
海賊版ソフト
ゲームソフトや画像編集ソフトなど、通常は有料であるソフトを違法にコピー・改造したソフト。
大学や企業では厳しく取り締まっており、通報すると協力金がもらえることもある。
ゲームでは海賊版への対策として、複製すると内容が変わってしまうものもある。
開発者ツール
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お金配りアカウントに多い、銀行口座やnoteの巨額な売上公開は知っていれば誰でもできます。
書き換えたいページで「F12」キーを押し開発者ツールを起動、画面中央上のカーソルマークへ。
書き換えたい場所をクリックすると該当箇所のコードが右画面に表示されるので、打ちなおします。
ガチャ
インターネット上のゲームで、ゲームに課金することでレアアイテムがランダムで得られるシステム。
”天井”と呼ばれる上限額がなかったり、自己破産する人が増えたりなど、海外では規制の動きもあるとか。
金銭感覚がおかしくなることを自覚する、クレカに上限を設けて無限にガチャができるようにしないなど。
環境
マルチ商法を生業にする実業家集団。正式名称がないため訴訟が難しいという特徴を持つ。
師匠と呼ばれる人物から商品を買う自己投資、集団生活で外部とのつながりを立つなどの問題がある。
道端で連絡先を聞かれる、サークルや合コンから勧誘されることが多いので存在を認知しておく。
キャッシュカード詐欺
警察や金融機関を名乗った人物が自宅を訪ね、確認のためにキャッシュカードを回収する手法。
回収されたキャッシュカードはすぐに口座からの引き出しに使われ、帰ってくることはありません。
警察でもキャッシュカードを回収することはない、家族や友人などにも声をかけて冷静な対応をするなど。
魚拓
一度ネット上に放流されたサイトや投稿を、投稿者の削除後も見られるように加工したもの。
炎上した後に投稿を消しても魚拓は無限に拡散されるため、ネット上の情報は完全に削除できない。
魚拓をとるようの専用サイトもあり、企業が削除したサイトや炎上した際に消されたコメントなどを確認することができる。
危険なアルバイト
誰でもすぐにお金が受け取れると謳い、詐欺や犯罪に加担させるバイトがSNSで増加中。
オレオレ詐欺の掛け子や受け子、違法ドラッグの運び屋などに知らずに関わることも。
気づいた時には脅されて戻れず、犯罪が発覚すると簡単にトカゲのしっぽ切りに遭います。
クローズドコミュニティ
人をだましたり洗脳する際に大切なのは、閉鎖空間で他の情報から人を遮断することです。
LINE@ やオンラインサロンに入会させることで、周りに同じ考えの人だけを集めます。
そこで犯罪行為を行ったり、高額な情報商材を限定価格といって販売したりする手法にも。
自己投資
フォロバですかさず自動DMなどで距離を近づけ、LINEでもっと話しましょう!となります。
成功のためには初期投資が必要だ→メンターを紹介できる→オンラインサロンや高額塾などへ勧誘。
Twitterのプロフが「どん底→うまくいかない→メンターとの出会い→大成功」は怪しいですね。
情報商材
ネットが社会に浸透したことで、従来のように実態を伴わない商品が増えてきています。
良いものも悪いものもありますが、中身が確認できないことなどからトラブルが多いです。
初心者は書籍や無料の情報で勉強してから、自己責任で購入することをおすすめします。
ステルスマーケティング
消費者に広告と明記せずに隠して、非営利の好評価の口コミと装うことで、消費者を欺いてバンドワゴン効果・ウィンザー効果を狙う宣伝手法。
ステルスマーケティング – Wikipedia
有名人やインフルエンサーが炎上したおかげでだいぶ有名になったイメージ、通称「ステマ」。
過去の商品には医学的根拠のないサプリメントや、豊胸に効果のないナイトブラなどがありました。
バンドワゴン効果は「みんなが買っているから」、ウィンザー効果は「他人が紹介したから」です。
スパムメッセージ
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どの記事にでも言えそうな薄っぺらいメッセージが、ブログに書き込まれることがあります。
詐欺ページへの誘導や、添付したURLのサイトのSEO対策などが主な目的と思われます。
宛先や本文にURLが貼ってあるメッセージは、承認しないほうが良いかもしれません。
ソーシャルエンジニアリング
インターネット上ではなく、人の心理的な隙や行動につけ込んで情報を入手する方法のこと。
パスワード入力画面ののぞき見、誕生日や旧姓などの情報を聞き出す、ごみ箱をあさるなど。
パソコンのセキュリティがしっかりしていても、使用者のせいで情報が洩れることは日常茶飯事。
転売ヤー
一口に転売ヤーと言っても、PS5やswitchを高値で売りつけるだけではないのが厄介です。
化粧品やサプリメントの試供品を「セルフバック」で手に入れ、メルカリなどで売るなど。
他人に害を与えるだけでなく、自分が警察にお世話になるのでやめたほうが良いです。
偽サイト
普段利用しているサイトからのメールで個人情報の更新をお願いされ、サイトに誘導されます。
しかしそのサイトはURLが一文字だけ違う偽サイトで、入力した情報が抜き取られてしまいます。
メールの送り先の確認、遷移したサイトのURLが本家のものかをきちんと確認しましょう。
ネットストーカー
写りこんだ文字からだけでなく、風景写真から撮影したホテルの部屋を特定することも可能。
さらにはぬいぐるみの中にGPSや盗聴器、Airタグを仕込むといった手法も発見されています。
発展編としてターゲットと思われる家の前に特殊なものを置き、ツイートで住所を特定する方法も。
薬機法
広告を表示する人、せどりなど転売を行う人が注意しなければならない、薬に関する法律。
化粧品の宣伝に「改善・治る・消える」などの表記をしてはいけないことになりました。
許可がないと販売できないアルコールやヨウ素系うがい薬を販売すると、処罰対象になります。
ポジショントーク
投資や仮想通貨、NFTなどの参入者によって価値が上昇するものに多い手法の一つ。
インフルエンサーの常套句「今○○がアツい!」「今後◇◇の価値が上がる!」などに注意。
新規参入しておき、新規流入が増えて価値が上がった瞬間を狙って売り抜けるのは当たり前。
ボット(Bot)

“ブログ初心者”や”稼ぐ”といったワードに対し、リプライやDMを送ってくるアカウント。
律儀に返すのもいいですが、事前にプログラムを組んだボット(自動で動くロボット)かも。
Botかどうかは、ツイートを選択して下を見るとSocialdogやTwibotという文字で確認可能。
ポンジスキーム
まずは儲かる投資として多くの人からお金を集め、運用利益と称して集めたお金を少し配ります。
すると利益率の高さから出資者が増え、お金が集まったタイミングで運営者が逃げます。
10人から100円集め、運用中の利益と称して30円ずつ配れば利益は30%となる魔法の手法ですね!
USBキラー
見た目は普通のUSBストレージですが、ひとたびパソコンに差し込むと高圧電流でPCを破壊します。
本来は耐高圧電流の試験機器でしたが、いたずらグッズや犯罪のために乱用されています。
むやみに他人のUSBを使用しない、PCを放置して別の場所に行かないなどの対策をしましょう。
USB端子に挿すだけでPCを破壊する「USB Killer」でPCをぶっ壊しまくった学生が逮捕される
リボ払い
クレジットカードが魔法でないことは周知されましたが、リボ払いは非常にトラブルが多いよう。
毎月一定の支払いで済みますが、残りの借金は利息を増やしながら延々と将来へ引き継がれます。
返せなくなるとブラックリストに乗り様々な不便が生じ、最終的には自己破産する羽目にも。
ワンクリック詐欺
怪しい広告やサイトをクリックした際に登場する「○○万円の支払いを行ってください」の文字。
カウントダウンや個人情報をちらつかせ、正常な判断ができないうちに振り込ませることが多数。
焦らせて支払わせる方法は、情報商材や普段のセールなどにも見られるので注意が必要です。
知識は武器である
記事を読んで「何も信用できないじゃないか」と思った方、ネットの世界ではその通りです。
全てが虚構でも問題なく生きられる世界である以上、何を信じるかは自分で決めなければなりません。
フェイクニュースが大きな話題となりましたが、知識がないと情報に踊らされるだけになります。
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