【東京理科大学】長万部キャンパスが2020年に閉鎖?基礎工学部に代わり経営学部が移動

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【東京理科大学】長万部キャンパスが2020年に閉鎖?基礎工学部に代わり経営学部が移動

東京理科大学のキャンパスの中には、北海道の「長万部(おしゃまんべ)キャンパス」があります。

北海道で1年間、全寮制生活を送る特殊なスタイルから理系受験生なら一度は聞いたことがあるのでは?

2020年に長万部キャンパスのシステムが変更されるので、長万部キャンパス出身の大学生が語ります!

長万部キャンパス

長万部キャンパス

東京理科大学は神楽坂、野田、葛飾、そして長万部にキャンパスを持っています。

「東京」と名乗りながら長万部キャンパスと野田キャンパスは東京に存在しません。

長万部キャンパスは、北海道の札幌↔函館間にある人口5,000人ほどの「長万部町」の高台にあります。

長万部町はかつて温泉街として栄え、「かにめし」や7月に開催される「毛がにまつり」が有名です。

長万部町ホームページ(外部サイト)

長万部キャンパスに行く学部

長万部キャンパスに行く学部

「長万部キャンパス」へ通うのは、東京理科大の学生のうち「基礎工学部」という学部1年生のみ。

「基礎工学部」は物理・化学・生物の融合分野における科学者の育成を目的とした少し特殊な学部。

  • 「生物工学科(TB)」
  • 「材料工学科(TM)」
  • 「電子応用工学科(TE)」

毎年各学科100人ほど、全学部合わせて300人ほどが代わる代わる長万部キャンパスにやって来ます。

2年生以降は留年しても葛飾キャンパスに移動するため、長万部キャンパスでの生活は必ず1年間です。

長万部町で理科大生の人数は圧倒的で、18歳選挙権が認められると学生だけで当選者を決定することが!

(実際には住民票移動と学生の選挙への関心から大きな事件は何も起こりませんでした…。)

長万部キャンパスの特徴

長万部キャンパスの特徴

全寮制とクラスター

何といっても長万部キャンパスの特徴と言えば「全寮制」と「クラスター」という制度です!

基礎工学部の学生は、自宅がどんなに大学に近くても全員が寮で生活することが決められています。

寮は基本4人1部屋で、4人×4部屋の16人を「クラスター」という1グループとみなしていました。

各クラスターはラウンジ、テレビ、キッチン、洗濯機、パソコンなどを共用し、共同生活を行います。

一緒に1年間生活していく仲間は入学式までわからないので、その時までの楽しみです…!

長万部キャンパス学寮生活のすすめ

北海道ならではの活動

北海道という自然豊かな立地を生かし、キャンパス内のゴルフ授業やリゾート地でのスキーの授業も。

長万部町ともつながりが深く、町民と合同参加の登山、花見、小学生理科講座の開催などもあります。

2ヶ月の長期休業中は寮が閉鎖され、北海道で農業アルバイトや北海道旅行に挑戦することもできます!

長万部キャンパスでの一年間のイベントを紹介!北海道を楽しみつくそう

上下関係がない

長万部キャンパスで勉強するのは、基礎工学部の1年生のみです。

留年しても葛飾キャンパスに行くため、長万部キャンパスにいるのはその年にやってきた1年生だけ。

先輩、後輩などの関係を面倒に感じる人にとって、長万部キャンパスの特殊な環境は魅力的では?

先輩がいないため、サークルの立ち上げや学寮祭の計画などは学生が一から計画し実行します。

追記:長万部の日常

長万部キャンパスの記事が多くの人に読んでもらえて嬉しいのですが、概要を説明する記事ではキャンパスの良い所を伝えるのは難しいと感じました。

今回のコロナ騒ぎで長万部キャンパスに行く伝統が打ち切られてしまったこともあるので、長万部の日常を思い出しながら書いてみます。

長万部キャンパスの周りに広がる自然の中から「釣り」「雪」「野生動物」について。

釣りに行こう

長万部キャンパスは海までの距離がかなり近いため、学生の中には長万部キャンパスに来てから初めて魚釣りにチャレンジする人もいます。

長万部町の名前の由来に「アイヌ語でオ(川口)シャマンペ(鰈)」すなわち「鰈(カレイ)のたくさんとれる川口」があるようにカレイがよく釣れるようです。

ただ釣具が買える店が2店舗、キャンパスから防波堤までが片道30分、魚を捌けるのが別館の「エソール会館」だけなどと、意外にハードルが高いです。

また学年に必ず一定人数のサケハンターがおり、授業のない日は実家から取り寄せた高価な竿を背負って出かけていくのを目撃することもしばしば。

多くの人が手ぶらで帰ってくる中、得意そうに大物をぶら下げてくる人もおりクラスターによっては夜食の石狩鍋になることも。

釣りが盛んになると出てくる問題が学生寮の滞在時間で、規定には門限がありましたが朝何時から寮を出て良いかという規定は存在しませんでした。

「周りが明るくなってから」という表現がしばらくしてから「〇〇ルクス」「手のひらの10円玉を目視で確認できる明るさ」に変更されたのはさすが理系といった所。

雪が降ってきたよ

北海道のキャンパスの醍醐味といえば雪であり、一部の地域の人を除き冬には一面の雪景色につい童心に帰ってしまいます。

朝早くに起きて寮の外を見ると、黄色いランプを光らせながら巨大な除雪車が前の道地響きを立てながら走っていくのが見た人は少ないのでは?

雪だるまやかまくらを作ったり、人の部屋に雪玉を投げ込んだり、濡らしたシャツを凍らせたりするのは誰でも試してみるもの。

中にはキャンパス内の坂でスキーをしたり、階段に雪を積んでジャンプ台を作るような命知らずもいましたが、寮母さんに大目玉を食らっていました。

学生寮には共同の冷蔵庫しかありませんが冬は部屋の二重窓がキンキンに冷えるため、それぞれが手の届く自然の冷蔵庫に飲み物やアイスを備蓄します。

クラスターで夕食を食べた帰りは戦いの場で、少しでも気を抜こうものなら同じクラスターの輩に雪の上へ放り出されます。

長万部キャンパスのルールに「冬に1人で酒を飲まない」というものがありキャンパスに来た日に、浪人生に対して強く伝えられていたのを覚えています。

また冬の北海道は外で寝ると凍え死ぬというレベルの寒さであるため、食事に行く際はツーマンセルで行くようにという指示を受けたこともありました。

動物との出会い

ポケモンGOをしていてクマに出会ったという事件で有名になってしまった長万部キャンパスは、クマはともかく本州では珍しい動物に出会えることもあります。

長万部キャンパスで最も目撃されるのがキツネで、「長万部学寮物語」に出てくる野球場のキツネの巣も探して見た所実際にありました。

またキャンパス内の陸上競技場には毎朝大量のカモメとカラスが集まっており、白と黒の入り混じった芝生は異様な景色となっていました。

他にはいくつかのクラスター(16人のグループのこと)は近くにある「ホタルの里」に連れていてもらってたくさんのホタルをみたりもしました。

夏休みの農業アルバイト北海道一周旅行の際にはタンチョウ、クマ、シカ、ネズミ、タカなどにも出会うことができました。

長万部キャンパス廃止?!

長万部キャンパス廃止?!

特殊な状況から基礎工学部と長万部キャンパスは高校生や大学生にネタとされつつも愛されてきました。

しかし大学の経営方針により2020年で「長万部キャンパスの基礎工学部」が消滅することになりました。

基礎工学部は「先進工学部」となり、かわりに経営学部と留学生が長万部キャンパスで勉強します。

「先進工学部」とか分かりづらい、なぜ日本に来た外国人を隔離するかが謎すぎます…続報に期待!

長万部キャンパスの国際教育の拠点化について

(1) 2021年4月に、国際的な経営を学ぶためのコース(1学年約120名を予定)を経営学部に開設する。同コースの1年次教育は、長万部キャンパスで全寮制教育として行う。

(2) 2022年4月に、留学生を対象としたコース(1学年約80名を予定)を理工学部に開設する。同コースの1年次教育は、長万部キャンパスで全寮制教育として行う。

https://www.tus.ac.jp/today/archive/20180726100.html

追記:長万部キャンパスから学生が消える

新型コロナウイルスの感染に伴い、2020年度の基礎工学部は葛飾キャンパスで全ての授業を実施中です。

基礎工が先進工になる前に「長万部に行かなかった基礎工学部」という新たな分類が生まれました…

これで長万部に行った基礎工学部生は33期生でストップしたことになるのかな…?

元長万部キャンパス勢として

元長万部キャンパス勢として

広大な自然に加え、全寮制生活や様々なことに挑戦できる環境が長万部キャンパスにありました。

周りの目を気にしないで良い空間で、いろいろなことにチャレンジしたい人にはおすすめです。

北海道自転車一周をはじめ、長万部での生活は僕のその後の考え方を変えてくれるものでした。

【北海道自転車一周】大学生が1ヶ月で旅行したルートや日程、持ち物を紹介!

それだけに、基礎工学部が長万部キャンパスに行かなくなることがすごい残念です!

何か質問などあったらわかる範囲でお答えしますので、ぜひコメントなど戴けると嬉しいです!

長万部キャンパス参考資料(笑)

長万部キャンパス参考資料(笑)

長万部キャンパスは特殊性から多くのメディアに取り上げられており、その一部を紹介していきます。

これらの資料から少しでも長万部キャンパスについて知ってもらえたら嬉しいです!

多くが理科大生による書き込みですが、愛のある自虐ネタが多い内容となっています。

いろいろ書かれていますが、真に受けないように注意しましょう(笑)

個人的に好きなのはアンサイクロペディアと「東京理科大学長万部学寮物語」ですかね!

東京理科大学基礎工学部HP

あまりの特殊性から、理科大のHP以外に基礎工学部のHPが独立して存在します。

2018年(僕らの代)に新しく撮影し直しているので、イメージは大体こんな感じ。

空にドローンを飛ばして学生みんなで走ったのは結構楽しかったですね!

東京理科大学 長万部キャンパスHP(外部サイト)

東京理科大長万部学寮物語

長万部キャンパスの教授が執筆した小説で、長万部にやってきた学生の1年間を物語として書いています。

学生実験や地元の人との交流、作中に出てくるキツネの巣など、かなり忠実に描かれています。

実際に長万部キャンパスで過ごしたことのある人なら絶対共感できる内容なので、もっと広まれ…!

アンサイクロペディア

完全にネタ枠ですが、読んでいてうなづけるところも。

長万部キャンパスは「長万拘置所」して収録されています!(くれぐれも真に受けないで下さい)

2020年の新型コロナウルスに伴い、文章が追加されていることが確認されました!

アンサイクロペディア「長万部拘置所」(外部サイト)

2ちゃんねる

5ちゃんねるも見てきましたが、まだあまりスレは立っていない模様です。

過去のスレからまともそうなのを拾ってきました。

意外にまともなスレが多い。

5ちゃんねる(外部サイト)

リマンべ

長万部の情報をまとめたサイトで、東京理科大学の記事も必然的に多くなっています。

理科大生による18歳選挙権獲得の記事をこのサイトが公開して日本中の話題になりました。

長万部キャンパスだけでなく、長万部町の観光スポットやイベントについての記事も充実しています。

Remanbe 〜リマンべ〜(外部サイト)

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