大学生に人気のアルバイトとして「塾講師」は、頭脳労働ゆえの時給の高さが魅力の一つです。
基本的には1~5人ほどの生徒の授業を行う、不明点に回答する個別方式で働く人が多いイメージです。
今回は実際に個別塾で講師として働いていた理系大学生が、塾講師アルバイトのメリットなどを紹介!
塾講師バイトの内容
一般的には小中高校生に授業の復習や受験の過去問対策まで幅広く、授業や不明点の解説を行います。
出勤はスーツのことが多いですが、出勤してからスーツに着替えることが許されるところもあるよう。
授業開始よりも早く来て、前回の授業の引き継ぎ書を見ながら生徒のテキストやプリントを準備。
授業終了後には授業内容と引き継ぎ項目を記載、他には資料作成や教室の掃除を行うこともあります。
塾講師のメリット/デメリット
知識を深められる
大学生は高校の知識を振り返る機会がないため、生徒に教えることで忘れていた知識を思い出せます。
改めて学び直すことで、大学に入るまで機械的に覚えていた公式が分かるようになることもあります。
また理解した内容をわかりやすく伝えるスキルや、時間内で飽きさせず教えるスキルも身に付きます。
就活対策になる
就活の際に必ず勉強するSPIの試験問題の非言語系問題、つまり算数は中学受験の問題にそっくりです。
中学や高校の知識でも解けますが、中学受験独特のテクニックで解く方が早いため塾講師は有利に。
中学受験未経験者は、塾講師として勉強を教えるついでに就職試験の対策ができるのでおすすめです。
【大学生の就活】「SPI」「玉手箱」「CAB・GAB」は対策が必要!実際に解いてみた!
労働環境が快適
スーツ着用という制約はありますが、暑い/寒い日も快適な部屋で座っていられるのが塾講師バイト。
さらに塾講師は教えられる上限人数があるため、どんなに忙しくても生徒の人数は変わりません。
塾講師になる際は学歴を確認されることもありますが、一定の学力が前提の仕事だったりもします。
シフトの自由が利きにくい
生徒に合わせて講師のシフトが決定されるため、基本的に1週間単位で曜日固定シフトになりがち。
大学生の試験準備期間は生徒にとってもテスト準備期間なので、休みをもらうことが難しくなります。
突然のシフト変更は授業を受ける生徒が混乱するため、よほどの理由がないと認められないことも。
時間外労働が長いことも
授業前には授業を行うための引き継ぎ書確認、テキストやプリントの準備時間が必要となります。
さらに過去問対策などでは事前に問題を印刷して解く必要もあり、基本的に時間外労働がほとんど。
進捗と引き継ぎ作成も長引くこともあり、能力によってコスパが大きく変化する仕事ともいえます。
塾講師に向いている人
ある程度名前のある大学
面接の際にはほぼ必ず大学を聞かれ、審査対象から外されてしまいことや大学で給料が変わることも。
ただ塾の種類にもよるので、難関校の受験/遅れを取り戻すことを目的にしているのかで変わります。
実際に働いている人に尋ねたり、見学でその部分について率直に聞いたりすることをおすすめします。
子供の面倒を見るのが好きな人
塾によっては小中学生など「勉強なんかよりゲームやテレビの話をしたい」という子供が多いことも。
彼らに勉強させるのは難しく、授業中はやる気のない生徒にあの手この手で勉強をしてもらいます。
学力だけでなく年下の相手が大丈夫な人でないと、この仕事を続けていくのは難しいかもしれません…
塾講師バイトの感想
講師1:生徒2の個別塾で教科を限定せずに小中高と教えましたが、中学受験経験がないので厳しめ。
しかし一緒に勉強したり、やる気がない生徒に達成感を感じさせたりとかなりやりがいもありました。
成績が伸びない場合は直接保護者から苦情をもらったりと、能力が直接影響してくるのが辛いところ。
ひとまず挑戦してみよう
大学生にとって塾講師は、自分/他人のためにもコスパが非常にいいアルバイトだと考えています。
他人の学力に影響するため責任が大きい仕事になりますが、その分大学生にぴったりのアルバイト。
特にこだわりがなく何をやろうか迷っている人は、塾講師アルバイトに挑戦しては以下がでしょうか?
コメント
いつきさん、こんにちは
相手に何かを教える時、わかりやすくおしえ、さらに理解してもらうことはなかなか大変ですね。
教えることで、自分自身の勉強にもなりますよね。
あと、わからない子の気持ちに寄り添うこともついつい忘れがちになってしまうけど、必要なことかな、と感じています。
塾講師、頑張ってくださいね😊