
やりたいことリストにあった「台湾旅行」+「手ぶら旅行」に行ってきたので、費用や日程など。
日本と見た目は変わらないのに微妙に文字が読めず、パラレルワールドに来ているような気分。
総額は約65,000円。おそらく最後のバックパッカー的な旅行かな…今後は普通の旅行にしよう。
旅行での宿は基本的に以下2サイトを安い順で検索します。 複数サイト比較していますが、この2つがほぼ最安値です。 Booking.com←割引率が異常に高い、海外旅行でもおすすめ 楽天トラベル←国内の宿に強い。Booking.com未掲載もあり
旅行前にやったこと
航空券・宿の購入

ざっくり調べた感じAgodaが安いかも。航空券と宿を分けるかは場合によります。
結局航空券がtrip.comで往復29,570円、宿がAgodaで5,048円で計34,618円でした。
ちなみに到着は桃園空港でした。
天気、気温の確認


故宮博物館のチケット購入
どうせ行くであろう美術館、日時指定が必要ないので事前にインターネットで購入しました。
購入時に送られてくるPDFのQRコードが必要です。ホーム>故宮参観>チケット料金
海外安全情報「たびレジ」の登録
近鉄トラベルの「台湾渡航の準備と手続き」を参考に、やっておくと便利なことをしました。
渡航先で何かあるとLINEに情報を飛ばしてくれます。海外安全情報「たびレジ」(外務省HP)
「Visit Japan Web(日本入国手続きオンラインサービス)」の登録
入国の書類記入をスキップできる。帰国時にQRコード必要。Visit Japan Webの利用はこちらから
乗り放題パスの購入

台湾新幹線と他の鉄道は乗り放題にした方が良いと聞いたので、ざっくり比較しました。
調べている最中に枚数限定の20%OFFのチケットを見つけたので購入。多分あってるはず。
3泊4日なので新幹線が実質乗り放題+地下鉄の他路線の乗り放題にしようと思っています。
ただダウンロードする「Taiwan Pass」が全くレビューのないアプリで心配です。9,932円。
Taiwan PASS(台湾好玩卡) 台湾新幹線3日間パス+MRT乗車券+観光シャトルバス「台湾好行」往復乗車券
- 高鐵3日間無料
- 北北基おもしろカード 交通周遊版 2日
- 台中Goエンジョイタイプ48時間チケット
の組み合わせにしました。残りはEasyCardを購入して利用するのが最もお得だと思います。
※台鐵のチケットは有効化した翌日からしか使えないので旅行前に忘れずに
アプリをDL
海外旅行に特化したアプリは以前紹介したもの+台湾特有のものをDL。
【maps.me】海外旅行オフライン地図アプリの便利な使い方を紹介
その他準備
WiFiはフリーWiFiと楽天モバイルのデータローミングが2GB使えるらしいのでそれで対応。
EasyCardは現地でも買えるらしいので日本では買っていきません(多少割高でもある)
最低限の持ち物
今回はやりたいことリストにあった「手ぶら旅行」を行いますが、最低限のものは持っていきます。
絶対に必要で現地で購入するのはさすがにもったいないので、消耗品とバッテリー類の予定。
トートバッグ+ウエストポーチ+エコバッグです。今回はクレカの利用はゼロでした。
- パスポート(コピーも)
- クレカ(3ブランド)
- e-チケット
- タオル1枚
- 下着3組
- 石鹸
- 歯磨き
- 薬類(正露丸は必須)
- バッテリー
- コード
- ウェットティッシュ
- 折りたたみ傘
- プラ水筒
- 耳栓、アイマスク
- マスク5枚
- ジーパン、セーター
台湾一日目(桃園・九份)
大阪→桃園空港

前日に難波のコミックバスターで仮眠。知りうる限り最安なので重宝しています。8時間いて1380円。
22時過ぎに南海線で関西空港に向かいます。クレカ払いで旅行付帯を付けるのを忘れずに。
夕食と朝食用にカロリーメイトを購入。旅行先で色々食べるのでここは我慢の時です。
ターミナルには仮眠場所があったらしいですが、有料スペースになったみたい(ネット情報に注意)
寒くて眠れず、送風口を求めてさまよいました。こちらも結構寒い。やはり重くても寝袋は必須…
朝5時起床、シャトルバスでターミナル2に行き、カロリーメイト食べながら時間を潰します。
台湾へは9時過ぎに到着。日本より1時間早いです。預ける荷物がないのでほぼ一番乗り。
桃園空港アウトレット

桃園空港から台鉄新幹線の桃園駅に移動しましたが、チケットの有効化できておらず。
桃園のアウトレットをぶらついてから、普通のMRTで台北へ(空港MRTは高い)
二二八和平公園や台湾総督府を見に行きました。総督府は非常にきれいな建物。
二・二八事件は日本軍撤退後の国民党政府が人民に課した独裁政治に関する事件だそう。
台北市内


北北基おもしろカードは「台北⇔九份」で元が取れるとのことなので、さっそくバスに。
肉まんを食べたり北門と西門を間違えたり、いろいろしていたら15時くらいになりました。
バス停で一本逃して途方にくれましたが、Googlemapの時刻表よりもかなり頻繁にあるみたい。
九份老街

北門のバス停から九份まで965のバスに乗って直行。暗くなって混む前に到着できました。
景色としては確かに「千と千尋の神隠し」を思い出させます。ただこの時間でも人が多い。
許可があるのか謎なジブリ関係のショップがあったり、日本のお菓子が売っていました。
確かにアジア圏以外の人々からすれば、どこの国の食べ物かなんて正直分からないよね…


元のバス停に戻るはずが霧の中道に迷い、人気のない場所を1時間ほどさまよいました。
正直こっちの体験の方が「千と千尋」感がありました(多分さらに山の上に行ってしまった)
本当はこのあとに十分老街に行く予定でしたが、台北直帰のバスに乗ってしまい断念。
龍山寺

バスが帰宅ラッシュに巻き込まれ、台北到着が17時過ぎ。言われてみれば台湾の東京でしたね。
夜でも開いている場所と言えば寺院、ということで龍山寺を見に行ってきました。
本尊は仏教の観世音菩薩ですが、現在では道教や儒教など様々な宗教と習合しているそうです。
艋舺夜市

近くに良さげな夜市があったので、こちらでご飯を食べることにします。
観光客が集まっている割高な店でなく、地元の人が集まる小さなお店を探すのがコツ。
後から調べたら台北の夜市ではディープな部類らしいですが、これくらいが好きですね!


おそらく下で紹介している店だったはず。ルーローハンを頼んだら適当に追加してくれました。
たけのこがおいしい、それと臭豆腐は普通の豆腐という印象。おいしかったのでスープも追加。
なんだかよく分からない仙草?のドリンクを買って西門駅付近の宿に向かいます。
大安公園旅店

今回は三泊とも同じ宿を取りました。予約は楽ですが、毎日戻ってこないといけないのが大変。
最も安い宿を選択しましたがBooking.comで8.3とかなり高評価の宿で、実際満足でした。
ホステルにありがちな他人に話しかけられることもなく、冷房の効きも良く、清潔感あり。
台湾二日目(十分・台北)

宿を出てコンビニでトウモロコシ、焼き芋、梅緑茶を購入。セブンとファミマだらけでした。
台北から十分をめざしてバスに乗りますが、乗り換えに失敗して途方にくれます。ここはどこ?
外国人カップルにタクシーを折半しないかと言われたので、3人で600NTで十分老街に行きます。


今回の旅行で感じたのは、日本の交通事情には台湾に学ぶべき場所が多いということ。
都市部は車ではなくバイクと電車の利便性を上げないと行けなさそう。日本はまだ微妙。
台湾は乗り換えが分かりやすい、交通カード一種で済む、バイク専用道路があるなど。
十分老街

香嵐渓に中国人が集まる理由が分かった気がします。言われなければ見分けがつかないレベルかも。
線路沿いの町は観光地なのもあってだいぶ整備されていて、タイのような生活感はありません。
滝はそれなりに大きくて、一見優雅な川の流れなのに滝があることが何だか不思議に感じました。


台中

個人的には彩虹眷村はわざわざ見に行くまでもなかったかな。宮原眼科もそこまででした。
眼科の正面にある廃墟と化したビルの方が面白そう、あとは台中公園とららぽーとを見学。
桃園空港駅の動物園も西武グループだったし、日本資本がいまだにかなり関わっていそう。


士林夜市→艋舺夜市


夜市で有名な士林夜市に行きましたが、観光客向けすぎてつまらない+値段が高すぎました。
昨日も言った艋舺夜市で「QQボール(地瓜球)」とジーローハン、スープを頼んで食べました。
台湾三日目(高雄・台南)
台湾新幹線

三日目はあいにくの雨。ですがほとんど気にならない程度なので傘をさすか迷うところ。
通り道に人気そうな台湾おにぎり屋さんがあったので全部載せ(100NT)を買って新幹線へ。
新幹線のテーブルストッパーがフック状になっていて、日本もこれにしてほしいな…
高雄では約2時間。どうやら自由席なら窓口に並ぶ必要ないらしく改札で乗り放題見せるだけ。
高雄市原生植物園

高尾駅から竜虎塔までは距離がありますが、せっかくなので歩いてみます。
高雄植物園的な公園があったので探検してみました。日本では見ない植物が多くて面白い!
その場で写真を撮っておけば、帰国してからGoogleレンズで調べられるので便利です。




ミフクラギ(毒、別名目膨ら木)、オオバイヌビワ、ヤナギバルイラソウ、ランタナ(別名七変化)
竜虎塔

栃木県にある東部ワールドスクエアで印象に残っている建物。やっと本物を見ることができた!
入場料がかかると思っていたら無料で入れて拍子抜け。台湾は入場料かかることが少ないです。
龍の口から入って虎の口から出ると幸せになれるそう。まあ一応行っておくかという感じでした。

カードの残高が少なくてバスに乗れるか不安だったため、最寄り駅まで徒歩で移動。
この時の気温は25℃。思ったよりも暑くてセーターより薄い服が良かったかなと思いました。
日中はTシャツで移動しており、列車内や夜間はセーターを着ていたことが多かったかな。
高尾駅

海外のプラットフォームは屋根が高いことが多い。日本がウサギ小屋と言われるのもしょうがない。
ただ掃除が大変そうだと、天井の高い建物を見るたび思わされてしまいます。
駅から見えた巨大な看板を見て、パイクーハンを食べに行きました。はじめて看板効果を実感した…
正忠排骨飯


後日ほかの場所でも見かけたのでチェーン店っぽい。メインのご飯とおかず3品で100NTでした。
選ぶの難しそうだったので前にいた女性と同じものをお願いして、一緒にお昼を食べました。
英語がつたないながらも色々おすすめ教えてくれました。単語は少ないけど発音がきれいでした。




高雄三鳳宮、三民市場、美麗島駅など。途中でバナナを買って食べてました。
台湾の日常食が思った以上に日本なので、卵やイモ、栗、バナナなど素朴で美味しいです。
美麗島駅は写真写りが良いですが、ステンドグラスでもないので写真撮って即退散しました。

ちょっとだけ星飛雄馬っぽい名前。読めそうなのでさっぱり読めない、感じって不思議。
漢字名と英語名が並列で書かれるため、個人的には英語だと逆にわからないので漢字希望。
あとはどこまで日本読みが通用するのかが分からない。これも「はませい」で通じるのか?
哈瑪星鉄道文化園区

アート特区を見に行こうと到着した駅は、だだっ広い芝生に昔の列車やアート作品が陳列。
遠くの山々とお昼ごろの温かさも合わさって、とても平和な空間で良かったです。


今回旅行した中で一番良かった場所かもしれません。都会の喧騒から離れて落ち着く…
観光地って基本的にガヤガヤしており、自然を求めても観光客受けを感じてしまいます。




まあまあサブカル寄りで現代美術とは違う気がしますが、けっこう集客していてうらやましい。
さびれた町おこしの手段としてありがちなアートですが、数少ない成功例なのではないでしょうか。
台南

予想以上に時間を取られてしまい、台南で過ごせる時間がほとんどなくなってしまいました。
本当は漁場が多い地区なのでそれを見て魚を食べたかったのですが断念して夜市へ行きました。
バスに乗れる自信がなかったため、暗い中少々の命の危険を感じながら夜市へと走ります。
↑行けていないけど見てみたかった場所。地図上で見ると不思議。干拓地で養殖場らしい。
虱目魚、文蛤、白蝦などが有名らしい。今度行く機会があったら見て食べてみたい。
夜市では餃子とカキの卵焼きと甘栗を買って食べました。終電の新幹線逃しかけた(汗)


謎のポカリもどきとサガミの広告。
台湾四日目(台北)
故宮美術館

「世界四大博物館」はルーブル美術館、メトロポリタン美術館、エルミタージュ美術館とここらしい。
エルミタージュ美術館だけ行けてないですが、せっかくなので白菜と角煮の彫刻を見てきます。
観光客が行きにくい9時オープンを目指しますがバス賃が足りず、知らない人にお金を借りて途中下車。
ゆうゆうカードは大量にチャージしておいて、空港前のコンビニで全部使い切るのがおそらく正解。


オープンは全然混んでいないため、当日にチケット購入しても良かったかも。
大きな白菜は出張中とのこと。角煮は角煮って感じ。よく考えると食品サンプルと変わらない?
ものとしてはすごいですが、いざ目の前に出されると感動がなかった。ただ他の展示は面白い。




変な形の壺や「鼎(てい・かなえ)」。鼎って色々種類があるらしい。かっこいい漢字ベスト5に入る。
個人的に民芸品は美術ではないと思っていますが、展示品は微妙に祭具的要素があるため面白い。
習字のときの硯だけで1コーナー作られてるのすごい。小学生もかっこいい硯ならやる気出るのでは?
らしんばん・アニメイト




台北のらしんばん。キャラ可愛い。台湾はいろんな場所に萌えキャラいる印象。
台北のアニメイトは思ったよりもひっそり。まだ市民権ないのか?負けインと並ぶノゲラの強さ…
台湾Vtuberの白白虹さんのグッズを探しましたが見つからず…まだまだこれからなのかな…
【白白虹】SquareLive/SpringFishの台湾Vtuberの特徴や配信活動
途中で売っていた弁当を買って食べます。租には 土地や家を借りるという意味があるそうです。
国立中正紀念堂

衛兵の交代式が1時間ごとに行われると聞いていたため向かったらちょうどいい時間でした。
ダッシュで上まで登ってリンカーンみたいな蒋介石を見て、交代式を見ることができました。
銃を投げるのかっこいい(「あおざくら」でめちゃくちゃに重いらしいことを知った)


台北タワー101

台湾旅行に来てから全くランドマーク的なものを見ていないことに気づきました。
台北タワーはただただ大きい。登るわけでもなし、高級ショップで買い物するわけでもなし。
101階建てだからこの名前らしく、竹の節をイメージしているんだとか。
迪化街

少し時間が余ったので電車で行ける範囲内の観光地「迪化街」に行ってきました。
古民家カフェ的な場所でコーヒーを飲むのが流行らしいですが、台湾に来てまでコーヒーか…
今回の旅行で結構今時のスポットも見ましたが、自分は本来のその国を味わいたいのであんまりかな。


埠頭みたいな場所があったので川を眺めながら、台南で購入した焼き栗をむいて食べました。
台北は都会ながらも自然がまだまだ残っているところが東京と違うなと感じます。うらやましい。
調べてみた所、平地が少ないことと亜熱帯気候で空き地が植物に覆われやすいことなどらしいです。
桃園空港

結構時間が迫ってきたので空港に向かいます。空港内に牛肉麺チェーン「三商巧福」がありました。
単品注文ができないのでまあまあ高い。安い麵を頼んだらただのうどんだった説。
台湾のレシートは宝くじになっており、旅行者は換金難しいのでお店に渡すといいらしいです。


待つ間に怪しげなドリンクとスナックを買いました。黒松コーラは微妙なドクターペッパー。
日本に帰国したのが22:30頃。なんばまで帰ってネカフェで一泊して帰宅しました。
台湾旅行の感想

日本資本が多く入っており、ぱっと見は日本でした。駅の表示とかまんま日本の鉄道でした。
ただパッと目に入る文字がなぜか読めず、また漢字だらけでときどき「の」の字の幻覚が見えます。
日本旅行者が多い理由も納得できましたし、はじめの海外旅行におすすめな理由もわかりました。
一方で少し離れると自然も多く、日本的な安心感を持ちながら異国情緒も味わえる良いところ。
今回は3泊4日という初めての短期海外旅行だったので、まあまあ焦ってしまった部分もあるかな…
以降はおとなしく、一般的な海外旅行の楽しみ方をできるようになりたいとも思いました。
染み付いたバックパッカーの特性はどれほど消し去ることができるのでしょうか…




