【生きた化石】本物はどこで見られる?展示のある博物館・水族館を紹介

ぶらり旅行

「生きた化石」とは、太古に生息した祖先種の形状を色濃く残し、現代にまで生息している生物です。

​化石として発見される姿と現在の姿がほとんど変わらないため、このような呼び名が付けられました。

今回は「生きた化石」を種類ごとに見られる難易度、見られる場所ごとにまとめてみました。

シーラカンス(難易度☆☆☆)

シーラカンスは、約4億年前から姿をほとんど変えずに生き続けている原始的な魚。
一時は絶滅したと考えられていたが、1938年にアフリカ沖で奇跡的に再発見された。
深海に生息し、「生きた化石」の代表格として知られている。

生きたシーラカンスを見ることができる水族館・博物館は世界中でも存在しません。

国内においては静岡県沼津市にある深海水族館にシーラカンスのはく製が4体存在します。

オウムガイ(難易度☆☆☆)

オウムガイは、5億年以上前からほぼ進化せずに生き残っている原始的な軟体動物。
螺旋状の美しい殻を持ち、浮力を調整して海中を漂うのが特徴。
イカやタコの仲間だけど、殻を持つ姿はまさに“時代の置き土産”。

現在日本の水族館でオウムガイの一般公開を行っているのは三重県の鳥羽水族館のみ。

カブトガニ(難易度☆・・)

カブトガニは、約4億5千万年前からほとんど姿を変えずに生息している節足動物である。
外見はカニに似ているが、系統的にはクモやサソリに近いとされる。
その青い血液は、医療分野で細菌検出に用いられるLAL試験に不可欠な物質を含んでいる。

山口県笠岡市にあるカブトガニ博物館は日本唯一のカブトガニを専門にした博物館です。

ムカシトカゲ(難易度☆☆☆)

ムカシトカゲは約2億年前から変わらず生き延びてきた爬虫類です。
主に南アフリカと南米に生息し、細長い体と小さな四肢が特徴です。
乾燥地に適応した生態を持つ「生きた化石」とされています。

国内で生きたムカシトカゲを見ることはできず、東京大学付属博物館にホルマリン漬けがあります。

ニュージーランドの限られた地域にしか存在しないため、難易度を最も高く設定しています。

※まだいけていないので行ったら情報を追加する予定です

身近な生きた化石

ゴキブリ、イチョウ、ソテツなどは普段の生活になじみすぎて「生きた化石」とは忘れがちです。

カブトエビ、アルテミアなどは卵を水で孵化させる育成キットも販売されており、飼育できます。