
2023年に見た映画
2023年おすすめの映画
グランド・ブタペストホテル
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼は、宿泊のマダムたちの夜のお相手もこなし、多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れる。しかし、彼の人生は一夜にして変わる――
長年懇意にしていた“マダムD”が殺され、貴重なルネッサンス時代の絵画と莫大な遺産争いに巻き込まれたのだ。ベルボーイのゼロとともにコンシェルジュ・ネットワークを駆使するグスタヴは、誇りをかけて謎を解き、ホテルの威信を守ろうと大戦前夜のヨーロッパ大陸を飛び回る!
鑑賞:2023/06/16 ☆☆☆☆・
監督:ウェス・アンダーソン 出演:レイフ・ファインズ, F・マーリー・エイブラハム
ホテルの支配人が利用客の相続争いに巻き込まれ、ベルボーイとともにその陰謀を暴いていく物語。
友情、コミカル、アクションなど、様々な要素をスピーディーにこなしていく作風が特徴的でした。
楽しい感じで話が進みますが、完全なるハッピーエンドではない部分が哀愁漂う感じで逆に良かったです。
スウィング・キッズ
1951年朝鮮戦争中、最大規模の巨済島捕虜収容所。新しく赴任してきた所長は収容所の対外的イメージアップのため、戦争捕虜でダンスチームを結成するプロジェクトを計画する。収容所一番のトラブルメイカー、朝鮮人民軍のロ・ギス、4ヶ国語をあやつる満州出身の無許可通訳者ヤン・パンネ、いなくなった妻を捜す朝鮮民間人捕虜のカン・ビョンサム、ダンスの実力を持つものの栄養失調の中国人捕虜シャオパン、そして彼らのリーダーとなる、前職ブロードウェイタップダンサーの黒人下士官ジャクソンまで、紆余曲折の末に集まった彼らの名は“スウィング・キッズ”!それぞれの事情でダンスをすることになった彼らに公演の話が舞い込むが、国籍や身分の異なる寄せ集めダンスチームの前途はいかに――。
鑑賞:2023/07/09 ☆☆☆☆・
監督:カン・ヒョンチョル 出演:D.O.(EXO)、ジャレッド・グライムス
朝鮮戦争という近くて遠い戦争と、タップダンスという全く異なるテーマを取り扱った作品で面白かったです。
二人が会話を交わさずタップダンスで語り合う場面は、ありきたりかもしれませんが感動してしまいました。
楽しい時間からハッピーエンドに持っていかないところが、朝鮮戦争そのものを表現しているのかなとも。
グリーン・ブック
時は1962年。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は腕っぷしはもちろんハッタリも得意で、ガサツで無学だが、家族や周囲から愛されていた。 ある日、トニーは「神の域の技巧」を持ち、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーの運転手として雇われる。まだまだ人種差別が根強く残る時代になぜか、黒人にとって制約と危険の多い南部を目指すシャーリー。 粗野で無教養なイタリア系用心棒と、インテリな天才黒人ピアニストという何もかも正反対な二人が、黒人用旅行ガイド〈グリーンブック〉を頼りに、ふたりはツアーへ旅立った──。
鑑賞:2023/08/06 ☆☆☆☆・
監督:ピーター・ファレリー、出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ
ダンが黒人としてあまりにきれいに書かれているという意見を見ましたが、それは作品上しょうがない演出なのでは?
アメリカにおける黒人差別は歴史などで習いますが何か遠くの出来事で、差別ではなく慣習という言葉が個人的に響きました。
黒人でも白人でも男性でもないダンがリップたちに受け入れられたのは、やはり教養などの存在かなと意地悪なことも考えたり。
七人の侍
世界中の映画人に影響を与えた黒澤明監督の時代劇。戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士から村を守る7人の侍たちの雄姿を描く。複数のカメラで同時に撮影するマルチカム方式が採用されている。
鑑賞:2023/08/15 ☆☆☆☆☆
「教養としての映画」を読んだときに出てきた、日本を代表する映画五監督らしいのでチェック。
堅苦しい時代劇のイメージがありましたが、コミカルな場面も多く印象が大きく変わりました。
百姓がただ守られるだけの純粋な存在ではないこと、侍たちが勝者になれないシーンなどが印象的でした。
東京オリンピック
1964年10月10日から24日までの間に行われた東京オリンピックを記録した作品。選手の姿のみではなく、そこに関わる人間や歓喜、絶望する勝者と敗者の姿、そしてオリンピックが開催されることで旧来の姿を失っていく東京の変遷まで映し出されている。
鑑賞:2023/08/16 ☆☆☆・・
東京オリンピックについて習った時にあまり映像がなかったのが気になって、あえて公式を見てみようと決意。
特段日本チームをひいきすることもなく淡々と進みますが、競歩はカメラワークとBGMが面白かったです。
東洋の魔女の勝ち方があまり感動的でなかったこと、名前だけ知っていたアベベ選手が出ていたのが印象的。
シックス・センス
監督:M・ナイト・シャマラン、出演者:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント
鑑賞:2023/10/14 ☆☆☆☆☆
高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者からの凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な”第6感”、死者を見る事ができる能力を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想も付かない真実が待ち受けていた・・・。
今年見た映画の中で最も良かった作品でした。非常に感動的で二人の心のやり取りが美しく感じました。
互いに孤独を感じる人間がひと時出会い癒しあい、そして別れていくというストーリーは王道ながら〇。
伏線の回収が見事ですが、感動系の作品でここまで作りこまれていると逆にちょっと感動が薄くなるかも。
マルモイ 言葉集め
1940年代・京城(日本統治時代の韓国・ソウルの呼称)― 盗みなどで生計をたてていたお調子者のパンス(ユ・へジン)は、ある日、息子の授業料を払うためにジョンファン(ユン・ゲサン)のバッグを盗む。ジョンファンは親日派の父親を持つ裕福な家庭の息子でしたが、彼は父に秘密で、失われていく朝鮮語(韓国語)を守るために朝鮮語の辞書を作ろうと各地の方言などあらゆることばを集めていました。日本統治下の朝鮮半島では、自分たちの言語から日本語を話すことへ、名前すらも日本式となっていく時代だったのです。その一方で、パンスはそもそも学校に通ったことがなく、母国語である朝鮮語の読み方や書き方すら知らない。パンスは盗んだバッグをめぐってジョンファンと出会い、そしてジョンファンの辞書作りを通して、自分の話す母国の言葉の大切さを知り・・・・。
監督:オム・ユナ、出演:ユン・ゲサン、ユ・ヘジン
鑑賞:2023/12/03 ☆☆☆☆・
日本軍統治下の韓国という、事実としては知っていても作品としては初めて見る場面はやはりショックでした。
自分の文化が失われるというのは、属国のアイデンティティを失わせて統治する方法としては適切なのかも。
標準語を決めるというのは非常に骨が折れそうで、きちんと体系化できた国ってどれくらいあるのでしょうか?
2024年に見た映画
2024年のおすすめ映画
コット、始まりの夏
良い意味で静かな作品です、普段の生活になじめない女の子が祖父母の家で夏休みを過ごす話。
14歳の栞
この作品はブルーレイもパンフレットも存在しません。全国で春にだけ限定公開される映画です。
中学2年生の1クラスに1年間密着しており、彼らは今もどこかで自分の生活を続けています。
昔持っていたかもしれない失ってしまった何かを思い出させてくれる大切な作品です。
黄龍の村
自分一人ならおそらく一生観なかったであろう作品、他人からのおすすめというのは大切ですね。
Vtuberの名取さなさんの同時視聴で見た作品、おそらく製作費は少ないけれど非常に面白い作品。
メンバーに襲い掛かる不幸の度合いが、製作者の過去の立ち位置を暗喩しているようで興味深い。
花束みたいな恋をした
SNSで話題になった辛すぎる物語。誰も(Twitter民だけか?)が通った傷口に塩を塗り込むような威力。
ちょっとニッチな趣味で意気投合したカップルが、仕事と現実にすり減らされてすれ違っていく話。
いつかこんな時もあったねって話し合いたいけれど、多分そのころにはかつての相手は隣にいないのです…
千年女優
ニコニコ動画で無料公開されていて、全く知らないながらも「パプリカ」的な名作の香りを感じました。
ギャグ調でありながらも、一人の伝説的な女優を描いたスペクタクル的映画?で満足度は大きかったです。
こういう知る人ぞ知る名作っていうのは沢山あるんだろうな…世の中はやっぱり面白いですね!
異人たちとの夏
二本立ての映画を観に行ったとき、本命ではなかったのに非常に感動して泣いてしまった作品です。
はじめ主人公のへたくそな一人語りから始まるのでぎょっとしますが、家族愛溢れる良い作品でした。
ラストが何と言うか、なんと言うか、、、でしたが、差し引きでプラスになるって感じでしょうか?
ロボットドリームズ
ありきたりではあるのかもしれませんが、いい映画。最後のシーンは予想できても涙が止まりません。
映画ファンの間では話題でしたが、予想以上のヒットをして関連グッズがじゃんじゃん出てるらしい。
もっと序盤の雰囲気を引っ張ってほしかったなという気分、あとは映画のオマージュが多いみたい。
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