社会貢献のためボランティア活動を行う大学生も多いですが、ハードルが高いと感じることも。
そんな人には全国無料で行っており自分へのメリットも多い「献血」ををおすすめします!
今回は大学生におすすめのボランティア「献血」のメリットや特徴、何をするかを紹介します!
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そもそも献血とは?
献血とは、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんのために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。
※輸血とは…赤血球、血小板などの機能が低下したり、量が減少した時に補充する治療法です。
http://www.jrc.or.jp/donation/first/index.html
全血献血(200mL,400mL)
血液を抜くだけなので献血にかかる時間は短いですが、血液が減るので人によっては疲れが出るかも。
基本的に献血ルームで募集しているのは400mLで、200mLは高校生や献血バスで行われています。
献血後は体が新しく血液を作るのを待つため、次の献血ができるまでは8週間待つ必要があるのが特徴。
学業や仕事が忙しく、頻繁に通えない人、予約なしですぐに献血をしたい人などにおすすめです。
成分献血(血しょう、血小板)
体内から血液を一度取り出し、血液中から必要な成分をこしとって再び体内に戻す特殊な献血方法。
血液を体と機械で循環させるため時間がかかりますが、体内から減少する血液は少なく比較的楽です。
また成分献血なら次の献血ができるまで、全血献血の半分の帰還である2週間後に予約することが可能。
成分献血には「血小板成分献血」と「血漿成分献血」があり、必要在庫や成分によって変わることも。
献血ルームでゆっくりしたい、頻繁に献血を行うことができるという方におすすめの方法です。
献血のメリット
社会貢献
全国には血液が足りずに困っている人がたくさんおり、街頭で献血を呼びかける人を見ることも多め。
血液の保存期間は短いため、常に病院に血液は不足し年末年始やコロナの影響も受けやすいそう。
肉体的に最高点にいる高校/大学生が献血に協力により、血液を待つ人々の命を救うことができます。
小さなことでも社会貢献になりメリットもあるなら、社会の一員として献血をしておきたいものです。
無料でティータイムを過ごせる
学校や会社に来る献血車は最低限の設備しかないことが多いですが、献血ルームは非常に快適です。
自動販売機のジュースは飲み放題で、献血ルームによってはお菓子やアイス、マンガもあります。
献血後は急な運動をすると立ちくらみが起こるため、強制的にゆっくり休憩する時間が与えられます。
献血をすることで無料のマンガ喫茶、カフェ、コワーキングスペースが利用できると考えるとお得。
自分の健康管理
献血前には血圧検査と医師による問診があり、もし体に異常がある場合はそこで発見できるかも。
また献血をすると、献血の次の日から自分の血液のデータをパソコンやスマホで確認できます。
血液検査でヘモグロビン量がわかったり、献血で初めて自分の血液型を知ったという人も。
ただエイズ感染確認のために献血を受けることはできず、その目的でないことは確認されます。
献血の手順
献血受付
受付で初献血であることを告げ、自分の基本情報の登録、身分証明をして「献血カード」を作ります。
最初は個人情報の記入がありますが、次回以降は作製した「献血カード」を渡すだけで大丈夫です。
さらに静脈による本人認証の確認と、登録情報に変更がないか確認を行い、次の手順へ進みます。
意外と知られていないのは、カードを忘れてしまってもそれを伝えれば献血はできるということ。
質問への回答
その日の献血を行う際の番号が書かれたリストバンドを右手に着けるので、番号を見ておきましょう。
直近の食事時間と前日の睡眠時間を聞かれ、その後タッチパネルによる質問にいくつか答えます。
回答を間違えると献血できないこともあるので、ひとつひとつきちんと回答しましょう。
事前に聞かれる内容を確認しておかないと、せっかく献血に来たのに何もできずに帰ることにも…
問診/血圧測定
別室に行き、医師の方による簡単な質問と血圧測定が行われます(一度呼ばれるまで待つことも)
場所によっては先に血圧測定を行っておく必要がありますが、その際は職員に言われるので大丈夫。
問診室では名前と血液型を聞かれ、「今日は元気ですか」レベルです献血を行えるか判断をします。
このあたりで水分補給をしておくのがおすすめ、血液の流れが遅くならないように温かい飲み物を!
ヘモグロビン濃度測定/血液型事前検査
両腕を出すように言われ血管の太さから検査用に採血する腕と、実際の献血に使う腕を決定されます。
前回どちらの腕で献血をしたか尋ねられるので、前回の献血した側の腕を覚えておきましょう。
検査に用いる注射の針は細いのであまり痛くなく、不思議な機械に血液が入れられしばらく待機。
ここで検査した血液に十分な量の成分がない場合は、残念ながらその日の献血は行えません。
女性などは意外に多いようなので、迷惑がかかるなどと心配する必要はないです。
採血
温かい飲み物を飲み、トイレを済ませると番号を呼ばれ、採血用のベッドに靴のまま横になります。
採血中は前にテレビがありますが画質や音が良くないため、読みたい本など用意していきましょう。
指す針は結構な太さがあるため初めは慣れませんが、刺してしばらくすれば痛みはなってきます。
針を刺した際に指先がしびれないか聞かれますが、これは針が神経に触れていないかの確認だそう。
休憩
終了時間は個人差がありますが、私は400mLが20分、成分が1時間~1時間半くらいでしょうか。
採血終了後に再び血圧を測定し、立ちくらみしないように立ち上がりファイルを受け取り終了。
受付の人に渡されたファイルを返し、採血で水分が足りなくなっているので飲み物を取りましょう。
トイレや飲み物をとりに行く際は、立ちくらみでたおれないよう座ることが推奨されています。
献血カード受け取り
受付の方がリストバンドの番号を呼び、自分の献血カードを返しに来てくれるので基本的に席で待機。
献血終了時の特典があればその場でもらえます(平日や事前予約をしているともらえることが多い)
メール会員を進められるので入っておくとポイントがたまり、データをPCやスマホで確認できます。
リストバンドを回収されるので献血は終了、気分に応じて休憩したらそのまま帰って大丈夫です。
おすすめの献血ルーム
献血の楽しみ方としておすすめなのが、たくさんある中からお気に入りの献血ルームを見つけること。
献血ルームは全国にあるため、旅行ついでに献血したり、都内の献血ルームを制覇するのも楽しい!
今回は私がおすすめする、都内の献血ルームを3つ紹介します!
献血ルーム feel
東京スカイツリータウンのソラマチ10階にありますが、新しいだけあって人気なので予約がおすすめ。
10階まで上がるエレベーターが1つだけで迷いやすいため、早めに到着した方が良いかもしれません。
最新の献血ルームだけあって綺麗、献血席にはiPadが取り付けられており動画やマンガも楽しめます。
飲み物は職員の人が入れてくれるし、お菓子もおしゃれでおいしいし、個人的には最高の献血ルーム。
akiba:F献血ルーム
写真引用: akiba:F献血ルーム|東京都赤十字血液センター
電気街から少し離れたところにある秋葉原の献血ルームは、名前からしてSFっぽくてかっこいい…
写真に写っている中央の透明な筒はショーケースで、時期ごとにいろいろな展示が行われています。
こちらの献血ルームも人気が高いので、事前に展示内容を調べて予約することをおすすめしますね!
献血はアニメコラボや、献血をするとポスターがもらえたりと秋葉原文化に近いところもあるかも。
ハチ公前献血ルーム
渋谷スクランブル交差点を見下ろせる位置にある献血ルームも、きれいで落ち着いたイメージです。
都会はなかなかゆっくりできる場所がなく、予定があるときに休憩所代わりに使うこともあります。
都会になればなるほど献血ルームの数も増え、新宿には全部で3つの献血ルームが存在します。
まだすべての都内献血ルームは攻略できていないので、可能な限りチャレンジしていきたいですね!
手軽な社会貢献
個人的には「免許証裏で臓器提供の意思表示をする」という作業の次に簡単な社会貢献だと思います。
ボランティアはモチベーションや手間が必要ですが、献血は行けばいいだけでメリットもあります。
さらに興味のある人は脊髄/角膜バンク、治療研究などに挑戦してみてもいいかもしれませんね!
追記:50回達成!
2021/01/22に献血50回を達成しました!記念品は10回、30回、50回、70回、100回でもらえます!
現在はガラスおちょこ(在庫なくなり次第終了)、今治タオル、若狭塗箸、有田焼小皿から選べます。
70回、100回は銀と金のグラスがもらえるらしい…欲しいけどもらえるのいつになるだろうか…
献血ルームにある採血装置が複雑で興味があったので、成分献血中に調べてまとめました。
一般的な献血ルームで使われるのはヘモネティクス社CSSとテルモ社TrimaQだと思います。
医療関係は全く詳しくないので、単なる興味で調べてみた浅い内容として読んで下さい!
献血装置の仕組み(CSS・血小板)
いつも使う装置、採取した血液は赤→青のルートを通って血小板採取バッグで回収されます。
採取された血液は抗凝血材と一緒にレーサムボウルに入り、遠心分離されます。
分離された血漿成分は血漿採取バッグに入り、再び遠心分離され一時貯蔵バッグに入ります。
白血球除去フィルターを通り血小板採取バッグに入ります。
読んでいた日本語論文が見つからなくなってしまったので参照がしめせない…
献血装置の企業
ヘモネティクス社
ヘルスケア企業であるHaemonetics Corporationは、医療用製品およびソリューションを提供しています。3つのセグメントを通じて事業を展開しています。血漿、血液センター、病院。
テルモ社
当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下当社という。)と、連結子会社102社、持分法適用会社4社により構成されており、その事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」の3事業に区分しております。
二社の関係
ヘモティクス社が2021年4月に株価が急落しており調べたところ、CSL Plasmaという企業が登場。
どうやらこの企業がヘモネティクスと提携を解除してテルモとの提携を発表したようでした。
詳しい話について書いているブログがあったので貼っておきます。
まとめ
前から興味を持っていた献血装置について調べていたら、なかなか面白い話を知れました。
周りのものに興味をもっていると思わぬ発見や、情報同士のつながりがあって面白いです。
今後も色々なものに興味を持って、わからないことがあったら積極的に調べていきたいです!
昔から献血好きで高校生から参加し、現在は70回でもらえる銀杯を目的に頑張っています。
献血は手軽でリスクは低めだと感じますが、一方で骨髄バンクへは躊躇していました。
今回骨髄バンクに登録するに至った経緯と、登録するにあたって考えたことをまとめます。
メモ:12記事目
骨髄バンクの不安点
献血ルームには時折脊髄バンクのタスキをかけた人がおり、説明をしても良いか聞かれました。
献血を待つ間に説明を受ける機会があったので、躊躇する理由であった懸念点を尋ねました。
懸念点はいざというとき断れるか、欠勤はどうなるのか、健康被害の割合はどれくらいかです。
連絡を断るのが怖い
高校生や大学生ならまだしも、社会人になると何日も入院することは難しそうだと感じました。
提供を断ることで、治療を待っている人の希望を失わせてしまいそうなのが最も怖かったです。
実際には候補者が5人選ばれ、候補順で連絡が来て返事をしたのちその中から選ぶそうです。
もし断ったとしても他に候補者がいると思うことで、登録するためのハードルは下がりました。
提供するリスク
健康的な被害や休みを取った際の補償というものが気になっていたので尋ねました。
健康被害に関しては献血よりは高くなりますが、国の活動なので補償は出ると信じています。
加入する骨髄バンク団体傷害保険では最大保証額が1億円まで、仕事も補償が存在しました。
https://www.jmdp.or.jp/documents/file/02_donation/list_donation.pdf
参加した理由
しやすい社会貢献
個人的には他人にお金を渡すことよりも、献血や骨髄バンクに参加する方がハードルが低いです。
臓器提供の意思表示も「脳死で全器官提供」であり、自分を犠牲にすることに恐怖はありません。
提供することよりも断ることの罪悪感の方がが怖かったため、今回の話を聞いて安心できました。
万が一の可能性
もし社会人になって参加できなかったとしても、100回中1回参加すれば登録しないよりマシです。
登録しないことで可能性がゼロになることと比べれば、登録しておくほうがいいと考えました。
ただ連絡は5人にしかできないという話を聞くと、患者さんのためにはどちらがいいのか難しい。
それ以外にも
体を提供すると聞いて真っ先に思い浮かんだのは、ブラックジャックの「春一番」という作品。
角膜提供を受けた少女が男の幻影を見て恋をしますが、彼は提供者を殺した殺人犯だったという話。
もしかしたら自分の提供したものが予想もしないところで役に立つかも、という期待もあります。
提供を取り消すことも
骨髄バンクは考えや状況が変わったときのために、提供の有無を変更することも可能です。
記事ではこのように書きましたが、やはり不安はあるのでもしかしたら取り消す可能性もあるかも。
それでも登録しないよりはした方が良いのかなと思い、しばらくは登録したままにする予定です。
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