
以前、記憶の奥底にあった博物館を見つけたという記事を執筆しました。
しかし両親いわく小田原ではなかったとのこと(訪れたことはあるらしい)
ということで本命の「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」へGO!
ミュージアムパーク茨城県自然博物館

茨城県坂東市に位置する、15.8haもの広大な敷地を持つ県立博物館です。
「自然と人間」をテーマにした展示や野外施設がある日本最大級の自然博物館。
敷地だけで言えば国立科学博物館の5倍以上。ただ展示面積で言えば半分以下。
アクセスが超悪い

以前はバスで行ったため気になりませんでしたが、電車でのアクセスが最悪です…
愛宕駅からバスで「博物館前」まで行き、そこから坂道を徒歩で15分。
愛宕駅からのバスは普通に遅れてくるため、時間過ぎてもしばらく待つ方がいいかも。


第1展示室「進化する宇宙」

個人的な博物館の不満点として、なぜ宇宙が真っ先に消化されてしまうんだ!
最も身近なところから始まって最後に日常に繋がるのは理解できますが…
自分としては宇宙は未来なので、最後に可能性を示して終わって欲しいんだよ…

ビックバン前の量子真空、銀河の分類に触れているのがニッチ。
ヴィドマンシュテッテン構造のカマサイトと/テーナイトとか材料工学科でも初耳。
隕石によって生成される物質のコーナーは興味深い(ネルトリンゲンだそう)


はやぶさの影はポイント高いですが、なぜそこでカプセルを分離した…!?
そこで分離するのはターゲットマーカーかミネルバでしょうよ…!

地球の模型にカメラがついており、日食月食などを体験できるのすごい。
全国の小中学生に使って欲しいね、これを導入しようと決めた人偉いな…
今後は入れ替えが少ないように普遍的な展示が増えていくかもしれませんね。
第2展示室「地球の生いたち」

石関係から始まり生物の進化を追っていく構成。まあ博物館あるあるですね。
宇宙コーナーがメカっぽかったり、壁が洞窟っぽいのは地味に大切な所。

ストロマトライトがきちんと説明されていたこと、縞状赤鉄鉱も良かった。
ストロマトライトは、浅い海の底で生きていたラン細菌類が、砂や泥の微粒子を層状にたい積させたものです。
オーストラリア行ったらストロマトライトとムカシトカゲは見に行きたい。

アノマロカリスも好きですが、ユーリプテルスも好き。可愛さ/気持ち悪さの両立。

福井の恐竜博物館に劣らない動きのロボット。子供に大人気!
ティラノサウルスの腕がやたら小さいこと、羽毛が生えてるの、合ってる?

こういう系統図、大好物です!やはりオーストラリア、特殊な大陸なんだな…

ラ・ブレア・タールビット、行ってみたい場所に追加します!
閑話休題

これまでの企画展のポスターが一面に貼ってあり、それ見るだけでも楽しい。
ヒットしそうなのもあるがニッチすぎるのでは…?という企画展も。
第3展示室「自然のしくみ」

自然に関してはそこまで時間をかけてみないタイプですが、ジオラマ多めで○。

森のジオラマの奥には夜の森を模したコーナーもあり子供でも楽しめます。
山林が減っていく現代、このようなジオラマの重要性は上がっていくのかも。

淡水魚と一部海水魚はなぜか博物館なのに水槽があって面白いです。
行きたまま展示することは確かに最良ですが、水族館ですか…?

それだけに最後の海水魚コーナーがしょぼくて残念です…
コーナー自体もおそらく古く、ハリボテ感の強い魚が吊るされてる。
第4展示室「生命のしくみ」

落下する植物のタネの動きを下からの風洞で観察できるようにしてる、すごい。

細胞に関する説明は少なめですが、ミラー部屋での発想はなかなか。
伝令RNAというなかなかレアな用語での説明映像がありました。
コロナワクチンてmRNA(メッセンジャーRNA)か広く普及した?
第5展示室「人間と環境」

他展示に比べて規模が小さめですが、環境だけでここまでスペース取るとは。


人間が絶滅させてきた生物たち。
自分が生まれた時にはすでにドードーはいなかったのか…
なんというか短期間で生物が絶滅が実感できず考えさせられました。
その他

JEOLのSEN(走査型電子顕微鏡)が触れるコーナー、これ地味にすごくないか?
大学の研究室で触るような高価な機材を遠隔でも触れるのは面白い。

最近の博物館に多い、標本の作り方や保管についてのコーナー。
興味を持った子供が職業として考える際の手助けになり良いと思います。

幼少期に記憶に残っていたメタセコイヤ。
茨城大学にあったものを持ってきたらしい。
おまけ:企画展


いろんな鳥の剥製や生態など、それなりに見応えあり。
ヤンバルクイナや鷹匠、コウノトリなどの展示が個人的に良かったです。
こういう地域特有のテーマに絞ってくれると発見があって面白い。
野外もすごいぞ

博物館の外は自由に遊んだり動植物を採取できる自然エリア。
植物の説明やクイズ、関東ローム層の観察場所など学術に溢れてる…!
菅生沼の奥にもキャンプ場?があり1日遊んでられそう。




総括:かなり満足

感動の再会が肩透かしに終わったことで衝撃は少なめですが、普通によかった!
世界観が作り込まれていること、ポップさと学術施設のバランスが絶妙でした。
子供による体験を重視しつつ、ニッチな内容にも突っ込んでいる点がプラス。

野外施設の大きさが尋常ではなく、子供時代なら1日遊べるレベルでした。
図鑑やネット知識だけの頭でっかちにならないための良い施設だと思いました!
海の魚の展示がどうにも弱いため、海沿いの施設とうまく工夫して欲しい!
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