
自分の好きな作品は古典的というよりは現代アートに近いと思っていますが、実際どうなのか?
今回は好きなアーティストについて、実際に訪れたときの写真と共に紹介していきます。
共通しているのは「芸術をすべての人のために解放することを試みている」ことでしょうか。
アントニオ・ガウディ

小学生の夏休みに見に行ったポケモンの映画「ディアルガ vs パルキア vs ダークライ」。
バルセロナを舞台にしており、「時空の塔」のモデルがあると知り、スペインに行きました。
彼の作品の特徴は、原色モザイクを多く用いた特徴的な色遣いと工業性を無視した曲線美。
個人的にはサグラダファミリアのコンセプトである「世界教会」に強く感銘を受けました。
彼の作品に関しては、作品そのものよりもバルセロナとサグラダファミリアの観点が好き。
イサム・ノグチ

北海道を自転車で一周したときに、偶然訪れた札幌市の「モエレ沼公園」で存在を知りました。
公園を一つの芸術作品とする発想に度肝を抜かれ、企画を通して札幌市に嫉妬すらしました。
日系アメリカ人としてはかなり有名だと知り、かつての敵対国との二世という点にも興味が。
作品のシンプルさの中にも個性を感じられる不思議、そして庭や公園との調和が美しいです。
岡本太郎

きっかけは覚えていませんが「太陽の塔」を知ったときの衝撃が現代アートへの入り口かも。
大阪万博のテーマ「進歩と調和」に真っ向から対立する、いっそ禍々しさすら感じるオブジェ。
提示した本人だけでなく、これを世界に対して公開しようとした日本政府にも尊敬を感じます。
「芸術とは呪術である」という言葉には非常に共感を覚えます。別に高尚なものではない。
一方で芸術を身近なものにすることにも力を注ぎ、グッズやメディア出演も多かったとか。
フランク・ロイド・ライト

グッゲンハイム美術館が好きで、明治村の帝国ホテルからライト氏の存在自体は知りました。
地元の大谷石を使っていることで親近感を持ち、INAXの前進にもなっていたりと興味深い。
無機質ながらも何か人間味を感じるデザインがよく、近未来的な発想も非常に面白いです。
国内の施設いろいろ行きたい、あとアクセスが悪そうですが「落水荘」はいつか行ってみたい。
サルバドール・ダリ

ダリはアイテムごとにメタファーがあると聞きますが、単純に変な作品として楽しんでいます。
何かで見た「記憶の固執」がとても気に入り実物を見て、続編的な作品もいつか見に行きたい。
フランスパンマネキン人形は微妙、空虚な空の作品や自分を撮影した変な写真は結構好きです。
ダリ美術館は、建物自体が彼のおかしさを前面に押し出しているので作品よりも楽しかった。