大学での授業や塾での指導を行っていると、数式などがとっさに出てこないことがあります。
そんなときに役立つのが学問サイトで、最近では無料でも信用のあるサイトが増えてきました!
今回は復習のメリットと、復習だけでなく独学にも使えるおすすめのサイトを紹介します!
世界最大級のオンライン学習サイトUdemy復習のメリット
理解が深まる
初めて学んだ事柄は付いていくことや問題が解けることに精一杯で、しっかりした理解は難しいです。
しかし学年が進むにつれ、今まで知らなかった知識が身に付きそれによって過去の謎がとけることも。
ある程度学年が進むと体系的な理解ができるようになるので、学びなおすと非常にすっきりします。
特に、前提の説明がなく暗記ばかりの強化は学年が上がれば上がるほど昔の理解が進みます。
理解が深まったことに対し、さらに興味が湧いてきて学び直すためにために大学に再入学する人も。
人に教えられる
塾講師のアルバイトをやって思ったことですが、人に教える際には自分の理解が通常以上に必要です。
疑問が残ったところをあいまいにしていると、相手の反応にかかわらず教えている自分が混乱します。
逆に自分がその物事をきちんと理解していれば、相手に理解してもらうのもさほど難しくないはず。
「人に教えるため」という視点での勉強はまた違ったことを考える必要があり、新鮮に感じます。
面白さに気付ける
理解が深まるに近いかもしれませんが、学んだときは必死でそれ自体の面白さに気づくのはまれ。
高校の数学教師がなぜこんなに楽しそうに微積分を語るのか、当時は全く分かりませんでした。
大学でニュートン力学を微積分で習った際に、その便利さや数式が意味するものに感動しました。
また教師が発展的に解説していた話が全くわからなかったのが大学の授業中に分かることもしばしば。
おすすめサイトなど
信ぴょう性がないと言われていたネットの情報ですが、間違いを指摘し合い修正できる利点も。
一般的すぎて当たり前になった情報に関しては、いかにわかりやすく伝えるかがサイトの魅力。
よく使っている復習および独学のための、サイト、書籍、その他もろもろを紹介していきます。
EMANの物理学
自称「物理学の修士課程を卒業しただけの男」が運営している物理学のサイト。
高校物理の発展から大学物理まで、広く物理の公式などについて説明しています。
物理の中でもカバーしている部分は広く、「量子力学」「熱力学」については大変お世話になっています。
教科書などの難解な文章と違い、非常にわかりやすいです。
書籍も出しています。
高校数学の美しい物語
高校数学の基本から大学分野の発展までを主に取り扱っているサイト。
常に間違いを更新しているので情報も信用でき、わかりやすくなっています。
数学の公式や、その導出を忘れた時などに辞書代わりに使えるので便利です。
高校生は暇な時に読んでいると数学がもっと好きになるかも!
こちらも書籍が出版されており、わかりやすいモノをまとめたダイジェスト版となっています。
建築学生が学ぶ構造力学
大学の材料力学で非常にお世話になったサイトで、構造力学に特化したサイトです。
人気の記事に「断面二次モーメント」があり、懐かしく感じました(実際お世話になった)
記事をPDFにしたものや建築用語集などの販売も行っており、かなり洗練されたサイト。
10minボックス
NHKの番組で、理科・社会・国語などを単元ごとに10分間の動画で解説しています。
日本史と世界史、地理などもあり10分で要点をまとめてあるので隙間時間にちょうどいいです。
ほかにもNHKの教育番組はホームページから無料で視聴できるので、興味のある方は是非。
http://www.nhk.or.jp/syakai/10min_nihonshi/
ウィキペディア
言わずと知れたインターネット百科事典で、大体のことは調べれば出てきます。
興味のある言葉を調べ、解説中でわからない言葉をさらに引いていくという楽しみ方が〇。
エヴァとか禁書目録などにはまった時期は、宗教関係の用語で半日放浪したこともあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/
独学大全
勉強する内容ではなく「いかに独学を行うか」に注目し、勉強方法をまとめた百科事典。
表紙だけではわかりませんが、ハリーポッター以上の分厚さがあり、読みごたえは満点。
独学で勉強をしていて行き詰ったとき、本棚から取り出して読みたい一冊です。
学習まんが
世界の歴史をはじめとした、子供の学習を前提とした漫画はやはりサクッと読むには最高です。
関連企業が監修している「○○のひみつシリーズ」や「伝記シリーズ」も面白いです。
他は「コナンの推理ファイル」や「算数を忘れた国の冒険」が面白かったですね。
まんがサイエンス
物理・化学・生物・工学など、科学全般にこどもたちが専門家と取り組むマンガです。
子供の純粋な疑問に対し、たとえ話などを使ってできるだけわかりやすく説明しています。
無謀な提案をしたキャラが、実験に駆り出されぼろぼろになって帰ってくるギャグ要素も。
Newton
科学や数学について、豊富なイラストや段階を踏んだ解説でわかりやすく伝えている科学の入門書。
実際に理解するのが無理そうな「超ひも理論」や「素粒子」などもわかった気になれるのが楽しい。
本誌のほか、簡単にまとめた「Newtonライト」などもあり、レベルに合わせて読み分けると〇。
Quiz Knock
東大生によるクイズ集団「Quiz Knock(クイズノック)」は、エンタメでありながら勉強にもなります。
様々な話題に対していろいろな方式でクイズをしつつ、視聴者に新しい知識を与えてくれます。
伊沢さんをはじめとした、頭の回転が速い人による冗談やボケは前提知識がないとわからないことも。
予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」
通称「ヨビノリ」で知られる、たくみさん運営する大学院入試の味方チャンネルです。
相当ニッチな分野を攻めているなという印象がありましたが、視聴数を見ると需要が大きいです。
高校生向けの動画や、知識がなくても楽しめるコラボ動画などもあります。
元素学たん
身近だけど意識することのない「元素」について、役立つ豆知識をつぶやいているアカウント。
質問箱に来た進路に迷う学生に長文でアドバイスをするなど、フォロワーとの交流も深いです。
元素検定の関係者でもあり、5月には書籍「身近にあふれる元素が3時間でわかる本」の販売も開始。
思惟かね
身近な科学/工学などのニュースをわかりやすく、意見も交えて紹介しているアカウント。
新聞やニュースで概要は知っているけど、もう少し詳しく知りたい人はフォローがおすすめ。
noteでは科学ニュースに加え、Twitter以外の活躍の場であるVtuberに関する考察もしています。
彩恵りり
科学ニュースのうち、GIGAZINEなどに掲載されそうな少しニッチな分野を解説するアカウント。
一次情報である英語論文から解説を行っており出典もあるので、気になったらさらに調べられます。
リプライが大量に続くアカウントなので、サクッと読みたい人はnoteのまとめがおすすめ。
https://note.com/science_release
もっとしっかり勉強したいなら…
お金をかけてでも勉強をしたいという人は通信教材や映像授業を使ってみることをおすすめします。
私は映像授業の「スタディサプリ」と「東進ハイスクール」の体験授業を使った経験もあります。
良かった点は、自分のペースでできる、何度でも見返せる、場所を選ばず勉強できることです。
皆さんも初心に戻って学校の勉強を復習してみてはいかがでしょうか?それでは!
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