就活をするにあたり、自分がどうして理系になろうと思ったのかを時系列でまとめました。
元は文系教科のほうが好きだったはずですが、気が付いたら理系に進んでいた不思議。
幼少期、小学生、中学生、高校生について、理系に進むのに関係しそうな事柄だけを拾います。
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幼少期
外で虫取りや秘密基地を作ったり、レゴやLAQ、ピタゴラスイッチなどで遊んでいた日々でした。
車や電車には全く興味を抱かず、父親をがっかりさせました。
割りばし鉄砲でトンボの頭を飛ばしたり、トカゲやアリジゴクを飼育したりと自然が好きだったかな?
科学館や博物館のイベントにも連れて行ってもらいましたが、科学にそこまで興味はなかったです。
将来の夢は警察官でした。
■影響を与えたもの
LEGO、ピタゴラスイッチ、
小学校
主な趣味は工作、読書、石のコレクションなど
本を読むのが好きで1日3冊ペースで読むこともあり、小説、伝記がほとんど。
「〇〇のふしぎ」シリーズや「数の悪魔」に出会い、科学も面白そうだと思うようになります。
伝記はダヴィンチやチ平賀源内、SFはジュールベルヌなど、ただ将来の夢には直結せず。
将来の夢は”平凡な”サラリーマンでした(平凡ってなんだ?)
■影響を与えたもの
〇〇のふしぎ、マンガサイエンス、レオナルドダヴィンチ、平賀源内、数の悪魔、海底2万マイル
中学校
いつも「〇年の科学」を持ってきていた近所のお兄さんが、高専に進学しロボコンに出場しました。
このころからロボットにちょっと興味を抱くようになっていった気がします。
親に見せられた小惑星探査機はやぶさの新聞記事を見てはまり、突入カプセルも見に行きました。
本を読んだり映画3作とも見たり、このあたりでかなり理系に傾きました。
科学館巡りを始めたのもこのころ、科学技術館の巨大ピタゴラスイッチが面白かったです。
高専を見学に行きましたが、まだ機械が好きだと断言できなかったためひとまずは普通科に進学。
将来の夢はエンジニアでした。
■影響を受けたもの
プラモデル、ザク図鑑、はやぶさの大冒険、科学技術館、つくばエキスポセンター、ロボコン、
高校
暗黒時代、勉強漬けの日々。アニメを見始めましたが、科学への興味には直結しませんでした。
理系教科はあまり得意ではなく、特に物理に苦労したため機械工学はきつそうだと悟ります。
文系なら通訳者か文化人類学者か国連職員を考えていましたが、就職先が少なそうで理系を選択。
本もほとんど読まず、高校に研究者を招く講演のときも下で単語帳をめくっていました。
もう少し広い視点で生活できていたら、私が歩いていた道はまた少し違うものになっていたかも。
将来の夢は研究者でした。
■影響を受けたもの
走査型電子顕微鏡、とある科学の超電磁砲、
大学
高校のときの遅れを取り戻すかのように、本を読み科学への興味を深めていきます。
アニメ関連で、量子力学や次元論、無とは、などのテーマに強い興味を持つようになりました。
1年間は北海道で自然と戯れ、研究室では宇宙材料に用いられる耐熱合金について卒論を書きました。
将来の夢は工作機械メーカー。
思ったよりも理系寄りだった
読書や英語が好きで、てっきり急に理系になったかと思っていたら意外とそうでもなかったです。
意識していないだけで、常に科学(特に自然科学)は身の回りにあったのかな・・・?
ちなみに両親はともに文系でした。
NHKで「新プロジェクトX」の放映が始まり、はやぶさ特集が組まれました。
自分ははやぶさをきっかけに理系への進学を考えた人間でした。
これは小惑星探査機はやぶさに影響された1人の中学生のお話。(上はJAXAのはやぶさ2)
1枚の切り抜き
小惑星探査機はやぶさを知ったのは中学一年の時だったかな?
母親が興味を持たせようとして見せてきた新聞記事の切り抜きがきっかけでした。
確かはやぶさ帰還の1ヶ月前くらいの記事だったと思います。
どんな心情だったか覚えていませんがいたくハマりました。
おりしもその当時ははやぶさ帰還で世間の注目も増えてくる頃でした。
その日から新聞で関連記事を切り抜いてノートに貼る日々が始まりました。
帰還前で注目されていたことから、記事はそれなりの頻度で新聞に載りました。
ネット記事も調べて貼るようになり、ホームページからはやぶさの情報を調べて絵を描いて説明をつけたり…
それ以降毎日がはやぶさに関連づくようになりました。
理科室に貼ってあったポスターを交渉してもらったのはいい思い出。
教師としても嫌な気持ちはしなかったのでは?
はやぶさの帰還
帰還当日はリアタイするほどの熱意はありませんでしたが、無事にオーストラリアのウーメラ砂漠で回収されたと聞いて日本の科学技術力の素晴らしさを知りました。
この頃はまだはやぶさに起こった数々のトラブルについてはそこまで知らなかった気がします。
丸の内オアゾでカプセル展示があると聞いた時には行こうと思いましたが、先頭の人が朝の二時から並んでいたという話を聞いて断念したのを覚えています。
東京ではそれくらいの注目度だった訳です。そしてカプセルの全国巡回が始まりました。
親に車で送ってもらい、科学館に2時間前ほどに到着しました。
でも先頭にはすでに人がいました。
その人は自転車で日本を一周している人で、希望に溢れる中学生に先頭を譲ってくれました。
この人の存在は今後の北海道自転車一周にも影響しているのかもしれません。
開場前には地元の新聞局の記者が現れ、先頭の人間にインタビューをしようとしていました。
日本一周の彼はそこでも自分にその立場を譲ってくれました。
今になってはその気持ちも少しわかる気がします。
そして科学館が開園しました。
真っ先に目にした期間カプセルはガラスケースに入れられて立ち入り禁止のテープに守られていました。
表面のざらざらしたなんの変哲のない物体でしたが、いたく感動したことを覚えています。
朝の行列は嘘のように、昼あたりには整理券なしで何度でも見られるようになっていました。
これが田舎なのかもしれません。
正直カプセルよりも印象に残っているのはカプセル回収員の装備で、コンタミを防ぐため爆発物を扱うような格好だったのが印象に残っています。
プラネタリウムではBack to the HAYABUSA的な作品を見た記憶があります。
そして映画三部作が上映されます。
はやぶさ映画三部作
個人的に一番好きだったのは、一番初めに上映された松竹の作品でした。
確か父親があかつきに失敗した関係者という設定で、JAXAのお姉さんがはやぶさを擬人化して涙を誘っていました。
当時ははやぶさを擬人化したコンテンツの方が好きだった気がします。
はやぶさのプラモデルを作り、イトカワのペーパークラフトを作り、授業ではやぶさについて熱く語ったあたりで一度その熱は冷めました。
ただ今までの将来の夢が「平凡なサラリーマン」だった自分にはじめて「科学者」という選択肢が生まれたきっかけでもあります。
理系という選択
もともと科学館には時々連れて行ってもらえる家で、工作や児童館フェアでモノづくりに対する抵抗も薄かったのがよく働いているのではないでしょうか。
ただこの頃は宇宙よりもロボットに興味があり、アシモを作りたかった気がします。
受験前に何度か東京に出る機会があり、科学技術館と科学未来館には大きな影響を受けたと思っています。
中学ではは理系文系を意識することは少なかったですが、理系が面白そうだなと思い始めたり。
高校では工業系の科学者になりたかったのですが、物理が壊滅的で学内テストで10点をとったこともあります。
正直現代文と英語が得意でしたが、就職を考えて理系を選びました。
文系なら国連職員が民俗学者になりたかったですね。
一度離れる
物理が壊滅的だったので化学を推して大学へは進学、材料工学という研究室所属までテーマの自由度が高い学科を選びました。
ここで一人旅やブログと出会い、人生の向きが少し変わったような気もします。
この間も科学館通いは多かったですが、美術の方が若干多かったかも。
はやぶさ2の星の王子さまキャンペーンには参加した気がしますが、あまりにも順調に進みすぎて気づかないうちにミッションが終了していました。
自分も高校時代のうつを引き立っており、大学では宇宙から距離は離れていた気がします(宇宙材料やっていたのに)
ロケット工学Vtuber
そんなある日、Twitterを眺めていて流れてきたのが、イプシロン5号機の打ち上げ実況でテレメを要求し続けるVtuberでした。
そんな宇推くりあさんを調べているうちに、宇宙への興味が再燃してきました。
聞けば現在宇宙産業は大きなブレイクスルーを迎えているとのこと。
スペースXの動画を見て仰天しました。
そこから宇宙熱か再燃するのは早かったです。
Vtuberにハマっていたこともあり、導入がスムーズだったのも良かったと思います。
一般的な学術系Vtuberと違い、知識だけでなく可愛さを両立しようとする姿に惹かれました。
1人の天才による新興企業が政府のプロジェクトを受注し、今までではありえないペースでロケットを飛ばしている、それもそのロケットが帰ってくると聞けばハマらないわけがありません。
大学の図書館からロケット工学の本を借りて夏休みで10冊読破しました。
彼女がいなければどうなっていたか…
ちょうどその時期は大学の研究室の教授と空が合わず苦しんでいた時期で、日々の楽しみが戌亥とこさんの朝雑談と宇推くりあさんの配信だけだったりしました。
その時に書いたブログ記事はその後の彼女のバズりにより、多くのアクセスを得ることができました。
H3の打ち上げ中止時に的確な分析を行ったことで注目度が上がり、いまではJAXAと公式でコラボするまでになった彼女ですが、1人の理系大学生が再び宇宙に目を向けるきっかけになってくれたことにとても感謝しています。
そして再び宇宙に触れることになったタイミングでのはやぶさ特集、何か運命を感じます。彼女が尋常でない気持ちで挑んだH3ロケットについての特集が同日に放映されることも何かの運命を感じずにはいられません。
以上、はやぶさに導かれた、もと1人の夢見る中学だった酔っ払いによるお話でした。
かつての思い出は
ちなみに宇宙熱が再燃してからかつてのはやぶさノートを探してみましたが、ミニマリストにハマった時に処分したようでありませんでした…
カメラも持っていなかったので写真もなく、親が取っておいた科学館のインタビュー記事だけがありました。
昨日の番組は録画だけでまだ見ていませんが、Twitterから肯定的な意見が聞こえてきているので見るのが楽しみです。
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