【ガンダム】宇宙世紀ファンが初心者向けに説明+おすすめ作品紹介

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アニメ視聴が趣味ですが、ガンダム歴はそこまで長くなく、両親の影響で宇宙世紀シリーズがメイン。

宇宙世紀のガンダムが好きでOrigin、初代、Z、逆シャア、UCなどを見てきたのでまとめてみました。

この記事ではガンダム初心者向けに、宇宙世紀シリーズの魅力と視聴作品の感想を書いていきます!

※本記事は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のネタバレを含んでいます。

ガンダム基本用語

ガンダム作品は視聴前に理解すべき前提条件が多く、新規ファン取り込みの難しさに影響しています。

ここでは「最低限これだけ知っておけば見られる」という知識に絞って、背景とともに紹介します。

なぜ人間が宇宙でロボットに乗って戦うようになったのか、これがガンダムでは重要なキーワード。

スペースコロニー

人口増加により地球上だけでの生活が難しくなった人類は宇宙にコロニーと呼ばれる居住区を作りました。

これが宇宙世紀の始まりで、宇宙移民「スペースノイド」と特権階級「スペースノイド」が対立します。

初代ガンダムは、あるスペースコロニーが独立国家を名乗り、地球に対して戦争を起こした話でした。

ミノフスキー粒子

ミノフスキー博士が予測した架空粒子で、散布することでレーダーを妨害し通信障害を引き起こします。

この粒子によって遠隔操作ができないため無人戦闘機が使えず、直接人間が乗り込む戦争が起きました。

ミノフスキー物理学という言葉もあり、作中兵器のメカニズムも本粒子で説明されることがあります。

ニュータイプ

宇宙で人間が生活するうちに、一部の人間に目覚めた「第六感のような感覚」として描写される特殊能力。

具体的な解釈は存在しませんが、「時空を超えた非言語的コミュニケーション能力」との設定も。

目視できない人間の気配を感じられる、ニュータイプ同士で感覚を共有できるなどで表現されます。

ガンダムのストーリー

対立関係は「地球軍vsコロニー軍」「内部分裂」で、時には三つ巴の戦いになることも珍しくないです。

超ざっくり説明するとガンダムは基本的に新型兵器で主人公が乗って活躍することが多い(当たり前)

主人公はニュータイプであることが多く、敵にもニュータイプの宿敵と恋愛関係になる女性がいます。

戦いの中で主人公は成長するが、ニュータイプゆえの悲しい別れがあり、最終的に戦争が終結します。

ビックカメラの説明資料が分かりやすい→ガンダムの世界観:宇宙世紀

見てきた作品の紹介&感想

機動戦士ガンダム

地球連邦軍に対しサイド7がジオン公国を名乗り宣戦布告、連邦軍側から戦争を描く。

ミノフスキー粒子発見により、モビルスーツ(MS)による白兵戦が初めて起こなわれた「1年戦争」。

新型MS「ガンダム」を偶然見つけたアムロらは、ジオン軍の強襲により宇宙船で地球から脱出を図る。

赤い彗星シャアをはじめとしたジオン軍MSとの戦いを通して、ニュータイプに目覚めていく。

父親の影響でテレビ版をちゃんと見た気がします。影の薄いモビルスーツやモビルアーマー出てたはず。

ロボットにあるまじき動きをする部分が多少気になりますが、敵のモビルスーツの種類が豊富で楽しい。

個人的に好きなキャラはランバ・ラルとマ・クベ、ドズル・ザビあたりでしょうか。MSはザクⅡ推し。

THE ORIGIN

のちの”ジオン公国”を名乗るサイド7での、モビルスーツの開発とシャアの誕生を描く。

人類が宇宙に進出して79年後のUC(宇宙世紀)0079、宇宙移民と地球民との間で確執が起こっていた。

独立を求めるスペースコロニー”サイド7”はジオン公国を名乗り、地球連邦軍に宣戦布告。

指導者ジオン・ズム・ダイクンがザビ家によって暗殺され、息子はシャアと名を変え地球へ逃れる。

アマプラで公開されており気になってみたらだいぶ面白かったです。初代に至るまでの物語です。

シャア誕生のシーンはあまりに無茶で初代が好きな人にはちょっと受け入れにくいのかな…

やっぱりランバ・ラルはいい人、死んでいったキャラクターが元気にしているのが嬉しかったです。

ガンダムZ

戦争に勝利した地球連邦軍だが、内部分裂が発生。戦争に翻弄される少年を描く。

ジオン軍との戦いに勝利した地球連邦軍だが、またしても地球と宇宙で対抗し内部分裂が起こる。

”ティターンズ”から「ガンダムMark.2」を強奪したカミーユら、”エゥーゴ”がMS戦を繰り広げる。

カミーユは身勝手な大人たちや強化人間フォウとの出会いを通して、戦争の過酷さを知っていく。

劇場版はテレビ版の再編集で内容が異なりますが、視聴者への説明が増えてわかりやすくなりました。

一方でジェリドとカミーユの出会いや「落ちろ蚊トンボ!」、ロザミィの存在がカットされています。

ジェリドは何回MSを乗り換えた?それとヤザンがオールドタイプの気概を見せつけて好きですね!

逆襲のシャア

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

かつての敵、そして仲間、最後におのれの信念を果たそうとするシャア

エゥーゴ勝利で終わった戦争だが、シャアは地球の腐敗政治を嫌悪し再びネオジオンとして敵となる。

シャアは地球に小惑星アクシズを落とし寒冷化させ、全人類を宇宙に解き放つことを計画していた。

前線に復帰したアムロは自らが設計したνガンダムで、シャアとの最後の決着を付けに宇宙へ出る。

見ごたえ十分!Z後半で出番が少ないアムロが急に出てきたので、動向と心境の描写が欲しいです。

シャアはララァに母親を、レコアはシロッコに男性を求めており、重要なテーマと考えられます。

戦争のための道具としてだけでなく、機体にも意思があるような描写はあまり好きではなかったです。

ガンダムUC

地球連邦軍の立場を揺らがしかねない”ラプラスの箱”と”ユニコーンガンダム”をめぐる戦い。

バナージは、ニュータイプに反応する「サイコフレーム」が全身に搭載されたガンダムと出会う。

その機体”ユニコーン”は、宇宙世紀0001年に起こった”ラプラス事件”の重要な秘密を握っていた。

シャアの再来、フル・フロンタルとの交戦を通じて、ユニコーンは”ラプラスの箱”への道を示す。

宇宙世紀を俯瞰するような作品で、懐かしいモビルスーツや成長したミネバなどを見られます。

ユニコーンガンダムに関しては操作がほとんど操縦がなく、肉弾戦ながら技術革新を感じさせます。

もはやロボットアニメではない気がしますが、そもそも誰もロボットアニメなんて言ってないのか…

ガンダムNT

UCガンダムのおまけ的な作品?フェネクスというUCの上位互換みたいなモビルスーツが出てきます。

あんまり内容を覚えていないので微妙だったのかな…

閃光のハサウェイ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

連邦艦長の息子ながら、シャアの意思を継ぎ”マフティー”として活動する青年を描く。

アムロとともにホワイトベース艦長として一年戦争を潜り抜けたブライト・ノアの息子、ハサウェイ。

彼はシャアの地球上から人類がみな去るという考えに共感し、マフティーを名乗りテロ活動を行う。

正体を看破した少女ギギ、マフティー掃討部隊のケネスとの出会いは彼の考えに影響を与えていく…

これまでのスタイリッシュなフォルムから、装備が重厚で巨大なガンダムが登場します。

冒頭から話が急展開なので、事前に一年戦争やハサウェイ=マフティーの知識がないと混乱しそう。

両陣営の機体がどちらもガンダムっぽいフォルムなので、戦闘シーンがどちらかわからなくなります。

主題歌「閃光」に合わせたミームの方が有名かも(個人的にはターボやるもん!の動画が好き)

ガンダムZZ

途中までしか見ていないので、感想は見終わってから。当時はZとの温度差がすごくてしんどかった。

ポケットの中の戦争

ガンダムさをなくし、若干ジブリチックながらも戦争の悲惨さを描く有名作品。短編なので見やすいです。

ザクⅡ改は一番好きなMSかも。他にもハイゴッグなど従来+αデザインのモビルスーツがかっこいい。

「嘘だと言ってよバーニィ」に代表される、戦争にいやおうなしに駆り出された少年兵たちのはかなさ。

ガンダムSEED

分断の原因である「遺伝子操作」と戦争の鍵を握る「核」が、昔の作品ながらタイムリーだと感じました。

登場するガンダムの機体数が視聴作品で最も多く名前が覚えきれないレベル、ジェネシスの伏線回収は面白い。

予想を裏切る人間関係があったり、敵味方関係なく協力する胸熱シーンなど、かなり満足のいく作品でした。

水星の魔女

OPもデザインもかっこいいのですが、途中から失速+ラストが個人的に納得いかないので残念でした。

機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning

最近話題になっており気になっていたガンダム最新作「Gundam GQuuuuuuX Beginning」。

「水星の魔女」に続く新作で、出来るだけTwitterでネタバレを食らわないようにしていました。

アニメを待つのが我慢できず、ちょっと時間ができたので劇場版を見ましたが、個人的に非常に良かった!

ネタバレが含まれるので、これから観る方はご注意ください!

GQの概要とあらすじ

エヴァシリーズで有名なスタジオカラーと、ガンダムシリーズを手がけるサンライズがタッグを組んだ本作。

日本テレビ系列で放送予定のテレビシリーズから一部話数を劇場上映用に再構築した先行上映版です。

あらすじ:

宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らす女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会い、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれてしまう。彼女はエントリーネーム「マチュ」として、最新鋭モビルスーツ「GQuuuuuuX(ジークアクス)」を駆り、苛烈なバトルに挑む。その最中、宇宙軍と警察の双方から追われる正体不明のモビルスーツ「ガンダム」と、そのパイロットである少年シュウジが突如として姿を現す。

視聴前にくらったネタバレ

観る前にTwitterで「マチュは別世界線のハマーン・カーンでは?」というネタバレだけ食らっていました。

ピンク髪にキュベレイカラーのスーツ……まあ、確かにそういう雰囲気は感じたものの、本当かは不明。

他にもネタバレツイートもいくつか目にしていましたが、映画の話だと気付かずに読んでいたものも…。

アムロがいなかった世界線

今回の映画での注目点は、なんと言ってもジオン軍が別世界線で勝利したという衝撃的な設定です。

宇宙世紀を中心に見てきているファンとしてはたまらない展開、ただし賛否両論あったりするのかな。

THE ORIGINでのシャアの成り変わりはやりすぎだと思った、それにちょっと近いものもあります。

  • 設定変更のインパクト:
    従来の「正史」とは違い、ジオン軍が勝利しているということで、世界の行方やキャラクターの運命に大きな変化が生じています。
  • SNS上の反応:
    「ドズルが戦死するとネオジオンが再興できないかも…」など、細かい設定にまでファンの考察が飛び交い、議論が盛り上がっていました。

この設定変更、正直衝撃的でありながらも、今後のテレビシリーズでどんな大事件が展開されるのか期待せずにはいられません!

MS/キャラのデザイン

今回の映画内では、宇宙世紀初期のモビルスーツたちに懐かしさを残しつつも、デザインが大胆でした。

  • 懐かしさと新しさの融合:
    ザクやジムカスタム、モビルアーマーなど、懐かしい機体と新たなアレンジが共存。特にザクの球体関節になったデザインには、思わず「可愛い!」と感じました。
  • 多彩な制作陣:
    シャフト、IG、トリガーといった企業が名を連ね、グレンラガンやキルラキルを彷彿とさせるエネルギッシュな動きが随所に見られ、納得の仕上がりでした。

【参考ツイート】
https://x.com/hobby_magazine/status/1892774726692721083


個人的なガンダム愛と感情の揺れ

私自身、ガンダムには特別な想いがあります。父親がモノアイ好きで、初めて手にしたガンダム関連本はザク図鑑だった記憶があるので、映画を観たときの感情の高ぶりはひとしおでした。

  • 各世代の名機への愛情:
    ザクII改(ポケ戦)、グフカスタム(08小隊)、アッシマー(Z)、アプラサス(08小隊)、シナンジュ(UC)……これらの機体が、懐かしさと共に心に響きました。
  • SNSと映画の融合:
    シャアのセリフが次々と引用されるシーンには、原作ファンならずとも笑ってしまう瞬間もあり、映画とツイートが相乗効果を生んでいる感覚でした。

結論:今後の展開に胸が高鳴る!

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』は、従来のガンダムファンだけでなく、新規ファンにも十分刺さる要素が満載でした。

ジオン軍が別世界線で勝利した設定は、これまでの宇宙世紀の常識を覆す大胆な試みで、今後のテレビシリーズに向けた期待が膨らむ一方です。

ネタバレに注意しつつ、ぜひ劇場でその衝撃を体験してみてください!

声優違うけど別世界線+世代交代でいいと思う、ジオンのみんなが生きていて嬉しい。

ドズルだけ死んでる?がルマは取り上げる必要すらない?それかラスボスかも。

初代〜Zまでの偉業を全てシャア1人で起こしてて流石に笑った。

普通に映画に関係なく出てきた話だと思って面白く読んでいたツイート(映画以前からあるらしい)

アムロのいなかった世界線だとララァも登場しないのか…

シャリアブルってララァのお守り役的な人だった記憶だけど?

宇宙世紀ファンとしてはUC以来の関連作かな?

ジオニック社の開発が全てストップされるの、会社の人間からしたら激震だ…

気づかず見ていたツイート。自分の頭の中が平和で助かる↓

シャアのセリフを手当たり次第にぶちこんでくるのが少々痛々しかったかな…?

確かに自機でも他機でもシャアのセリフって成り立つんだな…

モビルスーツの開発計画が変更されたことでジオン軍の種類が少ない。

マクベはギャンには乗ってないのかな…

一方でモビルアーマーは開発が凍結されておらず、ビグ・ザムとか懐かしい機体w

でもドズルが戦死したなら誰が乗っているんでしょうか?戦死したわけじゃないですか?

ララァのビット奪ってガンダムにつけるの面白すぎる。

ビットの巨大さからエルメスの巨大さがわかりますね。

出てくる機体が宇宙世紀初期という点では、origin的な楽しみ方はできますね。

一方で今回のテーマが戦争ではなく人もあまり死ななそうなので、テーマがどこまで大きくなるのか。

水星の魔女もそうでしたが、宇宙世紀ファンとしては大きな出来事が起きて欲しいと思ってしまったり

父親がモノアイ好きで、最初に与えられたガンダム関連本がザク図鑑でした。

見事に戦略にハマり、ジオン軍のモビルスーツ好きになりました。

ザク系も好きですが、他社もいいよね…ギャンとか水陸両用系とか。

個人的にはザクII改(ポケ戦)、グフカスタム(08小隊)、アッシマー(Z)、アプラサス(08小隊)、シナンジュ(UC)とか好きかな。

製作陣にシャフト、IG、トリガーなど結構な企業の名前があって驚き。

キャラデザとか動きとか、グレンラガンとかキルラキルを感じさせるものあったので納得。

連邦のモビルスーツは形状があまり変わらずマイナーチェンジみたいでわからない…

ジムカスタム系は見分けがつかないので本作品で勉強してもいいかも。

あとザクのデザインが球体関節になってきて可愛くなってた。

このツイートも「ツイート主のカスタムかな?」とか思ってた。

マチュがハマーン様になるのか、シャルルの薔薇?とはなんなのか、シャアとは会うのか、ラスボスはガルマなのかとか…

ドズルが戦死するとミネバ様が産まれずネオジオンが再興できない可能性も。

小さく収まるのか、正史を揺るがすのか、今後のテレビ版に期待していきましょう!

おまけ:宇宙世紀での変化

MSにさらなる機動性が求められる

初代ガンダムは地球での戦いも多かったため、陸戦が中心のイメージでした。

今回は空中戦が非常に多く、人型のモビルスーツにも機動性が求められるようになります。

変形型のモビルアーマー(MA)が大量に投入され、モビルスーツにも飛行補助が増えました。

大気圏突入もバリュートの利用など、前作からかなり技術の革新が感じられます。

ニュータイプ/強化人間の起用

宇宙で育った人間が、地上で使っていなかった脳の一部を使うことで起こる”ニュータイプ”。

初代ではアムロとシャアが戦闘の中で自力で、ララァは研究所でその能力を身につけました。

Zでは本来のニュータイプに加え、強化人間も不安定ながらも実践に投入されるように。

逆シャアでギュネイが立て続けに4機を破壊するシーンは、強化人間の恐ろしさを表しています。

MS戦術の変遷

初代は基本的にホワイトベース単体での戦闘だったのもありますが、戦術が多様化しました。

風船による戦艦やモビルスーツのダミー、躊躇されていた毒ガスや核兵器も使用されます。

モビルスーツ戦ではヤザンをはじめとした、モビルアーマーによる速やかな離脱が印象的でした。

ニュータイプに至っては、本体での戦闘に加えファンネル同士の撃ち合いの二重戦法。

最悪と恐れられた”コロニー落とし”がいまだに利用されているところに、戦争の異常さを感じます。

ガンダム面白いよ

間にある作品”ガンダムZZ”を見ていないことで、情報が足りないと感じる部分も。

今までの作品に比べコメディ色が強いらしいですが、見ていきたいと思っています!

制作順と時系列が合わないことで有名なガンダムシリーズは敬遠されがちな理由かも。

こちら良くまとめられていてわかりやすい→ガンダムの世界観:宇宙世紀|ビックカメラ

ガンダムはモビルスーツ導入の歴史や、MS開発企業による競争などにも焦点を当てています。

単なるロボットアニメだと切り捨てずに、ぜひ見てほしい作品ですね!

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