
中国地方はこれでコンプリートなはず。年齢的に夜行バスが辛くなってきましたね…眠すぎる…
名古屋駅→出雲駅

23:10初の夜行バスに乗っていきます。今回椅子が思ったより倒れなくてけっこう寝苦しかったです。
旅行に行くときは寝袋必須!(また忘れた)夜行バスが想像以上に寒くて自分を恨みました…
到着は7:30くらい。いつもはマックで仮眠コースですが、まさかの出雲大社は朝6時から行けました。
出雲大社

桜が満開で非常に良い季節。時間も早いのでほとんど人もいませんでした。一人旅に思わぬメリット。
出雲大社は大国主命をまつっている神社だそうで、この辺の区別がついていなかったので復習します。
天津神(あまつかみ)は高天ヶ原にいる神々のトップで、国津神(くにつかみ)は地方豪族の神々的な扱い。

天津神が日本を治めることになり、統治権を与える代わりに建ててもらったのが出雲大社だそうです。
- 🌀 造化三神(宇宙の根源)←一番上
↓- 👼 神世七代(カミヨナナヨ)←天地創造チームの中間管理職
↓- 👫 イザナギ&イザナミ(実働部隊、地上創造)
↓- 👶 三貴神(アマテラス、ツクヨミ、スサノオ)
↓- 🧍♂️ 天孫族(ニニギなど)〜人間界へ
神世七代の最後がイザナギ、イザナミでアマテラスの孫ニニギが日本を治めてきたそうです。
出雲阿国の墓

東大に向かって歩いていると「出雲阿国」の看板が。言われてみれば「出雲」の阿国ですね…
稲佐の浜

国津神が天津神に日本を譲った「国譲り神話」の舞台で、弁天島という写真の島が有名らしいです。
昼食とってバス


もう観光地で本物を探すのには疲れました、観光客は観光客向けの店に行けってことだよね(当たり前)
割子そば(わりごそば)というらしい、食べたら汁を下の段に移していきます。蕎麦処八雲1320円。
バスが来るまで散歩していたら猫だらけの美容院を発見。8匹くらいいた気がする。入れてもらえない野良。
出雲日御碕灯台

ひのみさきって読むらしいです、難しくて読めないね。43.65mで日本一高い石造灯台だそうです。
中は螺旋階段で下りが優先。最後の梯子を上ると真上に灯台特有の巨大レンズが見えてすごい。
フレネルレンズというレンズで、「光を平行にして遠くに飛ばす」「水平に細く絞る」ことができます。


普通のレンズ:
( ) ← 厚くて光が中心に集まるフレネルレンズ:
((((( ← 内側から外側に向かって、同心円状の段差(プリズムみたいな構造)
神社とオブジェ


日御碕神社はさびれていました、出雲駅からダッシュでオブジェを見に行きます(ちょいショボい)
ここから列車に乗って石見銀山に向かいます、自動車なし+無計画さが地獄につながっていきます…
電車間違えて徒歩

目的地は大田市駅ですが乗り過ごして仁万駅まで行きます、さらにバスが10分前に出発済みでした。
仁万駅から石見銀山資料館(いも代官ミュージアム)まで、距離にして6km以上を歩きとおしました。
前もどこかで書きましたが、個人的には海外のスラムで野宿するよりもヒッチハイクって怖いです…
ただで乗せてもらおうという考えに対して、自分から与えられる価値がないとおもっているからかな?

いも代官ミュージアム近くからは普段は乗り物がありますが、この日が休みなので何ともついてない。
のレンタサイクルを使う予定でしたが、すでに16:20で断念、走ることに(?!)。追加で3kmのマラソン。
目の前がチカチカするくらいに何とか間歩に到着。間歩って聞くとマブ戦法を連想するようになります。
龍源寺間歩

ギリギリで駆け込ませていただきありがとうございました…本当に駆け込みでした。
龍源寺間歩は一方通行のシンプルな間歩ですが、唯一常時一般開放されているそうです。
メインは大久保間歩ですが金土日のみの開放とのこと。今度はそっちと世界遺産センター行きたい。


帰りも歩いて帰る予定でしたが、間歩の方の車に乗せてもらえました、本当にありがたかったです。
おかげで松江駅への最後のバスに間に合いました。間に合わなかったら何キロ歩く必要あったのか…


お菓子の置いてある自販機があり、初めてそのありがたさを実感。チェリオのウィスパーがおいしい。
スイスで飲んだ飲み物に似ている気がする。ラムネ、ウィスパー、ポテチを購入しました。
松江駅へ

バスで大田市駅に向かい、そこから松江駅に行きます。到着が19時半くらい。駅近くで夕食です。
松江市は「はじめ人間ギャートルズ」の作者にゆかりがあるらしい。知っているけど見たことはない。


刺身のカウンター盛、もつ煮、マイタケてんぷら、なめろう、ご飯セットで2500円くらい(酒はなし)
竹島に関する石碑があったりして、島根だな…という感じがしました。
北海道と同じで近づくほど他人事ではなくなってくる。
松江アーバンホテル
アーバンホテルって今までも泊ったことある気がしますね…一泊3500円くらいなのでけっこう好き。
ロッカーは朝混むので、すべての荷物を部屋に持ち込むのがおすすめです。貴重品は枕元の金庫へ。
カプセルホテルのルールでしょうが、部屋にカギをかけることができず、カーテンでの隔離になります。
来待ストーン

起床が7時半。松江を回る前に気になっていた来待という駅の石の博物館へ行ってきました。
また電車を乗り過ごして30分のロス。本当にどうにかしたいぞ、この悪癖…!
来待石という堆積岩についてのミュージアムでしたが、実際に石を削る映像がかなり良かったです。
化石の展示もあり、「カイダコ」と「パレトパラドキシア」という面白い生き物の存在を知りました。
個人的にはこれらの存在を知れただけでも旅行の価値があります、旅行とは本当に未知との遭遇ばかり。
アオイガイ Argonauta argo(葵貝)は、軟体動物門の頭足綱に属するタコの仲間である。雌が卵を保育する舟形螺旋状の貝殻 (eggcase[6]) を持つこと、および雄がその左第3腕を交接腕として切り離すことで知られる。別名はカイダコ(貝蛸)。
メスは卵を守るために石灰質の貝を持ちます。見た目がオウムガイに似ていますが全くの別生物です。
カイダコを捕まえて食べてみたという記事があり、やはり世の中には面白い人がいるもんだな…と。
パレオパラドキシア(学名: Paleoparadoxia)は、約1300万年前に絶滅した束柱目の哺乳類。学名の由来は「古代の不思議なもの(→paradox,難問,矛盾)」の意。西日本から北米、メキシコまでの太平洋沿岸に生息していた。
かつて小学生くらいで読んだ学習漫画にデスモスチルスがあり、束柱目には興味がありました。
名前がかっこいい、今はいない、日本でばかり化石が見つかるなど熱すぎる(2022年岐阜の論文すごい)
ナショナルジオグラフィックの記事も詳しくてよい、最近ナショジオの記事ヒットすること増えてきたかも。
瑞浪市化石博物館研究報告第50巻第3号 パレオパラドキシア瑞浪釜戸標本調査報告書
松江城とか

帰ってきたらけっこういい時間、ダッシュで松江城と小泉八雲記念館を外から見ます(中も見たかった)
小泉八雲は存在として非常に有名ですが、実際に彼の著作を読んでいるかといわれると答えられない。
地元の模型店でジークアクスHGが定価であったのでつい購入してしまいました(旅行中になんてことを)
地ビール館でガンダムのマンホールカードをもらって松江駅にダッシュで戻ります。
和鋼博物館

どうやら島根県は「たたら製鉄」が有名らしく、もののけ姫のモデルとなった舞台もあるんだとか。
大学が「たたら製鉄」の共同研究的なことをやっていて興味があったので訪れてみることにしました。
展示は若干古め、所要時間は1時間いかないくらいでしょうか?最初のビデオが面白かったです。


表面だけでなく、地下にも木炭を敷き詰める必要があるんだとか。たたらは森林王の特権でもあるそう。
川の上流でもろくなった花崗岩を崩し、川を流す中の比重で分離するのは初耳。磁石で集めるのかと…笑
実際に使われていた「ふいご」も体験することができました。説明資料が彦根くらい多いので持ち帰り。
米子駅→岡山駅

米子駅から特急やくもに乗って岡山経由で名古屋に戻ります。Westerポイントで安くチケット替えました。
調べたら昔は「乗り継ぎ割引」があったようですが、現在はないみたいです。普通に切符を購入しました。
今回の旅行ではあとから色々調べたいことが出てきたため、インプットとしては楽しい旅になりました!
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