【ビューティフル・マインド】現代経済を支える理論を生んだ数学家

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科学に関する映画を見るのが好きで「ビューティフル・マインド」も気になっていました。

プライムビデオで無料視聴することができますが、いろいろな意味で想像を裏切ります。

ノーベル“経済学”賞を受賞した数学者を描いた、感動的映画の内容と感想を紹介します!

ビューティフル・マインド情報

放送年:2001年

主演:ラッセル・クロウ

受賞:第74回アカデミー賞、第59回ゴールデングローブ賞、第55回英国アカデミー賞、第8回全米映画俳優組合賞

ビューティフル・マインド登場人物

ジョン・ナッシュ

数学に関して天才的な才能を持つが社交性に欠け、あまり華やかな生活を送っていない。

経済学において重要なゲーム理論における「ナッシュ均衡」で、ノーベル経済学賞を受賞。

チャールズ・ハーマン

大学院時代にナッシュと同室だった人物で、人間関係が苦手な彼の良き友人で理解者。

ナッシュがウィーラー研究所に進んだ際には同じオフィスに勤務し、彼の仕事を支えた。

マーティン・ハンセン

ナッシュとともに奨学金を得た天才だが、ウィーラー研究所の争奪戦でナッシュに敗れる

再びナッシュと出会った際にはプリンストン大学の教授となり、教鞭をとっていた。

アリシア・ナッシュ

ナッシュが教鞭をとるようになって出会った生徒で、交際の末ナッシュの妻となる。

一度ナッシュとは離婚して同居人として彼を引き取るが、その後再婚した。

ウィリアム・パーチャー

政府(ビックブラザー)の役人で、彼の暗号解読の才能を評価し国家機密の任務を与える。

家族や友人など親しい関係を持つことを ナッシュが任務を拒んだ際は手段を選ばない。

ビューティフル・マインドあらすじ

大学院時代

ハンセンとともに天才として入学したナッシュは、仲間から変わり者として扱われる。

授業にも出ず画期的なアイデアを探求する彼だったが、同僚が成果を出す中焦りが募る。

友人であるチャールズに連れられてきたパブで、女性を口説く最適解からヒントを得る。

ひらめきから理論を完成させたナッシュは、教授をうならせ、無事に研究所への推薦を得る。

研究所時代

念願のウィーラー研究所に勤務したナッシュだが、与えられるのはつまらない仕事ばかり。

しかし暗号を一目で解読した功績を認められ、役人パーチャーから機密任務を与えられる。

それはソ連が携帯型原子爆弾に関する情報を、毎月の雑誌から解読することだった。

暗号解読にあたり銃撃戦に巻き込まれたナッシュは、妻の妊娠もあり任務放棄を宣言する。

しかしパーチャーはナッシュが任務を放棄すればソ連に情報を流すと彼を脅すようになる。

講演会で逃走を図るナッシュだが、彼らにより捕らえられ、鎮痛剤を打ち込まれてしまう。

呆然と見つめる人々の中にチャールズの姿を認めながら、彼の記憶はそこで途切れる。

闘病時代

アリシアはナッシュに鎮痛剤を打った医師から、彼が統合失調症であることを知らされる。

友人や役人、携帯型原子爆弾にまつわる暗号解読の任務はすべて彼の妄想だったのだ。

退院して投薬を続けるナッシュだったが、投薬をやめたことで再び病状が悪化してしまう。

入院したら戻ってこられない状況で、彼は自分の妄想を認め戦い続けることを決意する。

ハンセンのつてで大学に戻ってきたナッシュは、幻覚と戦いながら研究を続ける。

ビューティフル・マインド映画の続き

映画「ビューティフル・マインド」は、彼が大学院入学からを描いた作品となっています。また結末は「今も彼は大学に通っている」という一文で終わっており、半生を描いています。

この話には続きがあり、彼は2015年にタクシー事故によりアリシアともに死亡しました。

病気再発や老衰でなく事故なのが「事実は小説よりも奇なり」という言葉を思い出させます。

ビューティフル・マインド感想

この映画の原作である「ビューティフル・マインド」は途中まで読んで挫折していました。

ゲーム理論に貢献したという知識のみで、闘病生活については特に知らなかったため衝撃。

始めは話が映画用に脚色されていると感じ、ハズレ作品だったという後悔がほとんど。

特に人づきあいの悪いナッシュに理解ある親友がいたり、スリル満点の任務があったり…

(個人的にはソ連の「携帯型原子爆弾」という存在の有無に疑問を感じました)

ただ後半ですべて幻覚だったことが判明したときは、映画への評価が180°変わりました。

その後の展開がどこまで現実なのかが不安になり、アリシアの存在も疑い怖くなります…。

受賞時に幻覚の人物が祝福して消えるという安直な結末におびえましたが、そこはさすが。

「彼は今もプリンストン大学に通っている」で、彼が最近まで存命なことを知りました。

アリシアは彼から離れず、離婚した際も彼を同居人として引き取っていたことがすごい。

幼少期や研究時代、理論の描写が少ないとも感じましたが、とても良い作品だと思います!

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