
2020年の1月にアメリカ・カナダへ行ったので旅行の様子を「アメリカ前編」「アメリカ後編」「カナダ前編」「カナダ後編」の4部に分けてまとめました!
「アメリカ後編」ではニューヨークワシントンD.C.とボストンを中心として、スミソニアン博物館やアメリカの有名大学などを訪れました。
アメリカ後半では前半の晴天とは打って変わり、雨や雪さらには手が動かいほどの寒さにも襲われたので肉体的にも精神的にも疲労がたまりました…
8日目(ワシントンD.C.)
ワシントン記念塔とその付近

朝食はホストが焼いてくれるホットケーキにメープルシロップをかけたもので、調子に乗って重ねたら量が多くて後半苦しかった…
この日のうちに次の年へ移動することを考えていたため、バス停から最も離れたワシントン記念塔から、徐々にバス乗り場に近づいていきます。
リンカーン記念館というと思いつくのはキング牧師の演説「I have a dream」と新しい「猿の惑星」のラストシーンですかね。
訪れた場所は世界的に有名な場所ではありますが、訪れてみるとそれだけという感じ。
有名な場所に行ったという実績が欲しいならいいのかも知れませんが、本当にいいものを見たいならば有名どころを訪れることにこだわりすぎない方がいいのかも知れません。
個人的にはリンカーン記念塔の近くにあったアインシュタインの像(写真右下)の方が良かったと思っています。
スミソニアン自然史博物館

宇宙航空博物館と同じくらい有名なスミソニアン財団の博物館、スミソニアン自然史博物館は中央が吹き抜けになっておりそこには大きな象の剥製があります。
僕の英語のレベルでは、子供も理解できる博物館の説明文がちょうどレベルなのでできるだけ説明文を読むようにしています。
化石の展示ブースでは専門家が化石のスケッチやクリーニングをしているのをガラス越しに見ることができるのが興味深かったです。
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート

有名作品がありすぎて何がすごいのかよくわからなくなってきました(下の絵画は左からダヴィンチ、ゴッホ、フェルメール)
実は僕の絵画の知識は、授業中に眺めていた美術の教科書と「かいけつゾロリ」「ギャグマンガ日和」だけですが、何だかんだ役に立っているのが面白いです。
スミソニアン博物館に全部で4箇所いきましたが全ての博物館の入場料は無料でした、スミソニアン協会を設立した「ジェームズ・スミソン」は偉大ですね!
再びバス乗り場で直接運転手と交渉してボストンまで70ドル、東京から大阪への夜行バスが約6,000円だと考えれば妥当なのかな…
のんびりと旅行することに慣れていないため次々と都市を移動していましたが、ヨーロッパ旅行と違いアメリカ旅行ではそこまで都市数がないことに気づきました。
アメリカは既に行きたい場所に行けた感があるのとアメリカは東京と大きな違いを感じられないことから、早々にカナダに移動する可能性が高いかな…?
9日目(ボストン)
バスでボストンへ

ワシントンからボストンまでは約10時間かかるため途中で休憩があったらしいですが、休憩があったことも知らないくらい爆睡してました。
長万部キャンパスの集団生活で身につけ数々の旅行で磨いてきた「どこでも寝られる才能」というのは非常に便利だなとしみじみ感じます。
朝7時前に到着し、近くの中華街に寄ったりAmazonと契約しているスーパーで量り売りのご飯を食べたりして時間を潰します。
マサチューセッツ工科大学

小学生の頃から知っていた数少ない大学の1つで、現在専攻している分野では最高峰の大学「マサチューセッツ工科大学」にやっと行くことができました!
大学ののキャンパス内は荷物検査をすることなく自由に出入りでき、食堂や購買やろうと思えば授業に潜り込むことも可能です。
興味深かったのは、キャンパス内に学生が授業の合間に食べられるようにピザやサンドイッチがおいてることで、日本では絶対に見られない光景でした。
広いキャンパスの至るところに現代アートの彫刻があったり、大学の略称「MIT」をもじったジョークグッズもあったりと遊び心も感じました!
近くにあったMITミュージアムにも行きましたが、こちらは入場料の割に内容が物足りなかったので残念。
M:E=mc^2(質量/エネルギーの等価性)
I :i^2=-1(虚数単位の定義)
T:PV=nRT(気体の状態方程式)
メキシカンが美味しい

モダンメキシカンのお店で昼食をとりホステル「Boston Fenway Inn by Found」に早めのチェックインをして洗濯をしました。
普段宿泊しているホステルはだいたい写真のような感じで、一部屋に二段ベッドが4つくらいとロッカーがあり所によってはベッドにカーテンが付くことも。
朝と昼が豪華だったので夕食はなし、明日の朝はホステルのご飯があるのでたくさん食べるつもり(笑)
10日目(ボストン)
ハーバード大学

昨晩は二段ベッドを独り占めできたのでぐっすり寝て8時に起床、ホステルの朝食を撮ったのち世界の最高峰「ハーバード大学」に向かいます。
今日の天気は晴れのちみぞれ、ときどき雪。コロコロと天気が変わりますが身を切るような寒さだけはいつでも変わりません。
マサチューセッツ工科大学より入場に制限がありましたが、東大の学生と教授はハーバードと相互提携してるから中に入れるらしい…すごいね!
ハーバード大学が所有するハーバード美術館は学生は入場無料で、さらに嬉しいことに荷物を預ける無料ロッカーがあるため、荷物が多くても手軽に行けます。
大学の美術館にも関わらずピカソやルノワール、現代アートなど2階建ての建物の中に様々な分野の美術品が展示されています。
お昼を食べるための手頃な店が見つからなかったので、美術館のカフェで休憩がてらアップルパイとフルーツケーキを頂きました!
ボストン美術館

ボストン美術館の入場料は学生でも23ドルと博物館にしてはなかなか強気な代わり、10日以内に1日のみ再入場が可能となっています。
モネの作品だけが展示されているスペースがあり、真ん中のソファを囲んで連作4組を含めた約20枚がぐるっと飾られています。
パトラッシュと一緒にこの絵画を見ながら死ねるなら本望だな…
アメリカ発祥のチェーン店

今日はアメリカ発祥の世界チェーンWindy’sを、勝手にパスタ店だと思っていたのでメニューにハンバーガーしかなくて拍子抜け。
アメリカで何を食べようか迷うことが多かったですが、チェーン店の多くがアメリカ発祥なのでこれからはチェーン店を巡ることになるかも。
タイやヨーロッパと違ってその土地特有の食べ物がないというのは歴史の浅い「人種のるつぼ」だからというのもあるのでしょうか?
フリーダムトレイル

朝食にオートミールにチャレンジ、聞いていたほど不味くはありませんでしたが、毎朝食べるのはキツイかなという感じ。
ボストン観光用に赤レンガで舗装されたコース「フリーダムトレイル」に沿って図書館に行ったり公園のスケート場でスケートをしたりしました。
お昼にコンビニのピザを野外で食べていたらあまりの寒さに手が動かなくなり、焦って地下鉄の駅に逃げ込みました(気温を確認してみたらマイナス9度でした)
その後も屋内のショッピングモールを探索して、近くの水族館を外から眺めて、2日目のボストン美術館に行って、ダンキンドーナツでおやつを食べました。
ショッピングモールにはロブスターなども売っていたため、もう少し昼食を我慢していれば食べられたかなと少し後悔…
日本のセブンイレブンレベルで遭遇するダンキンドーナツはマサチューセッツ州発祥の巨大ドーナツチェーン店だそうです。
ドーナツ3つとキャラメルラテで8ドルちょっと。想像通り甘ったるかったのでブラックコーヒーにしておけば良かった。
明日は一度ニューヨークに戻って周り損なった博物館を見学、その後ナイアガラの滝に向かおうかと検討中です。
11日目(ニューヨーク)
グループ旅行にも憧れる

相変わらずクレカでバス予約ができないためバス停に向かい到着したタイミングちょうどの10時発に滑り込んでニューヨークに一度戻ります。
バスで日本人5人組と話しましたが、自分の好きにできる一人旅もいいですが、複数人でわいわい旅行するのも楽しそうだな…と少し羨ましかったです。
バスが半分くらいまで進んだ頃に突然すごい勢いで雪が降り始め、ニューヨークに到着する頃には街は真っ白!(すぐに除雪車が出てくるのが東京とは違う)
ハンバーガーで閉館時間

バスで何も食べなかったのでハンバーガーをガッツリ、アメリカではチキンバーガーのことは「サンドイッチ」と呼称するようです。18ドル。
お昼をゆっくり食べていたら「イントレピッド海上航空宇宙博物館」が閉館時間になってしまったので、写真だけ撮影して明日改めて行きたいと思います。
ニューヨーク自然史博物館も閉館時間なので行ける場所もないため、再び降り始めた雪の中、青だった交差点を渡ってあてもなく散歩しました。
ホステル→徹夜

この日予約したホステルはアパートの一室でしたが、人がいない/隣の部屋から怒鳴り声がする/アパートに不穏な張り紙があるなどと身の危険を感じました。
急遽ホステルをキャンセルしてタイムズスクエアで徹夜、バスの中で1時間とマクドナルドで3時間ほど仮眠が取れたので一応最低睡眠時間は確保。
夜のタイムズスクエアは24時間営業の店も多く警官がたくさんいたり、露店で買い物するために観光客がATMを探し回ったりと昼間とは少し異なります。
急なカフェイン摂取と疲れと眠気と寒さで具合が悪くなりますが、マクドナルドにしばらくいると追い出されるため寝袋に被ってホームレスと一緒に仮眠。
13日目(ニューヨーク)
徹夜に慣れていない弊害

前日の気分の悪さは収まらず朝マックもろくに喉を通りません、とても衰弱したので高くても宿をとったほうが正解だったかな…
普段は課題よりも睡眠を優先する性格から海外旅行で急に徹夜をするとかなり苦しいのですが、それでも歩いてアメリカ自然史博物館へ向かいます。
途中のホテルの前に無造作に草間彌生さんのカボチャが落ちていたのには驚きました。
アメリカ自然史博物館

この博物館は展示を出来る限り細分化することで説明文を減らしたり音楽や映像を増やすことで、子供や外国人が見ても楽しめるのが良いです。
ただあまりに照明が暗すぎて出口がわからなくなるのは困りもの、ダイオウイカとマッコウクジラのジオラマが深海だから照明がゼロというのはどうなんだ?
フラッシュを焚かないと二体の激闘が見えないという点では秀逸なジオラマなのかも。

イントレピッド海上航空宇宙博物館

学生でさえ28ドル取られますが、空母に乗って核ミサイルを搭載した潜水艦の内部観察ツアーに無料で参加できて戦闘機を見られるので払う価値はあります。
スペースシャトルがあると思っていましたがなかなか見つからず…と思ったら船の前方に建物が…!
実はスペースシャトルってとっても小さくて、自家用ジェットよりひと回り大きいくらいなんですね。
博物館で展示されているのは、着陸試験などに使われ宇宙には行かない機体「エンタープライズ」でボーイングの上にネジで取り付けて軌道上まで運ぶというのがツボでした!
ナイアガラの滝までのバスでアメリカからカナダに歩いて渡ろうと思いましたが、冬期はアメリカ側へはバスが運行していないのでカナダ側に直接向かいます。
21時半出発で移動費を100ドルに収められたのでまあ良いかな…?朝の5時にバッファローで乗り換えです。
カナダは小学生の時に調べ学習でテーマにした国なので、結構楽しみにしていたりします…!
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