【風営法】本音と建前の混ざった面白い法律を調べてみる

感想文

銀魂のアニメで歌舞伎町(ホスト/キャバクラなど)について学び、大学生で本物を見て感動した人間です。

別件でパチンコやラブホテルのような、警察とうまいことやっていく不思議な法律にも興味がありました。

成人してから距離が近くなったけど良く知らない「風営法」について、面白いと感じた情報をまとめます。

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そもそも風俗とは

 ある時代やある社会における、生活上の習わしやしきたり。風習。「明治の―」「性―」

 風俗店のこと。また、それに関係する事柄。「―産業」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/_風俗28%ふうぞく%29/

本来は性的な意味を含まない用語で、実際に風営法の中には性的でないサービスに関する記述も多いです。

ただ現在では単独で使うべき用語ではないかもしれません。(類似語に世俗や習俗があります。)

風営法とは

正式名称は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」で風営法のほか、風適法、風俗営業法など。

風俗営業店の営業時間や営業場所、未成年の立ち入り禁止などを定めた「行政手続法」の一種となります。

そもそも風俗営業の定義って何だろうと調べてみると、「風営法に定められた業種形態」とのこと、おぉ…。

ざっと見た感じだと接待のある店、暗い店、酒を提供する店、射幸心をあおる店といった感じでしょうか。

ただ後述するように、風営法に引っかからない業種も多く登場しておりパッと見ただけでは判断できません。

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 Wikipedia

風営法の分類

風営法で定められる店舗は「風俗営業」と「性風俗関連特殊営業」が存在し、さらに〇号営業に分類されます。

風俗営業の分類は以下の通り(カップル喫茶がわからなくて調べたがなかなかエグい…この分類でいいのか?)

  • 1号営業(キャバクラなど)
  • 2号営業(バーなど)
  • 3号営業(カップル喫茶など)
  • 4号営業(パチンコ屋など)
  • 5号営業(ゲームセンターなど)

性風俗関連特殊営業の分類は以下の通り(そのほかにも店舗を持たない場合などでいくつか分類が存在する)

  • 1号営業(ソープランドなど)
  • 2号営業(ファッションヘルスなど)
  • 3号営業(ストリップ劇場など)
  • 4号営業(ラブホテルなど)
  • 5号営業(アダルトショップなど)
  • 6号営業(出会い喫茶など)

風営法に縛られない業態は、メイド喫茶やコスプレ飲食店、同性の性サービス店、JKビジネス、地下アイドル。

ハプニングバーの摘発は性風俗関連特殊営業の届け出を出しておらず、公然わいせつ罪のほう助で摘発されるよう。

風俗営業等業種一覧 警視庁

面白い内容

パチンコのハンドル固定

パチンコは風俗営業の4号営業に当たりますが機械の通称は「遊技機」であり「遊戯機」ではありません。

あくまでパチンコはハンドル操作という技によって結果が変わる装置で、ギャンブル装置ではないとのこと。

操作が必要ない機械は、「風営法施行規則第八条 著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」に相当。

パチンコの三店方式

風営法第23条では現金又は有価証券を賞品として提供することや、玉を店舗が買い取ることを禁止しています。

パチンコ店は特殊景品を客へ、客はそれを換金所で現金に換金、換金所は問屋を通してパチンコ店に卸します。

パチンコ店と換金所、問屋はすべて別の企業で、よく見るTUCは東京ユニオンサーキュレーション株式会社です。

ソープランドは公衆浴場

性風俗関連特殊営業の1号営業に分類され規制が厳しいソープランドは、保健所と警察の検査を受けています。

売春防止法との兼ね合いもあり、あくまで店側としては公衆浴場で接触を伴うサービスをする業態という名目。

かつては「トルコ風呂」と呼称されていましたが、トルコ留学生を中心とした抗議活動によって名称が変更。

フリー麻雀は違法

風俗営業の4号営業に当たる麻雀は利用料金が細かく設定されており、雀荘での賭け麻雀は完全なる違法です。

取り締まりが少ないのは黙認されているからで、認可を受けずに行う他の賭け競技よりも摘発されにくいよう。

例外として単発的に行われ、賞金が参加者以外から提供されるような麻雀大会は違法ではないという見解らしい。

基準となる「接待」

飲食店で風営法の対象となるのは以下の4つで、ガールズバーなどが対象になりそうなのは初めの項目です。

  • 接待をメインとした営業
  • 風営法の対象となる店舗構造での営業
  • 店舗内に遊興施設を取り入れた営業
  • 深夜にアルコールを提供する営業

この接待の基準が店舗側と警察側で食い違うことで摘発されることがあります。接待の基準は以下の通り。

談笑・お酌等、ショー等、歌唱等、ダンス、遊戯等、その他など、特定の人物に対して行うとだめらしい。

この記事が非常にわかりやすかったです。風営法の接待行為【なんで私が逮捕?!】やってはいけない6つの基準

日本のギャンブル

日本の公営ギャンブルは、競馬、競輪、オートレース、ボートレース(競艇)、宝くじ、スポーツ振興くじ。

これらは刑法で保護されており風営法ではなく、警察庁以外の官庁がそれぞれの法律を基に管理を行います。

海外サーバーなので問題ないと謳うオンラインカジノは、賭博罪になると警察が公式声明を出しています。

感じたこと

風営法は「人の欲望には配慮するけれど、人生を台無しにしたり事件性があるものは規制する」という感じ?

色々な業態が生まれては消えてゆく中で、法律を用いて柔軟に対応するのは非常に難しいのではと感じました。

個人的には、最近問題になっているアイドル活動や、アプリガチャ制度も何かの法律で規制されると思います。

海外では日本のガチャ制度は違法で、一方でスポーツ賭博は海外で一般的らしいし、いろいろ難しいな…。

調べた系の記事

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