【サイコパス】シュビラシステム、犯罪係数などは現実になるのか?

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「PSYCHO-PASS(サイコパス)」はシステムによって管理される日本を描いたSF作品。

2012年に放映されてから1期、2期、劇場版、劇場版3部作、さらに3期が放映されました。

ストーリーと共に視聴者を惹きつけたのは、シュビラシステムをはじめとした科学技術。

アニメ「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の科学技術について実現しそうなものを紹介!

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PSYCHO-PASS(サイコパス)

人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測が可能となった、西暦2112年の日本。

この値は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼ばれ、重要な指標となっていた。

ストレスのない人生を送るために開発された、シュビラシステムが人々を管理。

中でも「犯罪係数」は、罪を犯していなくても規定値を超えた者は潜在犯となる。

監視社会での犯罪に対し、公安局刑事はドミネーターを用いて治安維持活動を行う。

本作品は、公安局刑事課の一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描いた作品である。

「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の技術

「PSYCHO-PASS(サイコパス)」作中には様々な未来の科学技術が登場します。

ここでは作中に登場する技術のうち「実現している/実現が近いもの」を紹介します!

スプーキーブーギーとか

作中では、ヘッドセットを装着することでバーチャル空間にログインしています。

この技術はOqulusQuestなどのVRゴーグルなどにより、部分的に実現しています。

参加者は自分のアバターを持ち、コミュニティーを形成したり広告報酬を得たりします。

まさにこれは、素顔を隠し架空の人格で活動しているvtuberそのものです。

バーチャルYouTuberは、YouTuberとして動画配信・投稿を行うコンピュータグラフィックスの日本発祥のキャラクター(アバター)、またキャラクター(アバター)を用いて動画投稿・配信を行う人。

https://ja.wikipedia.org/wiki/バーチャルYouTuber

作中ではアバターの持ち主を殺害し、その本人に成り代わる事件が登場しました。

Vtuberも、アバターを演じる人間の入れ替わりによって問題が起こったことがあります。

Youtuberすら予想が難しい時代に、ここまで予想している作品は他にはないのでは?

作中のようなコミュニティーになるための課題としては

  • 通信速度によるラグ
  • プライバシー問題
  • ネット依存への対策 など

VTuberの総数が9000人を突破(MoguLive)

サイマティックスキャン

作中では街頭スキャナにより人々の心理状態をモニターし、事件の事前防止をしています。

現在の技術では心理状態の正確な測定は難しいですが、対象に触れずに体温測定などは可能。

日本の空港でも、入国者の体温を監視して感染者を発見するシステムがすでに導入されています。

これを犯罪者に特有の脳波など(そんなものがあれば)に応用すれば犯罪者発見もできそう。

課題としては収集情報の扱い、イベントのような興奮状態での発見の難しさなどが挙げられます。

発熱者スクリーニング|赤外線サーモグラフィー(日本アビオニクス)

犯罪係数

サイマティックスキャンでこの値が規定値を超えた場合、潜在班として認識されます。

人間を数字だけで判断することは難しいですが、似たような指標は世の中に存在しています。

アリババやLINEをはじめとした企業が「犯罪係数」ならぬ「信用係数」を導入しています。

これは所有者の健康状態や社会貢献度などによって、利息や保険の適用額が変化します。

現時点では限定的な利用に限られていますが、将来的には信用係数が重要になるかも。

仮に犯罪係数ができても、免罪体質のような例外に対して従来の制度も残す必要があります。

総務省|平成30年版 情報通信白書|芝麻信用の概要

自動運転

作中ではパトカーの自動運転が可能ですが、安全面からかハンドルは存在します。

緊急時の操作、運転が好きな人も考えると完全に自動車が児童になることはないかも。

また完全に外部から操作するようになると、外部が襲撃された際に事故が起こります。

サイコパスの世界では自動車が空を飛ばないことが、逆に現実味を出していました。

ついに日本で走り出す! 自動運転“レベル3”の車が走行可能に(政府広報)

立体ホログラム

主人公の部屋の内装や警備ロボット、覆面パトカーなど立体ホログラムが多く登場。

部屋に最低限の家具を置いておけば、自由にカスタムが可能なのでかなり便利です。

一方ですべてがホログラムで包まれると、目に見えているものが信用できなくなりそうです。

何もない状態に立体ホログラムを投影する技術は、ハーフガラスや水蒸気などで実現が可能。

さらには光の残像を利用することで、全く何もない状態で立体を投影することも研究中。

リコー、裸眼で全方位から見られる立体映像装置を開発 22年度の実用化目指す

シュビラシステム

非常に画期的なアイデアですが、アニメ化したことで逆に実現が難しくなったと思います。

人間を数値化し、ビッグデータから効率の良い組み合わせを探す技術はまだ遠いです。

さらに善悪には明確な定義がないため、コンピュータに公平な判断をさせることはできません。

人工知能を作り上げた人の意見が必ず入り込んでしまうため、作中ではうまく対処しています。

しかしどんなシステムでも、成果を出せば国民は受け入れてしまうのではないかと思いました。

実際にはシュビラシステムは、免罪体質の人間の脳の集合体でした。

脳だけでの生存は、発表されている限りで豚の36時間が最長のよう。

豚の実験では、脳だけでも意識が残っているかはわからなかったそうです。

人間が脳みそだけで何十年も生きられる時代はもう少し後かもしれません。

胴体なし、豚の脳だけ延命させる研究に倫理的論争(BBC)

ドミネーター

これは明らかに無理だと思います。

イリミネーターの殺傷力が高すぎるし、体が内側からはじける意味が存在しません。

周辺のストレス値上昇が必須なので、あれはアニメの見栄えをよくするための演出でしょう。

パラライザー以上の能力を持つこと自体が世論の反対にあい、無理だと思われます。

肌に突き刺すスタンガン「テーザー銃」で攻撃する瞬間(GIGAZINE)

かなり現実に近いSF作品

中には途方もない技術もありますが、実現に向けて進んでいる技術も多いと思います。

今回は好き勝手に記事を書きましたが、面白いのでぜひ見てみてください!

私にとっては初めてのノイタミナ作品で、ディストピア風SFの世界の美しさに感動したものです。

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