【櫛野展正】櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展 in 東京ドーム

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東京ドームには野球場や遊園地だけでなく、「ギャラリーアーモ」という美術展示スペースがあります。

今回はそこで公開されていた「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展」の紹介を書いていきます!

気に入った作品

けうけげん

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芸人が好きで、自分で1000組もの芸人を生み出してきました。彼らには経歴と持ちネタがすべて割り当てられており、グループは解散や再結成を行っています。

伊藤輝政

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心臓に病を抱えていたため外出できず、誰にも見せることなく800台ものデコトラの模型を作り続けていました。現在も会社に努めながら大好きな車両作りに励んでいます。

ラーテルさん(アナグマハチロー)

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発達障害やうつ病、総合失調症を抱えて中学生のときに家に引きこもるようになる。彼女の作品には人間は登場せず、謎の生き物が多く存在する。

八木志基

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小学生の頃にウルトラマンの絵を好んで描いていたが、近年では自身の考案したキャラクターを描いている。彼の絵はボールペンで書かれており、下書きもなしに立体的な絵を書いていく。

稲村米治

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子供の昆虫標本を手伝う目的であったが、1970年に5000匹以上の虫で「昆虫新田義貞像」を作成、余った昆虫の供養のため20000匹以上で「昆虫先手観音像」を建立する。その後は昆虫像を作ることはなかった。

ストレンジナイト

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栃木県那須高原にある私立博物館「創作仮面館」の館主。人と会う際には必ず仮面をつけており、本当の顔を知る人はいない。世界的に注目されていたが、死後彼の経歴も「嘘」という仮面に隠されていたことが判明、話題を呼んでいる。

太久磨

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アニメーターを目指して上京したが挫折。オウム真理教の派生宗教アレフで10年ほどすごしたのちアレフを去る。ピカソの絵に感動し、アレフでの教えとともに「自画像としての植物」を書き始める。

ガタロ

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自らの掃除用具の絵を書く。ここでは毎日雑巾のスケッチをしたものが展示されているが、雀と友人が死んだ日にだけは死体とぞうきんを重ね合わせて雑巾を描いていない。

大竹徹祐

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幼少期からデジタル文字に興味を持ち、ノートやガムの包み紙の裏に番組の予告などを描いてきた。彼はそれを誰にも見せることなくずっと書き続けていた。

富松義孝

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通称「カラフルおじさん」。服や自転車の模様は全て自分でペンキを使って描いている。褒めてくれた人には服や自転車を寄贈してしまうため、自転車はすでに7台ほど寄贈したそう。

西本富美子

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72歳のときに写真教室に入り、続けてMac、Illustratorやphotoshopを使いこなし、ホームページを自作できるまでに上達する。90歳になった今でも作品を作り続けている。

一戸精一

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山奥で廃材を用いて巨大な生き物の模型を作っている。理ゆえは特になく、ボケ防止のためだとか。今回展示されていた作品は展示のために作成した小型(1メートル)の蜘蛛。

おまけ

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この日は展覧会の主催者、櫛野さん本人による作品の解説がありました!

パネルだけではわからない裏話なども聞けて楽しかったです!

「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展」感想

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↑こんな展示も

有名な人の作品だけでなく、一般人?の中から作品を探し出して展示するという試みがとてもおもしろいと思いました。

可笑しかったのが、展示品の多くが櫛野さんが作成者から頂いた私物であり多すぎて困っているものもたくさんあるということ。実際にショップで販売されていて笑いました!

さらに広島県には「クシノテラス」という櫛野さんが作ったアートスペースがあるそうです。

やりたいことリストに「クシノテラスに行く」が追加されました!

http://www.kushiterra.com/

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