【3331アーツ千代田】東京都の廃校を活用したアート施設と展示

旅行

コロナウイルスのせいでしばらく美術館巡りを控えていましたが、久しぶりに再会。

やっぱり美術作品を見ると外出できずにふさいでいた心も元気になることを実感します。

今回はMoMA別館を想起させる廃校を改装した芸術スペース「3331 Arts Chiyoda」に行ってきました!

3331 Arts Chiyodaとは

「3331アーツ千代田」は2005年閉校の千代田区立錬成中学校の校舎を改装した文化芸術施設です。

活動中の芸術家に中学校時代の教室をスペースとして提供し、作品の展示と販売を行っています。

他にもカフェや野菜販売、レンタルスペースや企業のサブオフィスとしても利用されています。

名前の由来は江戸時代から伝わる「3・3・3・1」の江戸一本締めからきているそう。

あらゆる人たちの「表現したい」という想いに寄り添う‘アートの拠点’と‘地域の憩いの場’が共存する当館では、2010年の開館以来、現代アートに限らず、建築やデザイン、身体表現から地域の歴史・文化まで、多彩な展覧会やイベント、ワークショップなど年間を通じて開催しています。

https://www.3331.jp/

3331アーツ千代田に行ってみた

以前購入した東京の美術館を紹介している本で気になっており、やりたいことにリストイン。

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コロナウイルスも多少マシになったので日暮里の「ギャラリー猫町」と合わせて行ってきました!

芸術家が商品を展示してその場で販売も行っているという点では二つの施設は共通していました。

入場料は無料

3331アーツ千代田は展示を鑑賞するだけなら入場料は無料です。

別に行われているイベントに参加するには別料金がかかるようでした。

行った時には施設全体を使った謎解きゲームが行われており、なかなか本格的そう!

入ってすぐのところにカフェと野菜の直売所、アーティストの作業場?がありました。

単なる展示施設にとどまらず、地域交流みたいなのがあると何だかほっこりします。

プリントなどが入っていたであろう棚には全国の美術館の企画展のパンフレットがずらり。

ここで初めて「草間彌生美術館」と「埼玉県立近代美術館(MOMAS)」の存在を知りました。

また行きたい場所が増えたな…

企画展「ワンピース倶楽部展 Vol.13」

現代アートマーケット拡大のため1年に最低1つの現代アート作品を購入する「ワンピース倶楽部」。

名古屋、関西、金沢、北海道、四国、九州、インドネシアに支部を持つかなり大きな集団らしいです。

彼らの作品を購入した理由とともに展示する企画展が運よく9/25,26,27と開催されていました。

1、ワンピース倶楽部の会員は、一年間に最低一作品、現存するプロの作家の作品を購入します。

2、ワンピース倶楽部の会員は、自分のお気に入りの作品を見つけるために、ギャラリー巡りや、美術館巡りなど、審美眼を高めるための努力を惜しみません。

3、ワンピース倶楽部の会員は、各年度の終了したところで開催される展覧会で、各自の購入作品を発表します。

https://www.3331.jp/schedule/005233.html

個人的にはいろいろな作品を少しずつ楽しみたいので、今回の企画展はとても楽しめました!

写真撮影も許可されていたため、気に入った作品をいくつか紹介。

左:サメとくじら/池平徹平、右:POOL(GREEN)/永井博

優しい色合いだったり、逆に目に刺さるような色使いどちらかに振り切っているほうが好きかも。

左:Tape/Noriyuki、右:ナマコによる茶器の演奏/片岡純也

独自のキャラクターがかわいらしく芸術作品らしさがないのと、単に発想が天才的。

二階以降:各芸術家ブース

二階は芸術家ごとに教室が1つ割り当てられており、そこで作品の展示と販売を行っています。

今回はそこまで刺さる作品がなかったので、また時期を置いてきたいと思います!

個人的に同じアーティストの作品が並べられていると退屈に感じてしまうんだよな…

上の作品はちょっと名前わからず「nakajima mugi / luminous dropping incline」とありました。

3331アーツ千代田の感想

廃校舎を改装しているという点で、アメリカのMoMA の別館「SP1」を思い出しました。

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当時使われていた水道や教室、体育館や職員室の黒板などが残されているところに遊び心を感じます。

MoMA と異なり芸術家が教室に在中し、その場での販売もあるため目線が少し気になりました。

製作者との距離が近い一方、一人でじっくり見たいという人は少し気になるかもしれません。

芸術施設としてだけでなくラジオ録音やオフィスなどとして施設を有効活用できていると思いました。

施設の維持や芸術家支援のためにも入館料をとっても良いと思える内容だったのでおすすめです!

東京の美術館、博物館

https://itsuki-campuslife.com/museum-review-anaguranouta/
https://itsuki-campuslife.com/museum-okamototarou/

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