映画「帰ってきたヒトラー」感想!独裁者は現在にも現れうるか?

感想文

ナチスの党首として悪名名高いアドルフ・ヒトラーですが、実際に彼が行った悪行というのはあまり知られていないのではないでしょうか。

そんな彼が現代に再び現れたらどうなるかという作品が映画化されていることを知り、みてみることにしました。

今回は映画「帰ってきたヒトラー」のあらすじ、感想を書いていきます!

アドルフ・ヒトラー

1889年4月20日誕生のドイツの政治家。ドイツ国首相、および国家元首であり、国家と一体であるとされた国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の指導者。

1933年に首相に指名され、1年程度で指導者原理に基づく党と指導者による一極集中独裁指導体制を築いたため、独裁者の典型とされる。

ユダヤ人などに対する組織的な大虐殺「ホロコースト」を主導したことでも知られる。敗戦を目の前にした1945年4月30日、自ら命を絶った。

アドルフ・ヒトラー – Wikipedia

小学生の伝記にできるような立派な人物ではないため、逆に彼について学ぶ機会は少ないのでは。

今作品についても、彼の行ってきたことに関しては全く触れられず彼が現代でなにを行ったかにのみ触れています。

 「帰ってきたヒトラー」あらすじ

現代にタイムスリップしてすぐに情報収集に走るあたり、さすが人の上に立つ人の行動です。

芸人だと思われながらも、確実に支持者を増やしていきます。


ザヴァツキはユダヤ人である恋人の母に対するヒトラーの発言を聞いて、彼に不信感を抱きます。

そして初めに撮影したビデオを見て彼が本当のヒトラーでタイムスリップしてきたことを確信します。

しかしそれをテレビ局に伝えてもだれも相手にしてくれません。
彼の魅力に取りつかれて彼に心酔しているのです、。

誰にも信じてもらえないザヴァツキは、再びヒトラーによる独裁政治が起こるのを防ぐためある行動に出ます。

「帰ってきたヒトラー」登場人物

アドルフ・ヒトラー

1944年の総統用防空壕から2014年のドイツにタイムスリップしてくる。

この作品の原題は「Er ist wieder da(彼が帰ってきた)」。

ティムール・ヴェルメシュが2012年に発表した風刺小説がベストセラーになり映画化されました。

見ながら考えていましたが、かなり意見の分かれそうな作品でした。

ヒトラーについて好意的に書いている場面が多かったので。

実際後から調べたところ、ドイツ内で物議をかもしたそうです。

自分がタイムスリップしたとわかっても、ひとまず情報を収集することから始めるなど、冷静である。

またナチスを作っただけの人を引き付けるカリスマ性を持っている。

フランク・ザヴァツキ

テレビ会社「フラッシュライト社」の社員。

一度会社をクビにされたが、ヒトラーを見つけ彼のドキュメンタリー番組を作る。

その後ヒトラーのおかげで会社に復帰する。

カルメン・ベリーニ

フラッシュライト社の女副社長。

冷静沈着で判断力にたけており、ヒトラーも彼女を高く買っていた。

ヒトラーのカリスマ性にいち早く気づき、批判を覚悟でヒトラーをテレビ出演させる。

ヨアヒム・ゼンゼンブリンク

フラッシュライト社の社員。

トップの座を狙っているが、小心者なので出世できない。

後半でトップとなるが、実力不足で彼の担当部門はつぶれてしまう。

「帰ってきたヒトラー」感想

※ネタバレ注意!

この映画は前半と後半でだいぶテイストが違うように感じられました。

前半は新しい時代についていけないヒトラーが現代の生活に戸惑いを覚えている滑稽なシーン、

後半は彼の魅力にひかれて再びナチスが台頭するのではないかという緊迫感

そして最後のどんでん返しに驚かされました!

今回のどんでん返しを可能にしているのがザヴァツキによるヒトラーの映画作成です。
シリコンを使った本物そっくりのマスクをかぶることで本人と俳優の見分けがつかなくなります。

ザヴァツキがヒトラーを撃ったとき

撃たれたヒトラーは落ちる途中で元の世界に戻り、後ろにいたのは彼の幻
というストーリーで映画が完成

この時点で実際にヒトラーは何らかの理由でいなくなっており、皆が彼を悼む

というわけでもなく、ヒトラーは健在でザヴァツキが精神病院に収容されている

最後の白い部屋のザヴァツキを見た時には背筋がぞわっとしました。

ザヴァツキとヒトラーのやり取りは一体どこまでが現実だったのでしょうか?
もしかしたら、ザヴァツキは病室から飛び出しす前に取り押さえられ、既に精神病院に入れられていたのかもしれません。

コメディーや → 少し深刻 → ホラー

という特殊な構成でした。

小説版ではどのように描かれているか気になります! 

まとめ

てっきりギャグだと信じていたのでいい意味で裏切られました。

実際に彼が現代に蘇ったらナチスと同じことは起こってしまうのでしょうか?

そうではないことを祈ります。

この映画を見ていると、やはり優秀な人は危ない思想に傾倒すると危険だということが分かります。

優秀なので将来たくさんの人を動かし独裁者の基盤を作ることができるので。

オウム真理教の信者も高学歴の人が多かったそうです。

この映画のメッセージは「独裁者はどこにでもいる」ということかな、と考えました。

良ければ見てみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました