残酷すぎる成功法則

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残酷すぎる成功法則

こんにちは、学生リポーターの樹(@itsutsuki3)です!

今回は書籍、「残酷すぎる成功法則」について紹介します。

「残酷すぎる成功法則」著者

例(成功するにはエリートコースを目指すべき?)

成功する人はやはりエリートコースが多いのか?という問いは昔からあるのではないでしょうか?大学に通う友人の中にも「大学に行っておけば就職に有利」と言う人も少なからずいます。ボストン・カレッジの研究者であるカレン・アーノルドは、一九八〇年代、九〇年代にイリノイ州の高校を首席で卒業した八一人のその後を追跡調査しました。彼の出した結論は

  • 首席たちの多くは仕事で順調に業績を重ねるが、彼らの圧倒的多数は、それぞれの職能分野を第一線で率いるほうではない
  • 優等生たちは、先見の明をもってシステムを変革するというより、むしろシステム内におさまるタイプだ

理由としては、彼らは言われたことを行う才能、試験で良い方法を取る方法には秀でているが、何か革新的なことを行う能力はそれほど高くないこと、学校というのが特定の分野のみを特化させるための機関ではないことが挙げられます。

むしろエジソンアインシュタインのように、学校で苦労し成績の悪かった生徒のほうが高収入を得ていることもあります。

  • 一つのことに秀でているが社会には適合できない
  • 社会に適合しているが革新的なアイデアは出せない

私たちは「最良」になろうとしてあまりに多くの時間を費やすが、多くの場合「最良」とはたんに世間並みということだ。
卓越した人になるには、一風変わった人間になるべきだ。そのためには、世間一般の尺度に従っていてはいけない。
世間は、自分たちが求めるものを必ずしも知らないからだ。むしろ、あなたなりの一番の個性こそが真の「最良」を意味する。

  1. 自分自身を知ること。実直な人びとは学校、あるいは、明らかな答えや既定のコースがある場所で功績をあげられるが、決まった道がないところでは、かなり苦戦することになる。どちらかというと規格外の場合、既存の体制に従おうとしても、成果が限られるかもしれない。それよりは、自分自身で道を切り開こう。リスクをともなうが、それがあなたの人生だ。
  2. 自分に合った環境を選べ自分のタイプがわかったら、それを最大限に活かせる場所を探します。自分の強みを活かせる、それを最大限に評価してくれる場所です。エリートが他の会社で失敗する理由は環境に理由があることが多いそうです。彼が優秀だから成功していたのではなく、偶然彼の気づかない周りの環境が関係していることが多いです。


100人の出生から死亡までを追い続けた「 試験」が興味深かったです。

またあとがきには、今回この本で紹介した実験も完全なものでないということが触れられています。被験者の偏りや、個人による差なども踏まえて考える必要があるということが書いてありました。

将来にあまり明るい期待が持てない僕らの世代がどのようにして将来にゴールを設定すればいいかも詳しく説明されており、自分の目指すべき道が少し見えてきた気がします。

個人的に面白いと思った意見

  • 睡眠はとても大切
  • ToDoリストより予定表
  • 達成感のない仕事は寿命を縮める
  • 自分にとっての「十分なライン」を決める
  • 選択肢を減らす
  • 出来事をゲーム化する

この本が他の作品と異なるのは、きちんと根拠を示しているということ。
基本的にこのような自己啓発本は、

著者の個人的な経験から読者に方法を紹介する
歴史や哲学、あるいは宗教などを根拠とする

ものが多いがこれらの本に共通するのが「エビデンス(証拠)」がないということです。

この著書では過去に行われた実験によるデータ、歴史上の有名な人物などに焦点を当てているため、とても説得力があります。
また、方方の性格や方法だけでなく対局に位置するものでも対照実験を行っており、理系からすると非常に説得力のあるレポートとして読むこともできます。

エビデンスのある主張は病気の治療法に似ています。
つまりその方法(治療法)を実践すれば必ず成功するわけではないが、根拠のない方法(水に向かって祈る)を行うよりはよっぽど効果があります。

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