理系大学生の読書記録【7月】

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理系大学生の読書記録【7月】

Twitterの「#いつきの本棚」や読書メーターで読んだ本の記録をつけています。

インプットだけではつまらないと思い、1ヶ月ごとに読んだ本を振り返ってみます。

今月は暇な時間が多かったせいか読んだ本の冊数が19冊と異常に多かったです。

7月に読んだ本【19冊】

お金の大学:両学長

Youtubeやブログで有名な「両学長」が学校では教わらないお金の仕組みについてイラスト付きで解説する書籍。

お金の節約方法から会社を首になったときや個人事業主になった際の社会保障や税金の仕組みまで幅広く解説されています。

訳もわからず積み立てNISAで買っていた投資信託が、この本で紹介されていた通りの銘柄で驚きました。

お金についてよく知らない初心者にはとっかかりやすい書籍だと思います。

屋上のテロリスト:知念実希人

題名に惹かれて本屋で購入しましたが、新刊ではなかったので図書館で借りればよかったと少し後悔。

前半のWW2の日本ifは背景知識があるととてもワクワクする展開でサクサク読めました。

後半は話のオチが読めてしまうことから前半のような緊迫した雰囲気が失われてしまったのが残念。

「やりたいこと」の見つけ方:八木仁平

今月はTwitterのインフルエンサーの本を読む機会が多かった気がします。

「ミニマリストしぶ」さんのブログに時々登場していた「やぎぺー」さんによる自己分析の書籍です。

自分の「好きなこと×得意なこと×大切に思うこと」の3つの領域が重なる部分で自分の仕事を探すというのは結構しっくり来ました。

ただ実際にその職業に行けるかというと難しいな…という感じでさらにそれに「自分の置かれている状況」を考慮すべきかなと思いました。

セキュリティはなぜ破られるのか:岡嶋裕史

ランサムウェアとかトロイの木馬とかクラッキング関係が好きですが、詳しくないので理系御用達のブルーバックスで。

予想通り完璧なセキュリティというのは作れないため、いかに起こる事件を想定して動けるかが大切だという結論。

結局セキュリティが破られる原因というのは、それを使っている人間だというのはソーシャルエンジニアリングの有効性から明らかですね。

国盗り物語:司馬遼太郎

燃えよ剣」、「竜馬が行く」となかなか楽しく読めたので次は斎藤道三が主人公の「国盗り物語」に手をつけてみます。

個人的には竜馬はいい人すぎて読んでいてつまらなく感じてしまったため、道三のようなはじめから悪党というキャラクターは面白い。

戦いにしろ商いにしろ女にしろ全力で取り組む道三が今後どのように天下に君臨するかが楽しみです(ちなみに歴史背景は知らない)

金属材料が一番わかる

大学院試対策のために読んでました。

理系大学の本棚に置いてある「簡単!」とか「マンガでわかる!」とか「一番!」とかつく本って結局ある程度の前知識が必要なんですよね。

その点文系でも読みやすいブルーバックスの新書はすごいと思うので、読んでみることをお勧めします。

パプリカ:筒井康隆

本屋のポップに「ヤバい方のパプリカ」って書いてあったのが衝撃的で読みました(センスのあるポップがある書店っていいよね)

Youtubeでアニメ版の一部を見たことがありましたが、それにも勝る狂いぶりでした。

聞いたことがある名前だと思ったら「時をかける少女」の作者だそう…まじか。

after GAFA:小林弘人

先日GAFAの公聴会があったのでなかなかタイムリーな話題。

しかし実際の内容はGAFAに個人情報を抜かれないためのブロックチェーンの説明と活用例が多くを占めていました。

デジタルの普及によって希少化した技術に回帰する「リバースエクスペリエンス」という考え方が面白っかたです。

わたしを離さないで:カズオイシグロ

一度読んだことがありましたが、序盤で思い出せなかったため結局もう一度読むことに。

ドラマ化したことで、施設の子供達の正体について世間にある程度ネタバレしましたが、その視点で読むのも面白い。

将来的に十分あり得る世界の話だなとしみじみ。

十二人の死にたい子どもたち:冲方丁

PSYCHO-PASS」と「天地明察」の作者が同じと知ったときはめちゃくちゃ驚いた、時代物&SF小説二刀流の冲方丁氏。

映画にもなった作品のストーリーは集団自殺を計画した12人の子供の前に現れた誰も知らない13人目の死体の謎を解くというもの。

謎解き要素が多く複雑ですが物語としては面白かったです!

月の満ち欠け:佐藤正午

人間は遥か昔、月が満ちかけるように何度も生まれ変わることで命をつなぐのではなく子孫を残して死ぬ方法を選んだらしい。

これはある女性が愛する男性に再び出会うため、月が満ち欠けるように生まれ変わりを続く物語。

生まれ変わった女性と、彼女に憑依された少女のセリフが区別できなくて途中わからなくなることもありましたが面白かった。

豆の上で眠る:湊かなえ

文章が冗長なのと後味のあまりの悪さからあまり得意ではない湊かなえ作品ですが、今作品は連載だったということでテンポよく感じました。

作品のヒロインである少女と同様のある疑念を読者にも持たせながら物語が進みますが、結末は良い意味で裏切られた。

扱っているテーマが同じだからですが福山雅治さんが父親を演じる、ある映画を思い出しました。

重耳:宮城谷昌光

年配の方に勧められた「天空の舟」が予想以上に読みやすかったことから、関連書籍に手を出しました。

歴史小説は小学生の頃から苦手意識を持っていたので、最も難解そうな中国史にチャレンジしている自分を褒めたいです。

日本の戦国武将と大きく異なるのは、兵をあげるときや帝を幽閉するときに方角や日付、占いの結果を非常に重視すること。

楽園のカンヴァス:原田マハ

暗幕のゲルニカ」が非常に面白かったのでいつか読みたいと思っていた一冊ですが、アメリカ旅行に行く前に読んでおきたかった…

作者の原田さん自身もMoMAの仕事に関わったことがあるというのが、個人的に最も驚いたことですかね。

ちなみに今作品の象徴である「夢」に至っては全く興味がなかったようで、あったかどうかすら覚えていませんでした…

怪物の木こり:倉井眉介

ミステリー小説は嫌いではないですが、「このミステリーがすごい!」のノミネート作品でしっくりくるものにあったことがないです…

前回読んだ「カササギ殺人事件」も微妙だったんだよな…

主人公がサイコパスの殺人鬼という設定は面白いと思います。

三体:劉 慈欣

新聞で見かけた際には気にも止めませんでしが、vtuberの届木ウカさんが言及していたので気になって購入。

最初の緊迫感から、テーマが宇宙戦争らしいと分かって少しテンションが下がったが、SF要素てんこ盛りの内容は面白い。

作中のVRゲーム「三体」での人力コンピューターや、三体人の陽子低次元展開などのアイデアは実現可能性を感じられました。

文学部唯野教授:筒井康隆

「パプリカ」を読んでいたら知り合いに勧められた一冊。勧められた本をいかに早く読めるかが仲を深めるコツだと思っています。

教授として授業をする傍で人気作家として作品を執筆する唯野教授とその周辺の物語。

本編中で文学の授業が行われますが、もともとAI関係の知識で知っていた「記号論」以外は理解不能…

人の悪口がエイズであったり、蟇目が暴れまわるシーンにパプリカの片鱗を見た気がする。

パラ・スター:阿部暁子

書店にあった集英社文庫の「ナツイチ」をかたっぱしから読んでみようかと思い立ちました。その手始め。

自動車事故にあいか半身不随になった少女が車椅子テニスで世界を狙う話で、子供向けかなと思ったが意外と話に引き込まれました。

東京オリンピックを意識して書かれており、こんな今読むと少し切ない気分になる…

偉大なるしゅららぼん

昔にヤングジャンプでこのマンガが連載されていて、ふと手に取ったときに1話だけ読んだことがあり気になっていた。

確か読んだのは淡十郎がフラれて泣き叫ぶシーンと思う、題名のインパクトからかずっと覚えていたので借りました。

話の背景やキャラクターがまるで漫画みたいで、斬新な小説だなと思いました。

読んだ本を振り返って

やっぱり小説、特にフィクションが好きだなと再認識。一方でノンフィクションと恋愛モノの摂取が足りないです。

理系らしくもう少し専門書も読まないとまずいかな。

自己啓発書は読みすぎると沼にハマるってクロネさんも言っているので、ほどほどにしたいと思います。

来月以降は15冊くらい読めれば御の字でしょうか?

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